『デス・オブ・ミー』
DEATH OF ME(2020年アメリカ、タイ)
監督:ダーレン・リン・バウズマン
脚本:アリ・マーゴリス
ジェームズ・モーリー・III
デヴィッド・ティッシュ
出演:マギー・Q
ルーク・ヘムズワース
アレックス・エッソー
カット・インカラット
ケリー・B・ジョーンズ
■ストーリー■
タイの離島クット島のホテルで泥酔から目覚めたクリスティーンとニールの夫婦。飲みすぎて前夜の記憶が無い2人は台風が迫る中、帰国しようとして本土への連絡船に乗るため船着き場へと向かうのだった。船着き場で、2人はパスポートがないことに気づき、次の船は午後7時だと言われるのだった。夕方から台風が来ると言うと、この島には200年、台風が来ていないのでもう1泊していけばと言われてしまうのだった。そして、連絡船は出発してしまうのだが、連絡船には2人の荷物が載っていて、荷物もパスポートもないままホテルへと帰るのだった。
昨夜の記憶がない2人は昨晩撮られたケータイの動画で何が起きたのか探るのだった。その映像には2人が飲んでいる姿が映っていたが、何かを飲まされた妻クリスティーンの様子がおかしくなり、その後2人は見覚えのない場所に移り、Hのあとニールがクリスティーンを殺すシーンが映っていたのだった、、、。
具合が悪いクリスティーンを医者に連れて行くと妄想や幻覚を見るナンマンプライを飲まされたというのだ。ケータイの動画を見せると、映画だと思い信じてもらえないのだった。その後、ニールは島に来た本来の目的の仕事を始め、クット島の祭りを取材するのだが、、、。
■感想■
2021年5月12日GEO先行レンタルのマギー・Q主演のホラー映画。
監督は、「ソウ」シリーズ2作目から4作目、『マザーズデイ』(2010年)、『11:11:11』(2011年)、『デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森』(2012年)、『ホーンテッド・サイト』(2016年)、『アガサ』(2018年)のダーレン・リン・バウズマン。
「ソウ」シリーズもいつまで続くのー??
毎度毎度、同じようなストーリーで、もうシリーズ止めて―!!とか思ってましたけど、「ソウ」の影響って大きいですね、、。
ダーレン・リン・バウズマン監督っていうだけで、上記にあげた作品、全部観てました、、、。
「ソウ」シリーズのダーレン・リン・バウズマンが監督っていうだけで、借りて観てたんですねー。
『11:11:11』と『デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森』と『ホーンテッド・サイト』の3作品は、超オススメ!!
自分は「ソウ」シリーズ、全然好きじゃなかったんですが、いつのまにか自分の中で作品の面白さの安心ブランドになっていたのかー!!
今作もホラー映画ファンが安心して観られる面白さ!!
普通に面白いです!!ここでいう普通は、ほめ言葉の”普通”です!!
普通のこういうミステリー要素の強いホラー映画だったら、”主人公は死んでました!”で終わっちゃうオチになりそうなところですが、今作は早々とヒロインのクリスティーンが殺されちゃってます!!
未だに数多く作られる実は主人公は死んでました!!系のオチで脚本を書いちゃう脚本家の方は、今作を見習ってほしいですねー。
「ヒロインは生きてるの?死んでるの?」
一体、どうなっちゃてるの??思わずストーリーに引き込まれちゃいました!!
異国の土地で、夫婦が何かに巻き込まれるっていう、イヤーな雰囲気な状態が続きます!!
突っ込まれる前に、自らヤケクソ気味なのか、映画が始まって45分くらいのところで、家族かFBIか、どこかに電話しようとするクリスティーンに、夫ニールから、「”ウィッカーマン”みたいだ」のセリフが飛び出します!!
『ウィッカーマン』的な感じがないわけではないですが、自ら突っ込んじゃってます!!
ミステリー度 ★★★
ウィッカーマン度 ★★
ゴアシーン度 ★★★
ゴアシーンが少しだけあるのですが、そういうゴアシーンとかが大丈夫なホラー映画ファンなら面白く観れるはず!!
ところで、映画のラストのあと、ヒロインはどうなっちゃうんでしょう??
最後の日本語吹替え版のスタッフ見ていたら、演出は森川智之さんでした。吹替ファンはそれだけで観る価値ありでしょうか、、。
<日本語吹替キャスト>
クリスティーン :中村 千絵
ニール :森川 智之
マディ :アナンド 雪
ナティーダ :深川 芹亜
アヌマーン医師 :堀 総士郎
カンダ :流麦
クライ警部 :内野 孝聡
船着き場受付 :三保 舞弥
男性キャスター :岸 拓矢
男性リポーター :金子 秀
看護師 :田子 亜莉紗
<日本語吹替版スタッフ>
日本語吹替版翻訳 本間 絵里香
演出 森川 智之