『リベンジ・アイランド』
PARADISE BEACH(2019年フランス)
監督:グザヴィエ・デユランジェ
脚本:グザヴィエ・デュランジェ
ジャン・ミエ
出演:サミ・ブアジラ
テウフィク・ジャラ
メラニー・ドゥーテ
ヒューゴ・ベッカー
■ストーリー■
雨の中、銀行強盗犯のグループは警察と撃ち合いになり、仲間の1人メディが撃たれ警察に逮捕される。15年後、服役を終えメディはタイの空港に降り立つ。メディをかつての銀行強盗の仲間だった弟イシャムが出迎えに来るのだった。かつての銀行強盗の仲間たちは、タイで成功をおさめていた。イシャムは現地のアオムという女性と結婚し2人の子どもにも恵まれていた。アオムの父親は現地の大物で、兄はプーケット警察のトップだった。イシャムが言うには、この土地で商売をするには現地の人間の後ろ盾が必要だと話すのだった。
かつての銀行強盗の仲間たちと会い、メディは分け前の250万ユーロの6分の1を渡すように言うのだが、自由に使える金はみんな持っていなかった。仲間の1人ゴヤーヴは金を無くし無一文になっていた。仲間の1人、ザックからバトンビーチの店を任されるのだが、その店に勤めている女性をめぐって地元のギャングといさかいが起きるのだった、、。
□■□ネタバレあり□■□
最後の方に触れてます。観る予定の人は観てから読んで下さい!
■感想■
タイを舞台にしたフランスの犯罪物。
てっきり、タイ、フランス合作だと思ったんですが、フランス映画でした。
主人公はフランスの犯罪者グループのメンバーですが、とにかく怖いのがタイの警察!
確かに悪いのは主人公や、地元ギャングなんですが、それよりも悪い印象が、、、。
映画の主人公とはいえ、銀行強盗するような感じなんで良い人間のワケないんですが、ついつい主人公というだけで悪い人間でないという思い込みで観ちゃいました、、。
銀行強盗の事件は、15年も刑務所に服役もしてたから罪は償ってますからねー。
今作の観終わった印象は、、、タイ警察怖すぎ、、。
白昼堂々、殺人事件が起きているのに、全然捜査するような感じないし、、。捜査してるかもしれないですけど、そんな感じは受けない、、。
とにかく後味が悪い犯罪物でしたー。結局、悪いのは主人公だー。
主人公を目の敵にしてるフランクとかが、実は15年前の銀行強盗の事件のときの警察への密告者なのでは??と思わせて、、全然違う!!
フランクが言っていたように、主人公メディがタイにやってきてトラブル続き!!
銀行強盗6人組も名前と顔が覚えられない!!それぞれ、映画から退場するころにやっと区別が、、。遅すぎ―!!
フレンチノワール度 ★★★★
外国ロケで観光度 ★
主人公悪いヤツ度 ★★★★
フランスの犯罪映画が好きな映画ファンには必見!!