バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

質問、質問、質問… そして…

2010年08月10日 18時10分15秒 | バス運転士

週末の昼過ぎ、バスレーンくねくね路線を走っていた。ある時、一人の若い男性が「○○へ行くには、どこで降りたらいいですか?」と尋ねたので、私は「☆☆停が近いようです。皆さん、そこで降りられますよ」と答えた。

しばらくして、彼は「○○に近い(電車の)駅はありますか?」と尋ねたので、私は「一番近いのは◎◎駅ですが、歩いて7~8分かかりますよ」と答えた。

すると彼は「この次の△△停の近くには駅がありますか?」と尋ねたので、私は「▽▽駅がありますけど… 少し戻らないといけません」と答えた。

続けて彼は「××停はどうですか?」と尋ねたので、私は「おいおい、最初の○○はどこへ行っちゃったんだ!? ××停なんて方向違いだぞ! ひょっとして○○が目的地ではないのか!?」と思いながら「えぇ、すぐ近くに(※※駅へ下りる)階段がありますよ」と答えた。

しばらくして、またまた彼は「☆☆停から○○までは(歩いて)10分くらいですよね?」と尋ねたので、私は「私は実際に歩いたことはありませんが、まぁ… それくらいだと思いますよ」と答えた。さらに私は「今日は☆☆停で降りて○○へ歩いて行く人が他にもいると思うので、一緒に行けば(道に迷うこともなく)大丈夫ですよ」と言った。

それなのに彼は、△△停の手前の交差点で信号待ちをしている時に「ここで降ろしてもらうわけにはいきませんよねぇ…」と言ったので、私は「そんなことをしたら、みんなが“私はここ!”“私はここ!”となってバスが進みませんので…」と笑いながら断った。

その直後、△△停で止まった時に、彼は「やっぱりここで…」と言って降りてしまったのである。☆☆停まで、あと僅か二つなのに… まさか▽▽駅から◎◎駅まで電車で行って、そこから○○まで歩いて…??? まったく… 何を考えているのかサッパリ分かりません。まさか「誰でもいいから話をしたかっただけ」だなんて“無差別対話”の常習犯(?)だったりして…