三が日は運賃２００円！？

今朝６時前…　出撃前の休憩室で「松井さん、一昨日の某大手ショッピングモール付近はどうでした？」と、“勤務コースの順番が私の次になっている”運転士さんから聞かれ…　私は、ココにも書いたように「スイスイだったよ」と答えたら、「ウソォ～！　昨日は２０分も遅れましたよ」と驚いていた…　あれまぁ、やっぱり…　ご愁傷様です。とか言いながら、実はちょっとだけ羨ましかったりして…

さて、さすが正月というべきか…　大人運賃が２１０円に値上がりして、既に４か月が経っているにもかかわらず…　この三が日は“運賃箱に２００円だけ入れて堂々と通路を歩いて行こうとする人”が思ったよりも多かった。しかも、呼び止められた人のほとんどが「えっ？　２１０円！？　いつの間に…」という感じだった。ひょっとして、年に一回しかバスに乗らない人たちなのだろうか…？？？

そういえば…　私が２００１年の夏（だったかな？）に入社して、初めての正月を迎えた時…　ある始発地点に“古い破魔矢など”を持った人がやって来て「あれ？　ここから某神宮へ行くバス、あったよねぇ～？」と言ったのだが、見たことも聞いたこともない路線について、私は何も答えられず…　実は、その路線は２００１年の５月（私が入社する直前）になくなっていたのである。今思えば、その人も年に一回しかバスに乗らない人だったに違いない。

また、昨日は…　あるバス停で父娘（お爺さんとおばさん）が乗ったのだが、お爺さんが２００円だけ入れて行こうとしたので、私が運賃箱の画面表示を指差しながら「すいませぇ～ん。あと１０円お願いします」と呼び止めると、お爺さんは「えっ！？」と驚き…　おばさんが「あれ？　行く時は２００円だったのにねぇ～！」と言ったのだった…

それに対して、私は「だったら、あと２０円お願いします」と…　言わない、言わない。「すいません、今日の午後から値上がりしたんですよぉ～」と…　言わない、言わない。「このバスはファーストクラスなので１０円高いんですよ。マカダミアナッツは出ませんけどね」と…　言わない、言わない。「きっと、午前中に乗られたバスの運転士さんは、貴女の美しさに見とれてしまって、１０円足りないことを忘れてしまったのでしょう」と…　ん？　そんなことを言って、もしも「なぜ、アナタは１０円不足を指摘できたのかしら？」と言い返されたら…　正直に「だって、貴女はそんなに…」と、言えねぇ、言えねぇ、もう言えねぇ～！（古過ぎ！）