某駅を発車しようとしたところへ、一人の若い女性が携帯電話で話しながらやってきた。そして彼女が「このバス、○○へ行きますか?」と尋ねたので、私は「はい、すぐ次ですが…」と答えた。彼女が携帯をたたんで「何円ですか?」と言ったので、私は「200円です」と答えた。
某駅を発車して… すぐに若い女の話し声が聞こえてきた。しかも大声で笑っている… さっきの女が携帯電話で話していたのだ。私が「バスの中では電話をやめてください」と言ってから間もなく、バスは赤信号で止まった。すると「ピィーッ!」と降車ブザーが鳴り、その女が携帯で話しながら降車口(中扉)の前に立った。
私は車内ミラー越しに女を見ながら「電話やめてって言ってるでしょ!!」と声を荒げた。すると女は「すいません…」と言って電話を切った。が、すぐに「ここで降りたいんですけどぉ~」と言ったので、私は「ここはバス停ではないので…」と感情を伴わない声で断った。
すると、何を思ったのか… 女はわざわざ前へやって来て“助手席”に座ったのである。私は「何か企んでいるのか!?」と思ったので、○○停ではその女しか降りないと分かっていたけれど「ご乗車ありがとうございました、○○停です。お忘れものございませんようお確かめください」と、いつもと変わらぬ台詞をいつもと同じように言った。結局、女は何を言うでもなく、黙って降りて行った… 一体なんなんだよぉ~、好きなら好きってハッキリ言えよぉ~!(アホか…)