バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

聴けず話せず… 身振り手振り

2009年02月25日 23時03分16秒 | バス運転士

今日の後半戦は、昼から夕方までの某大手ショッピングセンター町中編だった。午後2時前、ショッピングセンターで次々と降りて行く乗客たち… 一人の外人さんから「Takeoff?(少なくとも私にはそう聞こえた)」と声を掛けられた。私が「離陸? なんのこっちゃ…」と考えていると、彼は「Same?(少なくとも私にはそう聞こえた)」と言い直した。私は「帰りの乗り場も同じくココかと尋ねているのか?」と思って、「えぇ…(なぜか日本語である)」と言いながら二度三度と頷いた。すると彼は「分かった」とでも言うように、笑顔で降りて行った。

それから約1時間後、ショッピングセンターにバスを着けると、アッという間に“満員御礼”になってしまった。この時季は、敷地内で確定申告の受付をやっているので、特に乗客が多いのだ。何気なく左方へ視線を移すと、先程の外人さんが大きな荷物を持って一番前に立っていた。その時、まだ乗車口の外には数人が立っていたので、私はもう少し前へ詰めるように手で合図をした。彼はすぐに詰めてくれたのだが、それと同時に荷物を前扉内側のステップに置いてしまったのだ。私は、その荷物を覗き込む動作をしてから、両手で扉が内側に開くジェスチャーをしてみせた。すると彼は「分かった」と言ったかどうか分からないが… 荷物を持とうとしたので、私は「着いてから…(また日本語である)」と言いながら駅の方向を指差した。それでも、彼は分かってくれたようで、荷物を持つのをやめた… 本当は日本語も分かるんじゃないのか? ハハハ…

入社当初に比べたら、かなり“外人慣れ”してきたつもりだったが… まだまだ! 突然のこととはいえ「Yes」の一言すら出てこないとは… 情けない! 今、私が高校入試問題の英語をやったら… 何点だろう?(60点くらいかなぁ… 甘い!?)