大阪歴史博物館では、無料の遺跡探訪があります。
学芸員やボランティアの方々が、地下に残る遺構展示などを案内してくれます。
11時~16時までのジャストタイム出発で、20分程度。
15時のみ40分かけて南側の史跡公園へも案内してもらえるようです。
出発時間の30分前から先着40名まで、博物館1階で申し込みます。
博物館とNHKの敷地には5世紀の大型倉庫群や、
大化の改新後、孝徳天皇が造営した難波長柄豊崎宮などの遺跡が発掘されています。
説明を受けなかったら見逃してしまいそうになる柱のあと。
タイル張りの床は柱のあとを色を変えて表示されています。
地下に案内されると、光を灯した白い行灯が柱の変わりに立てられています。
古墳時代中期の倉庫群は16棟以上あり、1棟の床面積90㎡以上。
整然と並び、すぐれた技術と設計技法で建てられていて、巨大古墳を築いた河内王朝によって造られたものとみられるそうです。
12時から20分間の案内の後、
特別展「発掘された日本列島2010」を見学。
日本国内20遺跡の近年の出土品が全国を巡回公開され、大阪が最後だったようです。
去年ある事柄を検索している時に、この特別展を知り、大阪にきたら見に行こうと楽しみにしていました。
運よく招待券もらえて、ルンルン気分で閲覧させてもらいました。
そしてこの特別展の半券があると、記念講演会も聴講できたのでした。
2時開演で『古墳出現前後の河内と大和』で二題講演
①纒向遺跡-発掘調査の歩みと最新の成果
講師: 橋本輝彦氏(桜井市教育委員会)
②加美・久宝寺遺跡の最新成果と邪馬台国問題
講師: 田中清美氏(大阪市博物館協会大阪文化財研究所)
雪で空いてるかと思ったら大間違い。
ものすごい人でした。
定員250名を大幅に超えて、プロジェクター視聴する別室を用意されたぐらいでした。
衣食足りてこその講演会視聴、
まだまだ日本は豊かなんだとつくづく実感した建国記念日でした。