『ザ・フォース』
DE FORCE(2011年フランス、ベルギー)
監督:フランク・アンリ
脚本:フランク・アンリ
出演:イザベル・アジャーニ
エリック・カントナ
シモン・アブカリアン
ティエリー・フレモン
■ストーリー■
全身黒ずくめのことから“オールブラック”と呼ばれる武装強盗団により現金輸送車が襲われ警備員が犠牲になった。
犠牲になった警備員は、警備会社を買収した法務大臣の息子だった。父親の大臣から、仕事を知るために現場を知るよう言われて警備していたのだ。法務大臣の命令により警察は、この事件の捜査にやっきになるのだった。
事件を担当する強盗鎮圧班BRBの警視クララ・ダミコは、以前の事件で協力させた服役中の犯罪者マニュエル・マカロフに協力を依頼するのだった。模範囚で仮釈放を待つマカロフは警察への協力を拒んだため、クララは偽装工作で移送中のマカロフを脱獄させ強制的に協力させるのだった。
■感想■
久々に新しめの作品を。
でも、自分の映画鑑賞ノートによると、2013年には観ていたみたいです、、、。7年間も記事にしていない、、、。
イザベル・アジャーニ、エリック・カントナ出演のフランス製の犯罪物。
フランス映画らしく、ハデなアクションシーンは出てくるものの、内容はあくまでも事件に巻き込まれた登場人物たちのドラマが描かれていきます!
地道に努力して出世した女性警視クララにイザベル・アジャーニ。
かつては、名を馳せた犯罪者だったものの、仮釈放を待つ模範囚マカロフにエリック・カントナ。
『ラ・バランス 愛しきは女』(1982年)以上に、ひどい手口で警察の密告者に仕立て上げます!
むりやり密告者にされたマカロフは家族にも逃げられる始末。
一方、クララは犯罪に手を染めた息子の件で、悩んでいる状態。
マカロフに頼んで息子を何とかしてもらおうとしたものの・・・。
フランス映画おなじみの武装強盗の一味に悪徳警官がいるとかいう物でなく、一応警察は、犯罪者を捕えようとしています。
服役していた模範囚の犯罪者を使って、武装強盗の仲間に潜入させて逮捕しようとしますが、当然うまくいくはずもなく最悪の結果に、、、。
ヒロインの息子の更生もうまく進まず、銃撃戦で息子重症!!
警察のスパイとばれた主人公は、武装強盗の1人を殺し、どんどん悪い方向にストーリーが進んでいきます、、、。
さすがノワールの本場、フランス映画。
後味が悪いラストまで一気にストーリーは進んでいきます。誰も幸せにならない展開!!
アクション映画ではなく、ノワール物として観れば面白いかもしれませんねー。
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