植物学的に最も驚異的発見で、グロテスクな怪物的植物
イギリス王立園芸協会により「世界で最も醜い植物」の第4位に選定されてます。
葉は2枚だけで、ベルトコンベアーのようにどこまでも伸び続けます。
咲くやこの花館のキソウテンガイは40年は生きてるそうです。
1960年頃に種子から育てられたものです。
自生地のアフリカのナミビアからアンゴラにまたがるナミブ砂漠には、
なんと5000年を超える株があるという。
年輪もないのに、なんで5千年も生きてるってわかるんですかと尋ねると、
放射性炭素年代測定によるとのことでした。
キソウテンガイ(奇想天外)は和名サバクオモト(砂漠万年青)ともいわれ、
ウェルウィチア科1属1種の雌雄異株の裸子植物です。
ウェルウィチアは1859年にこの植物の発見した、
オーストリア人医師F.ウェルウィッチにちなんでいます。
ナミブ砂漠って約8000万年前に生まれた世界で最も古い砂漠らしい。
4500万年前の琥珀の中に閉じ込められた化石として知られていた昆虫「グラディエーター」(Gladiator)が、この地で現存するのが近年発見された。
雨量が年間20mm程度極めて少ない。
しかも40~70℃とものすごく熱い。
卓越した能力のある生物だけが生き残れる世界、そこに奇想天外の故郷があるのです。
咲くや花物語というパンフレットによると
「長生きしている植物の多くは、一見条件が悪そうに見える場所で生き延びています。
短時間に多くの収穫をする畑の植物の世界とは、全く正反対です。
余談ですが、オーストラリアのユーカリは、乾燥地で200年余りかけて優れた材質の木となります。
堅い木材のため、家具から枕木までオールマイティでs。
この話を知った日本人は、ユーカリを日本で植林しましたが、雨の多い日本では成長が早く、質の悪いパルプ程度の材にしかならず失敗に終わりました」