先日、久しぶりに伊丹の昆陽池に行ってきました。
ここは、散歩のコースの一つで、毎年この季節になると多くの渡り鳥が飛来してきます。
ここは、阪神間でも野鳥の楽園として知られています。
が、この数年、年々渡り鳥が減少しています。
報道によれば、多いときには1万羽を越える野鳥が飛来していたのが、今年は1千羽ほどになっているそうです。
そういえば、湖面一体に野鳥が埋まっていたのですが・・・・・
奈良時代の高僧、行基が731年に農業用にため池として造ったもので「昆陽(こや)」という地名は、古代の地名「児屋郷(こやきょう)」にちなんだもので、歌人、藤原定家が詠んだ漢詩にも「昆陽池」の名が出ているそうです。
野鳥の減少の原因として言われているのが、今年の3月まで環境浄化対策を実施しており、その時に湖底の汚泥を約3万㌧取り除いたが、この工事に数年かかった影響で、野鳥が羽を休めることが出来ず、徐々に減少したと言われています。
同時にカワウが増え、エサがなくなったのも減少の原因の一つで、地球温暖化も一因かもしれないとも言われています。
この野鳥の群れにエサをやっている子供の頭すれすれに飛んでくる様は、なんとも微笑ましく、自然の素晴らしさを感じます。
人間は自然には、勝てないことを再認識しなくてはなりません。
自然は、自然にしておきたいものです。