今年も残すところ今日を入れて三日となりました。
この時期、各地で迎春準備の様子が報道されています。
各家庭でもお正月には、色々な過ごし方がありますが、正月の様子も様変わりしてきています。
お正月には欠かせない「おせち料理」も家庭では作らなくなってきています。
その理由の一つに、有名ホテルの「おせち料理」が予約販売されたり、元旦から多くのスーパーや百貨店が開店していることも原因ではないでしょうか?
何時から、元旦から開店するようになったのでしょうか?
それでなくとも”家庭の味”が薄れている昨今、せめてお正月の「おせち料理」を家庭で作って、新年を祝いたいものです。
さて、その「おせち料理」は、今は正月用に作る料理をさしていますが、もともとは、「節(せち)」は季節の変わり目をいった言葉で、変わり目となる日を「節日(せつにち)」といい、この日にお祝いが行なわれ、その時の料理のことをいいました。
「節日」に作られる供物を「節供(せちく)」といい、もともとは平安時代の貴族たちが行なっていたものですが、節供としての料理を「おせち」というようになって、一般庶民に広まったのは、江戸時代後期で、案外新しいものなのです。