バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ホームドアと電車の扉

2022年02月13日 19時43分16秒 | いろいろ
通勤時に使っている駅でのこと… ホームドアが設置された当初は、ホームドアと電車の扉を同時に開閉していた。私は「これじゃあ、駆け込み乗車の防止にもならないから、意味ないんじゃないの?」と思っていた。が、ある時から、ホームドアを先に開閉、その後、電車の扉を開閉するようになったので、「そりゃそうだろう」と思った。

先日、その駅で電車に乗った私は、いつものように扉のすぐ横に立って、座席の背もたれに(座っている人の反対側から)体を預けて目を閉じた。それから間もなく発車前のベルが鳴り、注意音声が流れてホームドアが閉まり、次に電車の… と、その時! 座っていた乗客の一人がバタバタッと慌てて飛び出したのだが、その行く手をホームドアに遮られていた。

すると、私には何を言っているのか聞き取れなかったけれど、警告らしきコンピューター音声が流れたので、その人は車内へ戻り、扉の外側を向いて足元に紙製の手提げ袋を置いて直立不動… すっかり諦めた様子だった。その間、私は「恥ずかしさで一杯のところをジッと見られたくないだろう」と思って、ずっと下を向いていた。

その後、車掌さんが車内に「扉を閉めます。ご注意ください」とアナウンス… 30~40秒ほど遅れての発車となった。私は「そうか、駆け込み乗車の逆もあるんだよなぁ~ 駆け込み乗車した人がいた場合、だいたい車掌さんが「危険ですので!」と注意するけれど、“駆け出し降車”に関しては何も言わないんだなぁ~」と思いながら目を閉じたのだった…

フェイスシールド・バレンタインデーバージョン

2022年02月12日 16時31分31秒 | 仕分け作業(夜勤)


先週、ある派遣女性から「松井さんのフェイスシールド、面白いですね」と言われて喜んでいたら、「来週も楽しみにしています」と言われたので… という訳ではないのだが、先週末に予定通りバレンタインデーバージョンを作った。そして今週… 私の出勤最終日となった昨夜、ようやくその女性と出勤日が重なり… 食事休憩後の体操が終わった時、「フェイスシールドが楽しみです」と声を掛けられたのだった。

フェイスシールドの装着義務がある“トラックへ荷物を渡すための作業”の前… “仕分け作業・第一ラウンド”のあとしまつをしている時、フェイスシールドを装着した私は彼女に「どんなもんでしょう?」と声を掛けた。すると、彼女はとても感動(?)してくれたようで、それからフェイスシールド談義(?)が始まった。その中で「どれくらいかかるんですか?」と聞かれたので、「2時間くらいかなぁ~」と答えると、「そんなに!?」と驚いていた。

今回の場合… 事前に買い集めておいたいくつものチョコレートを前にして、フェイスシールドを装着した時の視野が狭くならないように気を付けながら「あ~でもない、こ~でもない」とデザイン(パッケージの配置)を考えて… いろいろと悩んだ末、「大人向けのアルコール入りチョコレートで統一しよう(それ以外のチョコレートは“余計な買い物”になってしまった)。ただ、それだけではバレンタインデーっぽくないので、ハートチョコレートは欠かせないな」と思った。

最初はハートチョコレート(本物)をそのまま貼り付けようと考えていたのだが、“ある程度の重さ”があるモノを貼り付けることは“昨年の父の日バージョン(ウルトラの父のソフビ人形)”で懲りた(人形の重みによって、フェイスシールドのゴムがメガネのツルに圧力をかけることになり、耳が痛くなってしまった)ので、ハートチョコレートの写真を撮ってプリントして切り抜いて… パッケージの中に入れることにした。

また、彼女以外にも激しく反応してくれた仲間が何人かいた(特に、海外から来ている留学生の反応が素直で嬉しかった)のだが… ある正社員からは、突然「ハハハ… 松井さん! フェイスシールド、進化してる!?」と声を掛けられたので、「いえ… 毎週、作り変えてます。昨年のフェイスシールドも全て保管してありますので、良かったら持ってきましょうか?」と笑いながら答えた。

さらに、別の正社員からは「松井さん、さすがだわ。派遣の若い女性と盛り上がって… 俺も松井さんみたいになりたいっす」と声を掛けられたので、「いえいえ、フェイスシールドの話をしてただけですよ。それと… 若い女性と盛り上がれるのは、私が自分の“欲”を持っていないからだと思います。もしも“欲”を出していたら、近寄ってこないでしょうね。多分…」と答えたのだった…(さすが、無冠の帝王ならぬ“無害の帝王”だな。ハハハ…)


予定は未定ということか…

2022年02月11日 17時28分17秒 | 仕分け作業(夜勤)
昨夜の“仕分け作業・第一ラウンド”では、“機械を使って荷物を仕分けるポジション”だったのだが… 先日にも書いた通り、“仕分け用の大きな箱”の中への荷物の詰め方が酷くて酷くて… ホント、ヤル気が失せてしまった。今朝方の“仕分け作業・第二ラウンド”では、一昨日の夜と同じく“荷物を流し始める場所での雑用係”であった。通常、その時には“エラー”となる荷物はほとんど出ないのだが… 意外と多くの“エラー扱いとなっている荷物”が発生したので不思議に思った。

昨日も書いたように、仕分け作業・第一ラウンドで「我が倉庫に届いた荷物を全て配達しきれない」と判断した場合、配達日時が指定されていない荷物の一部を一旦“エラー扱い”にして、仕分け作業・第二ラウンドへと後回しにする。そして、そこでは“エラー扱い”にはならず、仕分けされるはずなのだが… なぜか今朝は“11日に配達予定”の荷物が“二度目のエラー扱い”となっていたのだ。

「このままでは今日中に届けられないのでは? 何かパソコンでの設定を間違えているのでは?」と不安になった私は、契約リーダーに報告、そして正社員が確認… すると、「(その段階でも)全ての荷物を配達できそうにない」状況だったようで、「“一旦後回し”にされた一部の荷物を“再びエラー扱い”にしている」ということだった。

それでも、その後の“仕分け作業・第三ラウンド”で処理できれば「夜には届けられる」らしいので、とりあえずめでたしめでたし… だが、場合によっては… ま、あくまでも予定だからねぇ…。。。実際、私がよく利用している超大手通販サイトでも、“配達予定日の翌日に届いた”ことがあったので、そういう事情があったのかもしれないなぁ~ ん? オマエが仕分けから配達まで一人でやればどうだって!? そうだなぁ… って、寝てる時間がないぢゃん!

相変わらず相反することを…

2022年02月10日 16時45分26秒 | 仕分け作業(夜勤)
先週から… 作業開始前の朝礼で、正社員から「“トラックへ荷物を渡すための作業”において、大きくて重い荷物を床に置いたまま(2~3mほど)押して運ぶ人がいるようですが、それはやめて下さい」と言われるようになった。なぜならば、「お客様の商品に傷を付ける行為になりますし、腰を痛める原因となりますので…」ということらしい。まぁ、これだけ聞けば「いいこと言うな」で済ませられると思うのだが… それだけで済まないのが面白いところである。

私は、そう言われる以前から「なるべく持って運ぶように!」と心掛けていたのだが、“大きくて重い荷物”が余りにも多かったりすると、「押して運ぶ(乱雑に積み上げられた大量の大きくて重い荷物の山から“自分が運び出すべき荷物”を抜き出しながら積み上げ、それを押して運ぶ)方が楽だし、時間も掛からないから!(私の次に同じ区画で作業をする人が、私が作業を終えるのを待っているから!)」と思うこともあった。が、あくまでも基本は「手に持って運ぶ」だった… けれど、昨夜、“仕分け作業・第一ラウンド”で“荷物を流し始める場所”に配置されていた私の考えは180度変わった。

まぁ、これまでにもあったことではあるけれど… “仕分け作業・第一ラウンド”では、“まだ配達しないから仕分けしない荷物”をエラー扱いにして、コンベアー下流へ流さないようにしているのだが… 昨夜は特に酷かった。次から次へと… 重くて大きい箱から軽くて小さな封筒まで… 大量の荷物がエラーとなって、“荷物を流し始める場所”の中のコンベアーに流れてきたのである。しかも、それは途中で止まることはなく、ほぼ最初から最後までずっと… エラーを拾い上げるだけが仕事であればいいのだが、他にもやることはたくさんあり… 大量の箱や封筒を放置する時間が何度も何度も発生した。

当然のことながら、箱と箱に挟まれた封筒はグチャグチャ… 箱は箱同士で潰し合い… それでも容赦なく大量のエラー荷物の波が次から次へと襲い掛かってくる。「申し訳ない」と思いながらも、時間がないのでどうしようもないのだ。グシャグシャになった封筒は“仕分け用の大きな箱”へ放り込み… 変形した箱は“空になった運搬車”にテキトーに積み上げ… そこで、箱の大きさや重さなどを慎重に考慮している暇はなく、さらに変形してしまう箱もあったりする。

このような状況になった原因として聞いた話を私なりにまとめてみると… 「我が倉庫には、出荷されてきた大量の荷物をすべて配達できる体制が整っていない」ことと「正社員たちは、一つでも多くの荷物を処理したという実績を残したい」という矛盾していそうな2つの問題を解決(できないけれど)しようとして… 正社員が賭けに出たのである。例えば、300個の荷物を処理できるところへ300個の荷物が届いても問題ないのだが、500個の荷物が届いてしまったら… 「この内の300個だけでもやろう」となるのだが、「単純に1番から300番だけ指定すればいい」という簡単な話ではない。1番から500番の中に“1番から300番までがバラバラに混入されている”からである。そうなると、数少ない“当たりくじ”を引くために、あえて200個のエラーを発生させることに…。。。

段ボール箱をツルツルの床面で僅か2~3m押しただけで文句を言っておきながら… それ以上に荷物がグシャグシャになる状況を生み出すなんて… どんなにカッコいいことを言われても、私は「何を言っとるんだ?」と思うだけで、心には響かないのである。ということで… 今夜の“トラックへ荷物を渡すための作業”からは、私は“自分の心身の健康を保つこと”を最優先させることにした。とはいえ… それ以外にも、体に無駄な負担の掛かる作業がたくさんあるんだけどねぇ~ ま、そこはテキトーに頑張るけれど… 体だけでなく、気持ちまでアレになりつつある現在… でも、とりあえず、入社3周年(石の上にも三年!)となる6月までは頑張るつもりである。

早過ぎる締切と当日欠勤

2022年02月09日 17時52分37秒 | 仕分け作業(夜勤)
昨夜は9人の欠勤者と1人の早退者が出たそうで、ポジション変更はもちろん、本来ならば夜中に行われる“仕分け作業・第一ラウンド”で処理しなければならない荷物の一部を、早朝から行われる“仕分け作業・第二ラウンド”へ回さざるを得なかったようだ。荷物の数と作業員の数、荷物の数と配送車の数… それらのバランスが悪くては、せっかく多くの注文をいただいても、全ての荷物を配達できなくなるのだ。

これまで、5人くらいの欠勤者が出た記憶はあり、それでも何とかやっていたような気がするのだが… さすがに作業員が10人も減ってしまうと、いつもと同じくらいの数の荷物を処理しきれなくなる… いや、できないことはないけれど、いつも以上に時間がかかるので、“トラックへ荷物を渡すための作業”が遅れてしまう。だから、第一ラウンドが始まる前に、正社員がパソコンを使って一部の荷物を第二ラウンドへ後回しにするのである。

有給休暇の申請は2カ月前まで… そんな現実離れした社内ルールに縛られていると、今後、もっと大変なことになるかもしれない。私の場合、テニススクールの4月のイベントが2月末までに決まることはなく、だいたい3月に入ってからである。仕方がないので、4月29日の祝日に関しては“空振りも承知の上”で、今月中に有給休暇を申請するつもりでいる。もちろん、その日にイベントが入るかどうかは分からないけれど… そうするしかないからである。

さらに、5月の有給休暇申請の締め切りは3月末… いかにもイベントが行われそうな5月3日・4日・5日の3日間… “無駄になるかもしれない有給休暇”を3日間も取りたくないのが正直な気持ちである。そうなると、「当日になって“体調不良”と言って欠勤すればいいじゃないか! その方がメール1通で済むから簡単だろ!」という悪魔の囁きが… しかも、時はゴールデンウィーク… 当日欠勤者が20人、30人なんてことも…??? そんな修羅場を見てみたいから、やっぱり出勤しようかなぁ~ ハハハ…(だ・か・ら… 1カ月前でも1週間前でも、有給休暇の申請を受け付けた方がいいんだよなぁ~)