京焼・清水焼窯元・陶葊(とうあん)の器です。
端午の節句で和菓子はこいのぼり。
ちょっと不調法ですが、吸出し椀にインスタント珈琲。
今日は、妙楽寺さんで大つつじを眺めながらのお食事会でした。
最後の〆に甘いもので、お寺の器をお借りしたのでした。
わぁ~、陶あんの食器だ~
高いのは知ってました。
友人がデパートで湯飲みを買うのに付き合ったことがあったからです。
当時湯飲み茶碗1つが1万円ぐらいしてました。
さきほど確かめたら少し安くなってましたが、それでもいいお値段です。
京焼・清水焼窯元・陶葊(とうあん)
何度かネットオークションで出品したことがあります。
出品するには正確に窯元の名前を書かないといけません。
器の裏の刻印見ても、陶葊という字はとても難しくて読めませんでした。
PCのIMEパッドの手書き入力で検索して、「とうあん」と判明。
なんとこの陶葊でオーダーされた陶板が新しくなった本堂に飾られていたのです。
お値段おして知るべしです。
妙楽寺さんは、この4月29日に落慶法要を終えられたばかりです。
本堂が新しくなりました。
2009-04-26 樹齢三百年越える大つつじ
2年前の本堂と大つつじ
今日はすでに満開を過ぎてしまってて、ちょっと残念。
ソテツもつつじも工事期間を立派に乗り越えました。
新しくなったお寺で、またこれからも歴史を刻んでいくことでしょう。
お寺を守り続けてきたお寺の住職さん一家、檀家の皆さん方の努力で落慶を迎えることができたのだと思います。
妙楽寺は浄土宗で、折りしも今年は宗祖の法然上人800年大遠忌。
住職さんはちょうど今年落慶できたといろいろお話してくださいました。
浄土宗の法然、浄土真宗の親鸞、
歴史の時間には習いましたけど、それ以上のことはさっぱりです。
法然上人が詠まれた「月かげ」のお歌
「月影の いたらぬ里は なけれども ながむる人の 心にぞすむ」
『観無量寿経』の一節「光明遍照 十方世界 念仏衆生 摂取不捨」を超簡潔にいいあらわしたお歌だそうです。
「南無阿弥陀仏」と声高くただ一心に称えることにより、すべての人々が救われる。
厳しい修行を経た者や財力のある者だけが救われるわけではないと。
法然上人は平安末期の1133年美作国でお生まれになり、1212年80歳で入寂。
「智者のふるまいをせずして、ただ一向に念仏すべし」
いくたびかの盛衰も多くの人々の支援によって乗り越え、
800年以上、念仏の教えは生き続けてきました。