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『アサシネーション・ネーション』

2021-01-16 00:03:00 | スリラー

アサシネーション・ネーション
ASSASSINATION NATION(2018年アメリカ)
 監督:サム・レヴィンソン
 脚本:サム・レヴィンソン
 出演:オデッサ・ヤング
    スーキー・ウォーターハウス
    ハリ・ネフ
    アブラ
    アニカ・ノニ・ローズ

 ■ストーリー■
 リリー、エム、サラ、ベックス4人は田舎町のセーラムで暮らす女子高生。ある日、ハッキングで性的マイノリティを攻撃してきた市長がゲイクラブで女装趣味が明るみになり市民から攻撃され会見場で自殺する。また、校長が6歳の娘の裸の写真を持っていることがハッキングされ大騒ぎに、、、。
 リリーもHの写真が流出してしまう。
 その後、町中の住人たちの秘密が次々とばれてしまうのだった。住人たちは犯人捜しを始め、リリーのパソコンのIPアドレスがハッカー、エロストラトスのものと分かり、リリーを犯人だと決めつけられ、暴徒と化した住人たちはリリーたちを殺そうとするのだった、、、。

 ■感想■
 ネット上で秘密を暴かれ暴徒と化した町の住人と女子高生の戦いを描くスリラー映画。

 面白くなりそうなテーマの作品なんですが、、、長すぎ!!
 ランニングタイム108分長すぎー、、、。
 映画が後半になるまで、ヒロインたちの日常が延々と描かれているんですが、、そのシーンがとにかく長い、、、。

 ヒロインたちがパーティやったり、SNSやったり、そんなシーン延々と描かれても、、、。

 ここの描写はあっさり、戦いのシーンをたっぷり描いて欲しかったのに、、、。
 逆にこれから面白くなりそうなところでエンドです、、、。

 リリーのHな写真が流出してからの1週間で、町のモラルは崩壊、なぜか”パージ”みたいな世界に、、、。”いくら大都市でないからって、怖すぎ、、、。
 
 
 最後はなぜか男性vs女性の構図に、、、。あれ?そんな作品でしたっけ??

 結局、あのあと、ヒロインたちはどうなったんでしょう??
 
 
 監督&脚本のサム・レヴィンソンは、戦いがメインのアクションスリラーを撮りたかったわけではなかったんでしょう。

 魔女狩りが行われたマサチューセッツのセーラムの町を舞台にしていることからも、魔女狩りなんて、ちょっとしたきっかけで起きちゃうってコトを描きたかったんでしょうか、、、。

 

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『スローターハウス・ルールズ』

2021-01-15 00:51:27 | コメデイ

スローターハウス・ルールズ
SLAUGHTERHOUSE RULEZ(2018年イギリス)
 監督:クリスピアン・ミルズ
 脚本:クリスピアン・ミルズ
    ヘンリー・フィッツハーバート
 原案:ルーク・パスモア
    クリスピアン・ミルズ
    ヘンリー・フィッツナーバート    
 出演:エイサ・バターフィールド
    フィン・コール
    ハーマイオニー・コーフィールド
    マイケル・シーン
    サイモン・ペッグ
    ニック・フロスト
    マーゴット・ロビー

 ■ストーリー■
 ドン・ウォレスは母親に勧められ伝統的な寄宿学校スローターハウスへ入学する。学園では寮でカースト制が敷かれており、女子寮アンドロメダ、秀才の寮ゼネフォン、筋肉バカのアスリート寮オリンポス、そして、ドンは最下層のスパルタの寮へ。ドンは最上級生のクレムジーに一目ぼれ、またルームメイトのウィルと打ち解けていくのだった。
 一方、学園の敷地ではシェールガスを採掘するための水圧破砕の工事が行われていた。学園長は、経済的な理由で該当エリアを立ち入り禁止にして水圧破砕の作業を進めさせていた。
 学校が休暇に入る頃、地下では水圧破壊の影響で何かが地上へと這い出ようとしていた、、、。
 

 ■感想■
 サイモン・ペッグ、ニック・フロスト出演の学園モンスターパニック映画。
 でも、ランニングタイム103分のうち60分弱は、学園物でストーリーが進んでいきます。
 こういう映画なの??
 と思っているとなぜか、中盤からモンスター映画になっちゃいます!
 後半に本格的にモンスターが出てきて、それまで描いてきた登場人物たちがバタバタ死んでいきます、、、。

 大体、学園の名前の”slaghterhouse”って、場(学園)って何??このネーミングからしてオカシイ。”サイダーハウス・ルール”にひっかけているんでしょうが、、、。
 だけど、少し名前負け??”もっとぶっ飛んだ作品かと思ったら、マジメなモンスター映画でした。

 じゃぁ、今までのドンたちの学園生活を描くシーンはなんだったの??こんなにていねいに描かなくても良かったのでは??って思っちゃいます、、、。

 嫌な上級生クレッグの存在は、こういう映画でのお約束のキャラクターだから良いですけど、ウィルのルームメイトの件とか、学園長の存在とか、あまり必要なかったのでは??
 ヒロインのクレムジーの友達ケイとかもいるだけのキャラクターで全然活躍しない。紹介シーンでチェスが強いっていう設定ありましたけど、それが後の展開に活きてこない、、、。

 スパルタ寮のメンバーとかもあまり活躍するシーンないし、だったらそんなに前半で登場させなくても良かったのでは??

 もともと学園の地下にいたという設定なら、森の中の大きな穴を発見するシーンも必要なかったのでは??
 前半を、少しカット(10分くらい)したら、テンポが良くなるような気もするんですが、、、。

 学園物+モンスター映画で、面白くなりそうな設定なんですが、、、。
 オーソドックスなモンスター映画的展開な上に、あまり笑えないという中途半端な感じに、、。
 でも、つまらなくはないです。

 こういうティーン向けのコメディ調のモンスター映画が好きな映画ファンなら、必見かも??

 学園、青春映画度  ★★★
 モンスター映画度  ★★★★
 ゲラゲラ笑える度  ★★

 今作は、劇場公開もされず、ソフト化もされず、配信のみ公開に、、、。
 そこまで、冷遇しないでも良いのでは??
 こういうヒマつぶしに最適な作品こそ、レンタルとかした方が良いと思うのですが、どうなんでしょう??

 

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『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』

2021-01-14 00:09:07 | 日本映画

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼
(2020年日本)
 監督:中田 秀夫
 脚本:大石 哲也
 原作:̪志駕 晃
 出演:千葉 雄大
    白石 麻衣
    成田 凌
    鈴木 拡樹
    飯尾 和樹

 ■ストーリー■
 連続殺人鬼浦野が死体を埋めていた場所で若い女性の白骨遺体が発見される。しかし、その女性は浦野が襲うタイプの長い黒髪でなかったコトから新たな事件であると予想された。
 警察は浦野に捜査協力を依頼、浦野が興味を持っている加賀谷がその捜査にあたることに。浦野は自分にネット犯罪を教えたMという人物の存在を明らかにするのだが、、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 本当にネタバレしてます!
 今作を観てから読んで下さい!!

 

 ■感想■
 2018年にヒットした『スマホを落としただけなのに』の続編。
 
 刑務所に収監されている連続殺人鬼に警察が新たな事件の捜査の助言を求めるって、どこかで見たコトあるような設定です、、、。

 続編らしく前作の出演者、北川景子、田中圭、原田泰造がちょこっと出てきます。でも、ホントにちょこっとだけ、、。
 北川景子と田中圭は必要なかったのでは??とも思えるくらいの短い登場シーンでストーリーにも絡まないですが、続編には、こういう演出も良いですよね。

 
 ところで、前作の犯人の浦野ですが、なぜ、金髪??あれブリーチかな、、、??
 刑務所に今まで入っていたのに、、、
 なぜ??
 
 あと、長髪もありですか??
 日本の刑務所って、長髪とか金髪OKでしたっけ??
 
  金髪で長髪なら、刑務所にいたのでなく、精神鑑定で病院にいたという設定にすれば良かったのは??
 そんな説明ありましたっけ??
 良く観てませんでした、、、、。そういう説明あったらすいません、。

 
 今作の事件の犯人Mの正体なんですが、、。

 前作の犯人の浦野があまりにも事件のコトや犯人について知っているので、「まさか犯人?Mは浦野?」って思って観ていたら、、、。
 まぁ、そこまでではなかったですが、、、すでにMはいないというオチ!!
 
 山の中で遺体を見つけなければ、今回の事件は起きなかった、、、。
 
 あと、疑問に思ったのは、浦野は脱走するために、警備している借金している刑事に協力を求めるって、、なぜ借金している刑事が警備することがわかったんでしょう??偶然??

 あと、その借金している刑事、いくら殺人鬼でも、あの食事はないでしょう、、。

  最初の方から登場している怪しい人物が、実は犯人でなく警察側の人間って、、、、これには全然気づきませんでしたー。今回は最初から犯人、出てきてるよーと思ったんですけど、すぐに怪しすぎて真犯人でないことに気づき、、、。

 前作は、全然期待していなかったコトもあって、すごーく面白かったんですが、続編の今作は普通のサスペンス映画になっていて、少しがっかり、、。でも日本映画が好きなら十分楽しめます。

 

1作目は面白かったです。

 

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『ザ・スタンド 連続殺人犯の元カレと妄想症に悩む私』

2021-01-13 22:06:36 | スリラー

ザ・スタンド 連続殺人犯の元カレと妄想症の私
OPEN 24 HOURS(2018年アメリカ)
 監督:パドレイグ・レイノルズ
 脚本:パドレイグ・レイノルズ
 出演:ヴァネッサ・グレッセ
    ブレンダン・フレッチャー
    エミリー・テナント

 ■ストーリー■
 刑務所から2週間前から釈放されたメアリーは、保護観察官のトム・ドゥーガンから紹介された、エドのガソリンスタンドの採用の面接を受け合格し、ガソリンスタンドの夜勤で働きだすことに。 
 メアリーは元カレのジェイムズ火をつけて刑務所に入っていたのだ。
 幻覚が見えるという報告書もあり、メアリーの処遇をめぐっては保釈に反対する声も多かったので、会いに来たトムは報告を忘れないよう忠告するのだった。
 実際、メアリーには元カレが人を殺す幻覚が見えていたが、トムには秘密にしていたのだった。 
 友人のデビーの応援もあり、ガソリンスタンドで働きだすことにするのだが、メアリーをガソリンスタンドに送り届けたデビーは雨の中、レインコートの人物に殺されてしまうのだった、、、。
 メアリーに仕事の流れを教え、職場のボビーは帰っていくが、しばらくすると、嫌がらせの電話がかかってくるのだった、、、。


 ■感想■
 『アウトレイジワールド』(2011年)、『ダークライト』(2019年)のパドレイグ・レイノルズ監督、脚本のスリラー映画。

 35人を殺したと言われている「雨の切り裂き魔」と呼ばれた連続殺人鬼ジェイムズが元カレだったヒロインが、ある日彼氏の正体を知るが、脅され続け、何も出来ずにいたが、家に火をつけたという設定です。

 てっきり、ヒロインがおかしくなっているのか、はたまた別の犯人がいるのかと思いきや、元カレが刑務所脱走していたというトンデモなオチ!!
 刑務所脱走するシーンなど、当然なく保護観察官からの説明だけ、、、。製作費の関係もあるでしょうけど。

 連続35人殺害した犯人が脱走したというのに、警察も保護観察官も対応悪すぎという気もしますが。

 ヒロインのメアリーを雇ってくれたガススタンドエドだけは助かるものの、あとは全員悲惨な目に、、、。
 友人のデビー、保護観察官、職場の同僚ボビー、刑務所帰りのメアリーにみんな親切にしてくれたのに、、、。こういう作品の場合、保護観察官は嫌なヤツとか、職場の同僚はセクハラ野郎とかの設定が多いのに、そんなこともなく良い人が全員犠牲になってしまう、、、。
 そういうところは『アウトレイジワールド』でも登場人物に容赦なかったパドレイグ・レイノルズっぽいですが、ストーリーは本当に普通の作品でした。
 分かりやすく例えると、”1990年代のスティーヴン・マイナー監督の作品です”って紹介されたら信じちゃうような感じの作品です。

 『アウトレイジワールド』のパドレイグ・レイノルズが監督&脚本なので、もう少しヒネリがある作品かと思ったのですが、ごくごく普通のスリラー映画でした、、、。

 監督のパドレイグ・レイノルズも、製作した順で観ると『アウトレイジ・ワールド』、『ザ・スタンド 連続殺人犯の元カレと妄想症の私』、『ダークライト』と観てくると、だんだん普通の特長のない監督になっていく気が、、。
 『ダークライト』にいたっては、普通のホラー映画よりも面白くないような気が、、、。特にきにしていなければ誰が監督だったのかも気にならないレベルに、、、。

 でも、パドレイグ・レイノルズ監督の作品はなんだかんだ言ってもチェックして観ておきたいので、日本未公開の2016年のホラー映画”Worry Dolls”(脚本はかいていないです)、どこかのメーカーさんソフト化してくれないでしょうか??


 ■日本語吹替キャスト■
 メアリー :赤星 真以子
 運転手  :小磯 一斉
 ボビー  :坂口 聖
 キャロル :幕田有里
 トム   :藤枝どんぐり
 ジェイムズ:相合谷由馬
 デビー  :高岡香

今作のリンクがないので『アウトレイジワールド』のリンクを。

 

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『ライブリポート』

2021-01-12 00:05:40 | サスペンス

ライブリポート
LINE OF DUTY(2019年イギリス、アメリカ)
 監督:スティーヴン・C・ミラー
 脚本:ジェレミー・ドライズデール
 出演:アーロン・エッカート
    コートニー・イートン
    ジェシカ・ルー
    ティナ・メイヤー

 ■ストーリー■
 制服警官ペニーは事件の連絡を聞き現場に近かったため、待機の指示を受けたにも関わらず犯人を追跡する。逃走する犯人を追い詰めるものの拳銃を向けられ発砲、犯人を撃ち殺してしまうのだった。
 犯人は警察署長の娘を誘拐し身代金を受け取りに来たところを警察の存在に気づき逃走していたのだった。そして、警察署長の娘のタイムリミットが迫っていた。ネット配信のザ・ピープル.comのリポーター、エイヴァは事件を知りペニーに近づき生配信するのだった。ペニーは配信を条件にエイヴァに協力させながら事件を捜査するのだった。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 少女を助けるために警官とニュースサイトの配信リポーターが協力して捜査するサスペンス映画。

 監督は『ゾンビ・トランスフュージョン』(2006年)のスティーヴン・C・ミラー。
 スティーヴン・C・ミラー監督の日本での公開作すべて観ています。
 ホラーのTVムービー『スクリーム・オブ・バンシー 殺戮の妖精』(2011年)、ちょっとだけ危ない少年の活躍を描く『キッズ・リベンジ』(2012年)、『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』のリメイク『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース』(2012年)、車に閉じ込められるスリラー映画『リムジン 余命60分』(2014年)、ブルース・ウィリス、ケラン・ラッツ主演のスパイ物『エクストラクション』(2015年)、ブルース・ウィリス出演の銀行強盗物『マローダーズ 襲撃者』(2016年)、ニコラス・ケイジ『キング・ホステージ』(2017年)、またまたブルース・ウィリス『ファースト・キル』(2017年)、シルヴェスター・スタローンのシリーズ2作目『大脱出2』(2018年)。

 最初の頃はホラー映画や、変わった感じのサスペンス映画の佳作を撮っていたのに、いつのまにかメジャーな俳優が出演するアクション映画の普通の作品を撮るようになってしまいました。 
 アクション映画でなく、ホラー映画に戻ってきて欲しいんですけどー。

  ニコラス・ケイジが出演した『キング・ホステージ』や、シルヴェスター・スタローンが出演した『大脱出2』とかは本当になぜ監督しちゃったの??みたいな感じの作品でしたけど、あとの作品はハズレがないです(自分とっては、、、。)

 アクション映画を撮る前の、2012年のホラー映画”Under the Bed”が日本未公開なので観たいんですけどね。

 今作もサスペンス映画の佳作でした。
 生配信されちゃったら、主人公の行動、犯人にもリアルタイムで筒抜け状態でおかしなコトになっちゃってますけど、そこが気にならなければすごく面白く観れます。
 ハデな銃撃戦や、カーアクション等もありますが、基本、アクションよりもサスペンス映画度が高い感じでしょうか??

 サスペンス映画度 ★★★★
 アクション映画度 ★★★
 定番の展開度   ★★★★

 最後、警察署長が、主人公にお礼を言わないのは、なぜ??みたいなところもありますが、あとのシーンは、ほとんどこういうサスペンス映画、定番な展開で安心して観ていられます。
 ランニングタイム99分と短いこともあり、主人公たちが展開に困りそうになる前に、犯人が向こうからワザワザやってきてくれます!!
 主人公に兄弟を殺されて復讐したいという気持ちは分かりますが、、犯人は死にたがっているとしか思えない精神状態ですね、、、。

 

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『カンフーモンスター』

2021-01-11 00:23:40 | 香港映画

カンフー・モンスター
武林怪獣  KUNG FU MONSTER(2018年香港、中国)
 監督:アンドリュウ・ラウ
 脚本:ラン・チャオ
    リン・ティン
 出演:ルイス・クー
    チーニー・チェン
    ビー・ヘイデン
    バオ・ベイアル
    ワン・タイリー
    チョウ・ドンユイ
    ピーター・ホー
    アレックス・フォン

 ■ストーリー■
 明朝末期、朝廷が乱れ、宦官が権力を欲しいままにし、東廠の提督、孫玉鶴(ソン・ギョクカク)が猛威を振るっていた。ちょうどそのころ南の国、渤泥国(ブルネイ王国)から黒毛に覆われた世にも珍しい怪物が献上された。孫玉鶴はその怪物を使い謀反を画策し、皇太子を抹殺しようとするのだった。孫玉鶴は、錦衣衛の獣使い封四海(ホウ・シカイ)にその怪物を人殺しの道具に育てるよう指示するのだった。しかし、封四海は、育てるうちに、招財(ショウザイ)と名付けたその怪物に愛着がわき逃すことに、、、。そして、封四海も逃走するのだった。
 孫玉鶴は、逃げた封四海と怪物に3万両の賞金を出すのだった。掲示が出ると武林では怪物を捕えようと必死になった。怪物の捕縛に名を借り、謀反の火種となる可能性のある江湖の侠客たちが争い殺し合い死んでいった。
 封四海はすでに捕吏に捕えられ、花田客桟に運ばれようとしていた。
 冷氷氷(レイ・ヒョウヒョウ)は、封四海を助けるため、輸送している朝廷の官銀を奪うという嘘で仲間を集めるのだった。川陜(せんせん)義軍の甄剣(シン・ケン)、熊嬌嬌(ユウ・キョウキョウ)、江湖で有名な3手必殺の岳山翁(ガク・サンユウ)たちを集めていた。また、宿に集まった胡中(コチュウ)とその弟分と武柏(ブ・ハク)で、東廠の官兵たちを待ち伏せするのだった。
 

 ■感想■
 アンドリュウ・ラウ監督、ルイス・クー主演のコメディタッチの武侠モンスター映画。
 もう少しシリアスな作品だと思っていたんで、ちょっとびっくり、、、。
 『インファナル・アフェア』(2002年)、『デイジー』(2006年)、『傷だらけの男たち』(2006年)とシリアスな作品のイメージが強かったので、、、。
 と、思って調べたらアンディ・ラウ、セシリア・チャン主演のコメディ『剣客之恋』(2006年)とかも監督してました。
 基本、どんなジャンルの作品でも監督しちゃう香港映画ですからね、、、。

  香港映画なんでコメディタッチのユルユル系の作品なのに、バンバン人が死んでます!
 江湖の侠客?の名前まで紹介された達人たち4人もあっという間に退場!!名前までテロップで出したのに、、、。
 ルイス・クーは怪物招財を逃すためとはいえ、護衛の人間も(多分)殺しまくり、、、。

 花田客桟にルイス・クーを移送していた東廠の兵隊も(多分)死にまくり、、、。

 ストーリー的には、ずいぶんと物騒な物語なのに、コメディなので、のーんびり、ユルユル、、、。

 途中、ミュージカルのようになるシーンまで用意されてます。真剣に観てたたら、何やってんのー??って思っちゃいますけど、ボケーっとして観る分には十分面白いです。
 こういう作品、香港映画では、かつては多かったんですけど、今ではほとんど観れないので貴重かも??
 日本で公開されていないだけなのか、本国でも作られていないのか分からないですけど、、、。

  宦官の孫玉鶴もあんなに強いなら怪物を調教しなくても良かったのでは??とも思いますけど、あくまでも犯人をあの怪物にしたかったんでしょうねぇ、、、。
 
 香港映画のゆるーいコメディ調の作品が好きな映画ファンは必見!

 

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『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』

2021-01-10 00:03:15 | ドラマ

ディック・ロングはなぜ死んだのか?
THE DEATH OF DICK LONG(2019年アメリカ)
 監督:ダニエル・シナート
 脚本:ビリー・チュウ
 出演:マイケル・アボット・Jr
    ヴァージニア・ニューコム
    アンドレ・ハイランド
    サラ・ベイカー
    ジェス・ワイクスラー

 ■ストーリー■
 田舎町の売れないバンド仲間のジークとアールは、ある原因でケガをした仲間のディック・ロングを緊急病棟の前に置き去りにして逃走する。しかし、その後ディックは死亡してしまう。直腸からの出血と頭を鈍器で殴られたような傷から保安官は殺人事件として捜査を進めるのだった。
 ジークとアールは、証拠隠滅を図るのだが、、、グダグダ、ユルユルの行動で窮地に陥っていくのだった、、、。

 ■感想■
 ある原因で死んだ仲間のことを隠そうとする男たちを描くドラマ。

 当事者たちにとっては大変な事件ですが、グダグダ、ユルユル、その場しのぎの言い訳で主人公ジークは窮地に陥っていきます、、、。
 
 「もう少しうまく言い訳すれば??」

 と思わず思っちゃいます、、、。

 アメリカで実際に起きた事件にインスパイアされて作ったそうです。実際って、いろんな人がいるアメリカ広すぎ、、、。

 事件らしい事件もなく、主人公のグダグダの行動だけでランニングタイム100分飽きさせないのはさすがですが、、、。
 あまりにも映画的な意味でのエンターテイメント性のある事件が起きないので1度観れば十分って感じの作品でした。

 ミステリー度    ★
 主人公のグダグダ度 ★★★★
 驚きのオチ度    ★
 コメディ度     ★★

 途中で、ディック・ロングの死因が分かっちゃうんですが、そこからのやはりグダグダの展開で楽しめるかどうかで評価が分かれちゃうかも??

 ディック・ロングのサイフの免許証を抜いたもののカードを入れたまま警官に届けたり、血がついた車を沼に落としたら沈まず半分出たまんまとか、、、。

 そういうのに笑えたり、ニヤニヤ出来る人には面白いかもしれないです。

 自分は面白くもなく、つまらなくもなく、ごくごく普通でした、、、。 

 

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『獄狼 制裁の掟』

2021-01-09 00:17:47 | ドラマ

獄狼 制裁の掟
LONE WOLVES(2019年スペイン)
 監督:セルジ・アルナウ
 脚本:セルジ・アルナウ
 出演:ジョエル・ミンゲ
    パウ・パレード
    ホセ・アントニオ・マリン
    ジョアン・マッソクライナー
    フレッド・アデニス

 ■ストーリー■
 刑務所にいれられた刑事のヴィックとトニーは、刑務所長に強要されドレクサーを殺すのだった。ドレクサーは実業家ソマーの密輸の証人だった。

 ■感想■
 スペインの刑務所を舞台にした犯罪ドラマ。
 
 ストーリー、合ってますでしょうか??
 ストーリーがおかしいのか、字幕がおかしいのか、全然理解できませんでした、、、。

 2021年、最初のZ級映画でした、、、。
 Z級でなくZZ級でしょう、、、、。

 普通に映像化したら20分くらいのストーリーでは??
 ランニングタイム80分が3時間くらいに感じるくらいつらかったーーー。

 もう、明日には今作を観たことを忘れたい、、、。

 自分がバカなのかストーリーが全然わかりませんでした、、、。
 全然内容がないのに、時間軸をずらしたりして余計に難しくなってました、、、。

 大事な証人なのに、なぜ普通に刑務所に??
 大事な証人でないなら、ワザワザ殺さなくても良かったでしょうし、、、。

 刑務所長が証人を殺すために刑事2人を刑務所に入れたってコトですよね??
 見た感じ、かなり物騒な刑務所なんで、わざわざ刑事に殺させなくても良かったのでは??

 警部や、刑事らしき男も殺されちゃいますがスペインでは警官殺しは罪は重くないんでしょうか??

 最後は投げっぱなしのまま終了??ヒットしたら続編でも作るつもりだったんでしょうか??

 一応リンクはっておきます、、。

 

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『ブラック アンド ブルー』

2021-01-08 22:20:37 | サスペンス

ブラック アンド ブルー
BLACK AND BLUE(2019年アメリカ)
 監督:デオン・テイラー
 脚本:ピーター・A・ダウリング
 出演:ナオミ・ハリス
    タイリース・ギブソン
    フランク・グリロ
    マイク・コルター
    リード・スコット

 ■ストーリー■
 元軍人のアリシア・ウェストは婦人警官として故郷ニューオーリンズの町に帰って来る。パートナーのジェニングスが突然命じられた夜勤を交代で行うことになりディーコンと組み夜の町へパトロールする。
 ディーコンが情報屋と会っている間、パトカーで待機するよう言われるが、銃声がしたため工場に入っていくと、麻薬課の警官が売人を撃っている現場をボディカメラで撮影してしまうのだった。警官の1人スミッテイに撃たれるものの防弾ベストで助かりその場を逃げ出すのだった。マローンとスミッティとディーコンの3人の警官に追われ、知り合いのマウスのスーパーマーケットに逃げ込むのだった。アリシアはパートナーのジェニングスに助けを求めるのだが、、、。

 ■感想■
 『UNCHAIND アンチェインド』(2010年)、『侵入する男』(2019年)のデオン・テイラー監督のサスペンス映画。
 『パージなナイト ブラックさん家の史上最悪の12時間』(2016年)も監督&脚本してるんですがこちらは未見です、、、。

 デオン・テイラー監督作には日本未公開作があり、ネオナチとそのガールフレンドに人質にされる家族を描いたスリラー映画”Supremacy”(2014年)”も観たくなりました。
 
 今作や『侵入する男』は同じ2019年の作品なので、同じ年に2本作っちゃったんですね。『侵入する男』は本当に良くある普通のスリラー映画でしたが、今作はすごく面白かったです。

 脚本は『サブウェイNY』(2009年)のピーター・A・ダウリング。『フライトプラン』の脚本も書いていたりします、、、。(『フライトプラン』とかあげると駄作感が漂っちゃいますが、、、)。

 出演はナオミ・ハリス、タイリース・ギブソン、フランコ・グリロ、リード・スコットとやたら豪華です。
 自分が良く観るB級、C級、Z級作品と比べたらですけどね。

 

 汚職警官の犯罪現場を見てしまった婦人警官の活躍を描くオーソドックスなストーリーですが108分間だれることなく楽しく観れます。
 サスペンス映画好きなら観ておいた方が良い作品なのは確か!!

 身内の警官が犯した犯罪現場を見てしまったらという、こういう警察物が好きな人にはたまらない設定の作品です。
 主人公もアフリカ系アメリカ人の女性警官。
 
 これが、主人公がチャック・ノリスだったら、全然心配しない上に、余裕しゃくしゃくな感じなんですが、、、今作はそうもいかないです。
 チャック・ノリスが『野獣走査線』(1985年)で居合わせるのは、汚職警官の売人殺害現場でなく、少年誤射事件の現場ですが、、、。

 サスペンス度    ★★★★
 警察物度      ★★★★
 チャック・ノリス度 なし

 今作くらいの面白い映画を地上波でゴールデンタイムとかに放映したら、映画ファンも、もっともっと増えると思うんですが、どうなんでしょう??
 ゴールデンタイムが無理なら土日祝の午後とかに放送でも、、、。

 チャック・ノリスの警察物です。

 

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『殺人狂騒曲 第9の生贄』

2021-01-07 22:16:51 | ファンタジー

殺人狂騒曲 第9の生贄
ДЕΒЯΤΑЯ(2019年ロシア)
 監督:ニコライ・ホメリキ
 脚本:マリーナ・ディアチェンコ
    セルゲイ・ディアチェンコ
    マイケル・クピスク
    アレキサンダー・ロディオノフ
    セルゲイ・ボドロフ
    マリーナ・デニスヴィッチ
    オレグ・マスティッシュ
    セルゲイ・スネシュキン
    セルゲイ・ポドロフ
    イリア・ティルキン
    ナデシュダ・ヴォロベヴァ
    クリル・シュレンコフ    
 出演:エフゲニー・ツィガノフ
    ドミトリー・リセンコフ
    デイジー・ヘッド
    ユーリー・コロコリニコフ
    エフゲニー・トゥカチュク

 ■ストーリー■
 ジェームズとオリヴィアの夫婦は、娘オードリーを生き返らせるために砂漠の古代都市にやってくる。遺跡にあった魔術の本で娘オードリーを生き返らせようとオリヴィアを犠牲にしようとするが、遺跡が崩れジェームズは死亡。オリヴィアは本を持ち帰るのだった。
 19世紀のサンクトペテルブルク、美女が襲われ続猟的に殺される連続殺人事件が発生する。ロストフ警部とガニンは4番目の犠牲者の心臓の代わりに五芒星が描かれた卵を見つける。五芒星を使っている霊媒師オリヴィアに事件の捜査の協力を依頼するのだった。
 ロストフ警部は、事件の犯行現場がペンタグラムを形つくるようにで起きていることを発見するが、6番目の犠牲者が出てしまうのだった。オリヴィアはペンタグラムの頂点の5人に4つの要素で犠牲者は9番目まででるだろうと予見するのだった。

 □■□ネタバレあり□■□
 映画のシーンや犯人を記事にしてるので、観てから読んで下さい。

 ■感想■
 ロシアのファンタジーミステリー映画。

 あらすじを書いちゃうと、犯人が誰かすぐにわかっちゃいます、、、。
 映画の冒頭のシーンなので、映画を観てると忘れちゃいますが、あえて、あらすじを書くと、犯人になりそうなのは、、。

 大体、サンクトペテルブルクのシーンで、最初に魔術の本が盗まれちゃうので、犯人は1人しかいないですよね、、。
 
 映画の中では、怪しそうな人物が次々(と言っても2人?)と出てきますが、すぐに犯人でないことがわかり、振出しに、、、。
 犠牲者が犯人に担がれている現場を目撃し、その後犯人から懐中時計を盗んだパヴルジャ(死人)。
 パヴルジャに盗まれた懐中時計の持ち主で、オリヴィアをロシアに呼び寄せた富豪のゴリツィン。

 パヴルジャは悪党すぎて、警官撃たれちゃいます。
 ゴリツィンはオカルトにはまっているだけで犯行時刻にアリバイがあります。

 ご都合主義的に、ストーリーを進めるためだけにオリヴィアが霊視しちゃいます。
 映画としてはこういうのもアリですけど、大してミステリー度が高く無いので、やっぱりご都合主義的とかに見えちゃうかも??

 ロシア映画としては、けっこう短くて観やすいです。

 ミステリー映画度   ★★★
 エンターテイメント度 ★★★★
 オカルト度      ★

 1番驚いたシーンは、まだ警部に話している最中の容疑者パヴルジャをガニンが撃ち殺しちゃうシーンでしょうか??
 てっきり犯人はガニンでは??と思いましたが、良く考えたらパヴルジャはその前に理不尽に情報屋ゴファー殺してましたからね。いくら復讐でも話している最中はおかしいでしょ、、、。

 

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『透明人間』(2020年)

2021-01-06 22:06:16 | スリラー

透明人間
THE INVISIBLE MAN(2020年カナダ、オーストラリア、アメリカ)
 監督:リー・ワネル
 脚本:リー・ワネル
 原案:リー・ワネル
 出演:エリザベス・モス
    オルモス・ホッジ
    ストーム・リード
    ハリエット・ダイアー
    マイケル・ドーマン

 ■ストーリー■
 天才科学者の恋人エイドリアンの束縛から逃れるためセシリアは薬をもりエイドリアンを眠らせ家から脱走する。しかし、車の警報装置に触ってしまい、警報に気づいたエイドリアンが彼女を追ってくる。その場は妹エミリーの助けでなんとか逃げ切るのだった。
 セシリアは妹エミリーのボーイフレンド、ジェームズの家に身を寄せる。ある日、エイドリアンが自殺したとのニュースが入って来る。エイドリアンの財産の一部がセシリアに残されたことが分かる。セシリアはエイドリアンが自殺するような人間でないので何かあるのでは?と疑うのだが、、、。

 ■感想■
 「ソウ」シリーズの脚本や『アップグレード』(2018年)の監督のリー・ワネルが脚本&監督したスリラー映画。

 ユニバーサル・ピクチャーズが自社のクラシックのホラー映画のモンスターを集結させようとした企画”ダークユニバース”があったんですが、トム・クルーズの『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』(2017年)が大コケたため、新たな単発作品として完成させたのが今作『透明人間』。

 ところで、今作の犯人のエイドリアンですけど、タイトルでネタバレしちゃってるので書いちゃいますけど、透明人間です。

 透明人間だからって、ジェームズの家で、ジェームズの娘シドニーを殴ったの??
 いくら目に見えなくても、人間が同じ部屋にいたら気配で気づくはず!!
 時代劇の侍にだったら、気配だけで一発でぶった斬られちゃいますヨー。

 裸じゃ寒いのでは??と思ったら、実は、透明になるのは透明スーツを着込んでいたからでした。
 さすがに裸っていう設定じゃ、風邪ひいちゃいますもんね。

 あと、あのスーツ、力も出せるのでしょうか??
 キッチンで透明人間のエイドリアンが、セシリアを持ち上げるシーンがありましたが、どれだけ力持ち??
 スティーヴ・オースティンか、デイヴ・バウティスタか?
 

 こんなコトを色々と観ながら考えちゃうほど、長い、、、。
 長い、、ランニングタイム125分はさすがに長すぎ。
 あと15分くらい短くても良かったのでは??
 
 でも、トム・クルーズの『ザ・マミー 呪われた砂漠の魔女』よりは何倍も面白いです。

 今作の1番の驚きは製作費700万ドル!
 製作費が安すぎ(ハリウッドの映画としては、、)!!

 アメリカで700万ドルで今作のようなスリラー映画が作れるんだから、日本でもアイデア練れれば、面白い映画作れそうですよね、、。

 

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『カウントダウン』

2021-01-05 00:35:02 | スリラー

『カウントダウン』
COUNTDOWN(2019年アメリカ)
 監督:ジャスティン・デック
 脚本:ジャスティン・デック
 出演:エリザベス・レイル
    ジョーダン・キャロウェイ
    タリサ・エリアナ・ベイトマン
    ディラン・レーン
    タイチーナ・アーノルド

 ■ストーリー■
 ホームパーティで余命がわかるアプリで遊んだコートニーは余命が3時間37分と出てしまう。酔った彼氏エヴァンに車で送ってもらうのを断るがアプリで利用規約違反と出て自宅で謎の死を遂げるのだった。一方、エヴァンはコートニーが死ぬ予定だった時刻に事故を起こし木に激突、病院に入院するのだった。
 病院に勤める学生クインは、入院しているエヴァンの話が職場で話題になっていたため、自分も余命の分かるアプリをダウンロードするのだった。そんなときエヴァンは死亡予定時刻通りに階段から落ちて死亡するのだった。
 クインはカウントダウンアプリであと1日と22時間後に死亡すると出ていた。家族と行くはずだった母親の墓参りの予定を変更し、解決策を探ろうとする。スマホを買い替えてみるが、新しい機種にもアプリがダウンロードされ更新されてしまうのだった。携帯ショップのクインの様子で同じアプリをダウンロードしたと思ったマットが声を掛けてくるのだった、、、。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 余命が分かるアプリをダウンロードしたために恐怖体験をする若者を描くホラー映画。

 同じくアプリを描くオランダのスリラー映画『APP:アプリ』(2013年)がありました。『APP:アプリ』は人工知能みたいなアプリが暴走するような作品ですが、結局犯人がいるようなサスペンス映画でしたが、今作『カウントダウン』は完全にホラー映画です。

 『APP:アプリ』は本国オランダでは、映画を観る前に映画に出てくるアプリをダウンロードして観るというイベント型の映画だったようです。ランニングタイムも79分と超短め!!スマホ見ながら映画に参加みたいな感じだったんでしょうか??

 今作に最も近い作品だと「ファイナル・デスティネーション」シリーズのような感じでしょうか??(あれ、ネタバレ??)

 

 主人公のヒロインもすぐに状況を把握して行動に移します。ティーン向けホラーのためなのか、ストーリーがスムーズに次から次へと展開していきます。
 ランニングタイム90分なので、ホントにテンポ良く進んでいきます!!
 登場人物たちの行動も早くて、まるで香港映画のよう、、、。

 どうすれば良いのか、専門家がすぐに出てきます。
 重厚な雰囲気なホラー映画だったら、専門家に会うまででストーリーのほとんど使っちゃいますけど、今作は、教会の神父さんだか牧師さんにすぐに紹介されちゃいます!!

 思わず「はやッ!!」

 その後の行動も、スマホ販売店に行って店長にアプリにハッキングしてもらってデータを修正して、解決ー、みたいな!!
 
 当然、そこでは終わらないんですが、とにかく展開が早い、、、。
 アメリカのティーン向けホラーって面白いですよね。

 アプリを入れないと余命は分からないけど(ヒロインのお父さんとか普通に生きているので)、入れちゃうと余命の日付、時刻が決定になっちゃうんですね。この設定、けっこう面白いですね。

  なんか、こういう軽いノリで、日本映画もホラー映画とか作れると良いなあとか思っちゃいました。
  でも、今作は映画の制作費とか物価が高いアメリカで製作費650万ドルなんで、日本映画でも十分作れそうな気がしちゃいます。

 ■日本語吹替キャスト■
 クイン・ハリス:片浦 寛子
 サリヴァン  :斉藤 康史
 ジョーダン  :鈴木 美咲
 マット    :野口 晃
 ジョン神父  :西村 健史
 エイミー   :白川 りさ
  

オランダ映画。あっという間に終わちゃいます。

 

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『悪魔の墓場』最終版Blu-ray発売

2021-01-04 21:43:47 | DVD新譜の記事

 ホルヘ・グロウ監督のリビングデッド物『悪魔の墓場』(1973年)の《最終版》ブルーレイが2021年3月10日にキングレコードさんから発売になります。

 『悪魔の墓場』(1974年)は『悪魔のはらわた』(1973年)、『悪魔のいけにえ』(1974年)に続くヘラルド"悪魔のシリーズ"として日本で劇場公開されたゾンビ映画です。
 今のホラー映画ファンから見ると、ちょっとゆっくり目の展開かもしれないですけど、1970年代はもちろん、1980年代、1990年代のホラー映画が好きな映画ファンなら大必見の1本。

 ジョージ・A・ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生』(1968年)が公開されなかった日本では、初めて人間を襲うリビングデッド物。

 キングレコードさんの最終版は値付けが高いのが難ですが、、、。

 
特典
1)テレビ放送時の日本語吹替音声を収録!
2)2時間を超える豊富な特典映像を収録。
  ホルヘ・グロウカタロニアのカルト映画王
  犯罪の化学 ジャネット・デ・ロッシ(特撮)のインタヴュー
  ジャネット・デ・ロッシQ&A
  オリジナル予告編
  テレビスポット
  ラジオスポット
3)トロイ・ハワース(映画研究家)による英語オーディオコメンタリー
  ナサニエル・トンプソンとブルース・ホールチェックによる英語オーディオコメンタリー
4)16ページブックレットを封入。

amazon.co,jp限定盤は、ゾンビ3人衆缶バッチつき

 

最終版でないBlu-rayも同時発売。

 

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『僕を憐れむ子守唄 呪われたベッドNo.6』

2021-01-04 00:59:01 | ホラー

僕を憐れむ子守唄 呪われたベッドNo.6
LETTO NUMERO 6(2019年イタリア、アルゼンチン)
 監督:ミレーナ・ココッツァ
 脚本:ミケオーリーランジェロ・ラ・ネーヴ
    アントニオ・マネッティ
    マルコ・マネッティ
 出演:カロリーナ・クレッセンティ
    アンドレア・ラッタンツィ
    ピエール・ジョルジオ・ベロッチオ
    ナタリー・カルドナッツォ
    カーラ・カッソーラ
    ロベルト・シトラン


 ■ストーリー■
 妊娠していることを隠して教会系の小児病棟の夜勤に勤め始めた医師のビアンカ。前任者が飛び降り自殺したことを知るが、すぐに転属依頼もできずその病棟で働き続けるのだった。
 6番ベッドの子どもが母親が迎えに来ないと泣いているので慰めるのだった。翌日、病院のシスターに6番ベッドの子どものことを聞くと、そのベッドには誰もいないという答えが返ってくるのだった。確かにそのベッドには誰もいないのだった。全部の部屋を見るが、昨晩見た男の子はいないのだった。
 夫にそのことを話すがビアンカの話を信じてくれずとりあってくれないのだった。セヴェロ神父も何かを隠しているようなのだが何も分からないままだった。ビアンカは小児病棟の看護師フランチェスコと調査を始めるのだが、、、。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 元精神病院だった小児科病棟で起きるオカルト現象を描くイタリアのホラー映画。
 
 小児科病棟の夜勤の仕事っていうのがあるんですね。順番で誰かが夜勤するのでなく、夜勤のみの仕事。日本でもそうなんでしょうか??

 ストーリーはほとんどなく、小児科病棟の6番ベッドに夜になると男の子が現れるというものです。ヒロインは原因究明のために動き出す。
 幽霊が出る理由は本当にいつものオカルト映画的に普通の理由です。
 60年間母親が迎えにくるのを待っていた、、。
 それだけのストーリーにランニングタイム112分!
 普段なら、長すぎ!とかすぐ言っちゃうですが、今作はしっかり作られていて順当な長さです。
 本当に丁寧に作られています。
 悪い意味でなく、いい意味で丁寧です。
 
 この内容で、ランニングタイム112分飽きさせないので、演出力は確かですね。

 途中、交霊会で霊媒師が自殺するシーンや、神父が少年ミケーレに襲われたりするシーンとかあって、だれないようになっています。

 怖くないオカルト映画ですが、死人がけっこう出ます。ヒロインもあわやのところで偶然フランチェスコに助けられますが、、、。

 最後、病院に入院している子どもたちが白目がなく起きてくるので、ゾンビにでもなっちゃうのかな??とも思いましたが、そんなコトもなくごくごく普通に終わります。
 あそこで、子どもたちが病院から街に出て全員、大人を襲い始めたりしたら、超トンデモ展開で面白かったのに、、。

 監督のミレーナ・ココッツァは、今のところ長編作品は今作のみのようです。

 ちなみに、今作はオリジナル版は117分なので5分カット?それともヨーロッパの作品なのでPALの早回し版でしょうか??

 ■日本語吹替キャスト■

 ビアンカ   :笹島 かほる
 セヴェロ   :西垣 俊作
 エットレ   :佐々木 祐介
 ミケーレ   :塙 真奈美
 レティツィア :北林 早苗
 フランチェスコ:伊藤 聖将
 マリア・ピア :高富 彩織
 ジュリオ   :山下 大毅
 司教     :高橋 ちんねん
 ジャチャンタ :北川 ゆめ

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『新喜劇王』

2021-01-03 20:29:31 | 香港映画

新喜劇王
新喜劇之王 THE NEW KING OF COMEDEY(2019年香港、中国)
 監督:チャウ・シンチー
    ハーマン・ヤウ(ハーマン・ヤオ)
 脚本:チャウ・シンチー
 出演:エ・ジンウェン
    ワン・パオチャン
    チャン・チュエダン
    ジン・ルーワン
    ユエン・シンチ

 ■ストーリー■
 映画女優を目指すモンは、万年エキストラの端役ばかり演じている、、、。
 モンはプチ整形して、かつての大スター、マーが出演する”白雪姫 血のチャイナタウン”のオーディションを受け、その顔が受けマーと共演するチャンスを得るのだった。しかし、かつての大スター、マーは落ちぶれているものの注文だけつけてくる状態だった、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 何も知らずに観た方が100倍面白いので、観る方は読まないで下さい。


 ■感想■
 チャウ・シンチー監督&脚本の1999年の香港コメディ映画『喜劇王』をリブートして作り上げた感動作、、、??なんで感動作。 

 映画女優を目指すヒロインが、チャウ・シンチー映画お得意のドタバタをしているうちになぜか最後は感動的な姿に、、、。
 笑うつもりで観たら、感動して涙ポロポロに、、、。
 笑うつもりと言っても、香港映画のベタすぎなギャグでゲラゲラとは笑えないんですけど、、、。

 笑いのシーンと言えば、今作のヒロインのモンがメイクしたまま家で食事するシーンは、少しだけ笑えました。

 

 感動的と言えば、チャウ・シンチー監督の『西遊記 はじまりのはじまり』(2013年)も最後は涙ポロポロだった気が、、、。どこまで涙もろいの、オレ??

 
 
 いっしょにいた映画女優を目指してもいない女友達が、顔だけで事務所にスカウトされたり、恋人チャーリーにだまされたり、、、踏んだり蹴ったりの人生のモン。
 顔も映らない役しかオーディションで受からないモンですが、映画女優をあきらめない。
 あきらめなければ、成功するという思いが伝わってくるラストは思わず涙、、、。
 マーのアドバイスで試験受けるんですが、、。
 
 ヒロインのモンのどこまでもあきらめない姿が感動的なのは当然としても、モンの父親も感動的!
 娘に「女優の仕事をやめろ」とか言ってるくせに、心配で撮影所まで見に来たりして親バカな姿に感動、、、。
 弁当のシーンとか。
 表彰式のシーンでも、思わずもらい泣き、、、。

 かつての大スターのマーもSNSでトンデモない姿が拡散。
 SNSで拡散して人気者になってしまったマーも努力をやめない姿も感動的!!

 

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