あるバス停を発車しようとした時、右車線を走って行ったマイカーの後部座席から手を振る子供たちに気が付いた。もちろん、私も軽く手を振った。ところが、すぐ先の交差点の信号が赤になり、そのマイカーは止まった。そして、私のバスは左車線を進んで行き… その車の後部座席とバスの運転席がちょうど横に並んでしまった。
後部座席の子供は3人で、バスに近い方から男の子、女の子、女の子と座っているようだった。女の子たちは手を振りながらも、顔を出したり隠したり… 照れくさそうだった。正直なところ、私も少し照れくさかったのだが… 子供の要望には出来る限り応えなければならないので、何度も何度も手を振った。すると、男の子が車の窓を開けて「頑張って下さい!」と言ったのである。
私は驚きながらも「すぐに窓を開けて“ありがとう”と言わなきゃ!」と思ったのだが… それと同時に「声を出すと乗客に気付かれるし… (ちょっとしたことでもギャーギャー言う乗客がたまにいるらしいので)やり過ぎは禁物だろうし…」とも思ってしまった。
そこで、私は窓を閉めたまま男の子の目を見て、右手でグッと拳を作って“頑張ります!”という意思表示をした。すると、男の子も真似をして、右手でグッと拳を作ってくれた。そして信号が青になり、最後は「さようならぁ~!」と手を振った… あぁ、やっぱり子供たちとの交流は楽しいし、癒されるなぁ~