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続・視聴率は信頼出来るのか?

2007年12月20日 13時38分28秒 | 独り言・社会・ニュース

昨日の続きです。
そもそも、各地域で600世帯の統計で全体の視聴率の割合が推定出来るものなのでしょうか?

統計学とは、様々な統計によって得られた数値を数学的に研究する学問ですが、視聴率と統計学とは密接なつながりがあります。

  
     今日の絵な、”紅白のかぶら”  F8号

サンプル数を出すのには
 サンプル数=(有意水準)の2乗Xp(1-p)÷(目標とする誤差)の2乗
という数式を用います。

有意水準という計算結果によって導き出された数値が実際に当てはまらない確率を用います。
一般的にはこの数値を5%として取り扱います。
また、サンプル数は多い方が良いので、p(1-p)を最大になるp=0.5を使います。
目標とする誤差を0.05(5%)として計算すると、サンプル数は384.16という数値が出てきます。

つまり、384世帯の視聴率を調査すれば、実際の視聴率は95%の確率で、算出された視聴率の±5%の範囲に収まっている、ということになります。

600世帯を調査していますので、この数値は、計算で出された384より大きく、若干ながら信頼度は高いのです。

例えば、600世帯を調査して20%という視聴率が得られたとすると、実際の視聴率は95%の確率で20%±数%です。

この方法は、世論調査でも同じ事が言えます。
TVなどで、内閣支持率を算出していますが、1000件の調査をして、有効数が(サンプル数)384件以上あれば95%の確率の信頼性があるということになります。