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『THE INFORMER 三秒間の死角』

2021-02-01 02:23:36 | サスペンス

THE INFORMER 三秒間の死角
THE INFORMER(2019年イギリス、アメリカ、カナダ)
 監督:アンドレア・ディ・ステファノ
 脚本:マット・クック
    ローワン・ジョフィ
    アンドレア・ディ・ステファノ
 原作:アンデシュ・ルースルンド「三秒間の死角」(角川文庫)
    ベリエ・ヘルストレム
 出演:ジョエル・キナマン
    ロザムンド・パイク
    コモン
    アナ・デ・アルマス
    クライヴ・オーウェン

 ■ストーリー■
 ピート・コズローはポーランド系の”将軍”リシャード・クメリックの麻薬組織の売人だがFBIの情報屋になっていた。6キロのフェンタニルを取引を行う予定だったが、取引相手がNY市警の潜入捜査官だったため取引は失敗、スタゼックにN潜入捜査官は殺されてしまうのだった。
 クメリックは、警官殺しは犯人が捕まるまで締め付けが厳しくなり麻薬の売買に影響が出てしまい、その埋め合わせに、ピートにベイル・ヒル刑務所に麻薬を持ち込み取り仕切るよう指示するのだった。一方、FBIはピートに将軍の言う通りベイル・ヒル刑務所で麻薬取引を行い、取引に関わった囚人と看守のリストを作成し、それを証拠に将軍を逮捕する計画を強要するのだった。

 ■感想■
 英国推理作家協会(CWA)賞受賞「三秒間の死角」(角川文庫)を映画化したサスペンス映画。原作はスウェーデン最優秀犯罪小説賞も受賞しています。

 原作は、グレーンズ警部シリーズの5作目です。舞台をアメリカのニューヨークにして映画化しています。
 今作ではコモンがNY市警の刑事グレンズを演じています。北欧ミステリはあんまり読んだコトがなくこのシリーズも未読なんですが、映画版とはどれくらい違うのでしょうか??

 映画としては、良く出来たサスペンス映画のお手本のような作品です。
 
 どこかで観たコトあるようなストーリーやシーン、登場人物ですが、面白いです!!
 面白いものは、既知感たっぷりでも面白いです!!

 豪華な出演陣、むだのないストーリー、クライマックスに向けての主人公どうなっちゃうの??のハラハラどきどき感、、、。
 もし、地上波の映画枠があるなら、ぜひ放映して欲しい作品です。
 でも、サスペンス映画ファンでない人には、前半部分が少しとっかかりにくいかも??
 中盤から、後半にかけては、このあとどうなっちゃうの??って早く先が知りたい!!って思っちゃう展開!!

 ところで、映画の事件の発端になるNY市警の潜入捜査官と取引したらどうなっちゃったんでしょう??もちろん逮捕はされるんでしょうが、こんな大事件にはならなかった気もするんですが、、、。
  
 刑務所に入るものの、他のグループに邪魔されて麻薬取引をするっていうことも全然成功していないし、あっという間に素性がばれて脱出劇に!!
 ストーリー的には少し弱い部分もありますけど、とにかく展開が早すぎ!

 サスペンス映画ですが、悩む時間もなく次から次へと展開していきます、、。
 ランニングタイム113分は少し短すぎなのでは??
 もう少しじっくりと描いて、あと、20分くらい長くても良かったのでは??
 原作は上下巻2冊ですからね、、、。 

 

配信もリンクしておきます。

 

グレーンズ警部シリーズ第1作。

 

 

 

 

 

 


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