『毒戦 BELIEVER』
BELIEVER(2018年韓国)
監督:イ・ヘヨン
脚本:チョン・ソギョン
イ・ヘヨン
出演:チョ・ジヌン
リュ・ジュンヨル
キム・ソンリョン
■ストーリー■
韓国の麻薬王イ先生を追う刑事ウォノはチャ・スジャンを使って捜査していたが、チャ・スジャンは身元がばれ殺されてしまう、、、。
そんなとき麻薬工場が爆発!オ・ヨンオク会長は麻薬製造工場に遅れて着いたため爆風で飛ばされただけで生き残り警察署へ逃げ込んできたのだ。イ先生に殺されるから、捜査に協力すると言ってくるのだが、イ先生の手が伸び、オ会長も警察署内で殺されてしまうのだった。その後、爆発した麻薬工場で青年ラクと大けがをした犬が発見される。ウォノ刑事は組織に殺されそうになったラクに協力させ潜入捜査することにするのだが、、、。
■感想■
前回の記事で書きましたが、2012年の香港、中国映画『ドラッグ・ウォー 毒戦』のリメイク。なんで6年前の作品をリメイク??
オリジナル版『ドラッグ・ウォー 毒戦』がいかにも、ジョニー・トー監督のアクション映画でしたが、今作は、完全に韓国映画になってました。
素直な感想は、、、オリジナル版とは全然別の作品でした、、、。
「どこがリメイク??」
「全然リメイクでない、、、。」
爆発した麻薬製造工場で生き残った若者にむりやり警察に協力させて、組織に潜入捜査する刑事というところしか同じじゃないッ!!
殺傷能力が高い聾唖の兄弟が出てくるのは同じでした、、、。
ジョニー・トー監督作のリメイクという話題性が欲しかったんでしょうか??
今作は、1本のオリジナルな作品として十分面白いので、わざわざリメイクとして作らなくても良かったのでは??
ここまでオリジナル色が強くて違う作品をリメイクっていうなら、例えば、ほとんどのゾンビ映画は、ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』(1978年)のリメイクになちゃいますよー。
でも、自分も『ドラッグ・ウォー 毒戦』のリメイクって知って観たので、リメイクっていうのもアリですね。
どうせなら、いっそのコト
①麻薬工場の爆発
②生き残った若者
③警察と協力して捜査
この3つの要素だけ使って、日本でもハリウッドでも、フランスでも、イギリスでも、カナダでも、スウェーデンでもリメイク作っちゃえば、良いのに!
各国の『ドラッグ・ウォー 毒戦』のリメイク、見比べて観るのも楽しそう!!!
そういえば、韓国映画『ブラインド』(2011年)は、2015年に中国映画『見えない目撃者』として、2019年には日本でも『見えない目撃者』としてリメイクされました、、、。
すでに、どの作品を観たのか覚えていない、、、。(少しウソ)。
『見えない目撃者』(2015年)と『見えない目撃者』(2019年)を観てました、、、。これも記事にしていない、、、。
そんな作品があるんだから、『ドラッグ・ウォー 毒戦』も各国でリメイクしてみたらどうでしょう??
ジョニー・トー監督。
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