バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ボケは伝染する!?

2015年10月11日 22時23分05秒 | バス運転士
某地区巡回バスを運行中のこと… 必ずと言っていいほど乗降客のあるバス停に近付いた時、歩道に乗客の存在を確認した私は、停車態勢に入りながら「ご乗車ありがとうございました~」と言った… その瞬間! 降車ランプが点いていないことに気が付いた。が、私は見なかったことにして「お忘れ物ございませんよう、お確かめ下さい」と言い切ってバスを止め、前扉と中扉を同時に開けた。

当然のことながら、車内の人たちに動きはなく… バス停で待っていた3人のお年寄りが、1人ずつ前扉から乗車開始… と、その時! 背後席に座っていたお姉さんが「あのぉ… すいません、降りたいんですけど…」と言いながら、通路に降り立ったのである。そういう場合、普通は黙って降りて行くのだが…???

既に中扉を開けていたボケな私は「はぁ… どうぞ…」と言うしかなかったのだが、今バスに乗ったばかりのお婆さんから「(中扉が)開いてないから降りれないんじゃないの? 開けてあげて!」と言われてしまい… 私が「そりゃま確かに… 降車ランプが点いているのに、中扉を開け忘れることもあるけれど… 今回は…」と心の中で呟いているうちに、お姉さんは中扉から降りて行っ…

と思ったら、今度は… 助手席に座っていたお兄さんが、少し慌てたように席を立ち… 足早に中扉から降りて行ったのだった。このぉ… お姉さんといい、お兄さんといい… 一体なんなんだぁ~! ん? 2人が座っていたのは、運転席に近い背後席と助手席… 私の若年性ボケマツイダーが移ったのかもしれないなぁ~ ハハハ…