今、インドネシアのバリ島で「気候変動枠組み条約第13回締約会議」(温暖化防止バリ会議)が開催されています。
京都議定書後の後の枠組みを決めようと各国が集まっているのですが、自国の利益ばかりを考えて世界や人類の将来のことを考えておらず、中々決まらないようです。
一口に温暖化といっても、原因はたくさんあります。
炭酸ガスの排出などによる大気汚染、森林の伐採などによる砂漠化、それらによる異常気象などなど。
温暖化の弊害
それらが複雑に絡んで、北極の氷の崩壊、酸性雨、山林火災、開発による生物の絶滅危機などが今後益々増えてくるもとと思われ、それが地球規模で起こって来ていることが心配であり、果ては人類の危機でもあるのです。
世界の平均気温の推移と予測
何十年後にあの時にもっと防止策を世界中でやっておけば良かったと後悔することだけは避けたいのですが・・・・・
特に今回開催されているインドネシアでは、森林伐採が酷く、多くの弊害が発生しています。
森林は、生物の多様性の保全や水源の涵養(河川水量の平準化で洪水などを防ぐ)、二酸化炭素の削減することによる地球温暖化を緩和する働きがあるのですが、その面積が減少しています。
世界の森林面積の減少は・・・ 砂漠化の原因
森林減少の主な原因として、違法伐採、農地開発、森林火災、燃料用伐採、過放牧(家畜を牧草の発育に追いつかないほど過密に放牧すること)などです。
つまり、森林伐採することによって、回りまわって地球温暖化につながり、果ては砂漠化が進んでいくのです。
世界の砂漠化
世界第3位の木材輸入国である日本は、熱帯地方の農作物であるバナナやゴム、アブラヤシなどを大量に輸入しており、実際の木材輸入量以上に森林減少を助長していることを認識しなくてはなりません。