『ナンシー・ドリューと秘密の階段』
NANCY DREW AND THE HIDDEN STAIRCASE(2019年アメリカ)
監督:カット・シア
脚本:ニーナ・フィオーレ
ジョン・エレーラ
原作:キャロリン・キーン(「少女探偵ナンシー」)
出演:ソフィア・リリス
ゾーイ・レネー
マッケンジー・グレアム
アンドレア・アンダース
サム・トラメル
■ストーリー■
ナンシーは友達ベスをからかった画像がネットに流されたことを、友人のジョージから聞く。ネットの画像を調べ犯人デレクをつきとめ、ジムでトレーニング中のデレクに罠をしかけ青い染料で真っ青にして動画を撮ってネット上に流し仕返しするのだった。
ナンシーは母親が死んだため、妻を思い出してしまうと言う理由でシカゴから父親カーソンに連れられて田舎町リバーハイツにやってきたのだ。騒ぎを起こすナンシーは今回は友達を巻き込んだことと、ジムのシャワールームに7000ドルの損害を与えたということで2か月間の社会奉仕活動と外出禁止を言い渡されるのだった。
奉仕活動中に保安官事務所に相談に来ていたデレクのガールフレンドのヘレンと彼女のおばフローラの姿を見かけ、困った様子のフローラに声を掛けるのだった。19世紀にある女性をめぐって兄弟が争い壁に死体が埋められたという噂のある古いツインヘルム屋敷に住むフローラは異様な音や怪奇現象に悩まされ幽霊がいると相談に来たのだった。ナンシーは、父親の許可を得て、ヘレンと一緒にツインヘルム屋敷で一晩過ごし、怪奇現象を探ろうとするのだが、、、。
■感想■
キャロリン・キーン原作のジュヴナイル小説「ナンシー・ドルー」シリーズの映画化作品。
原作は「幽霊屋敷の謎 ナンシー・ドルーミステリ2」(創元推理文庫)ですね。
いまだに、映像化される「少女探偵ナンシー・ドルー」の最新劇場映画。
ナンシー・ドリューを演じるのは『IT イット””が見えたら、終わり』(2017年)のソフィア・リリス。
2002年には『おてんば探偵ナンシー・ドリュー』、2007年にはエマ・ロバーツ主演で『美少女探偵ナンシー・ドリュー』として映像化されています。
『おてんば探偵ナンシー・ドリュー』はシリーズ化されなかったパイロット版のTVムービーです。
1970年代には「ハーディ・ボーイズ&ナンシー・ドルー」で、ハーディ・ボーイズとともにアメリカABC放送でTVドラマ化されました。そのとき、ナンシーを演じていたのは、パメラ・スー・マーティン。このとき、24~26歳だったんですけど、ドラマ上の設定では何歳くらいだったんでしょうか??昔すぎて覚えていない、、、。
2019年には新たなTVシリーズに!!現在2021年まで3シーズン継続中です。
ナンシー・ドリュー役はケネディ・マクマンが演じています。ケネディ・マクマンもすでに大人なので、このシリーズも少し大人版なんでしょうねぇ、、多分。
映画の冒頭、「鉄道をリバーハイツに」みたいなポスターを貼っている町の住民の姿が映って、その後も、ナンシーと鉄道反対派の父親と、鉄道誘致派の叔母のからみがあるので、今回の事件は絶対に、鉄道誘致がらみと観てる映画ファンは思う!
ツインヘルム屋敷のポルターガイスト現象も想像通りのユルユル展開ですけど、子ども向けと思えば十分の面白さ!!
原作通りの展開なんでしょうねぇ、、。
日本では、こういう子ども向けの映画を真面目に作るって印象がないんですけど、アメリカやドイツやイタリアとかもちゃんと作っているという印象が、、。
ファミリー度 ★★★★
ミステリー度 ★
続編観たい度 ★★★
続編とか製作されたらすぐに観たいです!!でも、こういう作品は爆発的に大ヒットしないと続編作られないんでしょうね。