『小さなバイキング ビッケ』
VIC THE VIKING AND THE MAGIC SWORD(2019年ドイツ、フランス、ベルギー)
監督:エリック・カズ
脚本:ソフィ・ドゥクロワゼット
フレデリック・アンジェル・ルノワール
エリック・カズ
オリヴァー・フーツリー
原作:ルーネル・ヨンソン
出演:日本語吹替版
伊藤 沙莉
三宅 健太
前野 智昭
和多田 美咲
田坂 浩樹
■ストーリー■
晩餐会の食事のため漁に出たバイキング、族長ハルバル率いるフラーケ族。しかし、漁で魚を獲っていることを海賊いじわるスヴェンが現れバカにされるのだった。妻イルバから注意されていたのにも関わらず頭に血がのぼったハルバルは、いじわるスヴェンと戦うことに。戦いの中でスヴェンが持っていた”魔法の剣”がハルバルの元に。
村に帰ったハルバルは漁で何も獲れなかったことをイルバに怒られるのだった。ハルバルの息子ビッケは、優勝者はバイキング船に乗ることが出来るという弓矢コンテストのために道具を作っていた。弓大会で的を狙うビッケだったが、突然、的の中心を射る弓が飛んでくる。弓を放ったのはレイフというバイキングだった。ビッケが弓を射る前に、ハルバルはレイフを仲間に加えるのだった。レイフに魔法の剣を見せると、ハルバルに、その剣はオーディンの剣であることを伝えるのだった。ビッケは剣に書かれた文字から、その剣の使い方を教えるのだった。ビッケが発見した通りにすると、なんと剣の力で黄金になってしまうのだった。大喜びするバイキングたち!しかし、ハルバルが使った魔法が妻イルバに作用し、イルバが黄金になってしまうのだった。
イルバを元に戻すため、その剣のことを詳しく知るレイフを連れアースガルズへの門がある島へ向けて海へ出航するのだった。船に乗ることをゆるされていないビッケはガールフレンドのイルビと一緒に樽に隠れ船に乗り込むのだった、、。
■感想■
ルーネル・ヨンソン原作の児童文学の映画化。
2009年には『小さなバイキング ビッケ』、とその続編『ビッケと神々の秘宝』が2011年に実写映画化されています。
この実写映画版は、原作の児童文学の映画化というより、1974~1975年の日本のアニメ版「小さなバイキング ビッケ」の実写化ってことらしいです。
1974~1975年のアニメ版「小さなバイキング ビッケ」ってすごいですね、、。
確かに面白かったけど、30年くらい経って映画化って!!
2013年には「ビッケは小さなバイキング」としてTVシリーズのアニメになって、ディズニーチャンネルで放送されましたが、ソフト化もされていないので、これは観ることができていません、、。
でも、観てみたい、、。
自分的には、今作よりも、2009年の実写映画化版の方が面白かったです。
今作は、対象が子ども、ファミリーということなんでしょう、、ランニングタイムがわずか77分ということで、あっという間に終わっちゃいます。
ビッケが、困ったことに対して何か対応するアイデアをひらめく前にストーリーが次から次へと進んで行っちゃう印象です。えー、ビッケ活躍してない、、。
あと、ストーリーが壮大すぎ!
北欧神話のロキとソーが出てきちゃったり、、。
神さまが出てきちゃうストーリーに、、、ビッケのアイデアで対抗できるの???
もう少しこじんまりしたストーリーの方が盛り上がった気がするんですが、。
ファミリー向けの作品として観れば、小さな子どもは楽しく観れるはず。
でも、子ども向けということで、アニメ的な表現が多いのも人によってはどうなんでしょう??
冒頭、ハルバルの海賊船が、いじわるスヴェンの海賊船から逃げるとき船が180度回転したり、ハルバルがいじわるスヴェンの部下を1人で全員倒しちゃったり、、、。
最後はハルバルが海賊船を1人で漕いで動かしちゃったり、、。
いくらアニメでも。。
ファミリー度 ★★★★
ビッケのひらめき度 ★★
ストーリーの壮大度 ★★★
2009年の実写版おすすめ!大好きな作品。
2009年の作品の続編。2011年の作品。
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