2日前に、じゅんじゅんさんからお尋ねがありました。
「今では東大寺自身が、修二会におけるゾロアスター教の影響を認めているという。」
これは何らかの根拠がある話でしょうか?
何時そのように東大寺が認めたのですか?
元の記事は→
仏教と思いこんでたけれど 2009-4-16
2年前に使っていたPCは去年秋に壊れてしまった。
そのため検索したサイトをお気に入りにしてたり、
テキストフリーソフトのメモ帳に、コピペで貼り付けたデータなどが残っていない。
どこかのキリスト教会の司教さんのWebサイトだったような気もした。
そこで大文字五山送り火のことも書いてあったような…
あるいは空海は東大寺の別当であった時期もあるので、
その縁から東寺の関係者が語ったと書いてあったのを見たような…
かすかな記憶で「東大寺 修二会 ゾロアスター教」で検索したけれど見つけられなかった。
以下は昨夜の検索で見つけたページです。
お水取り行事とゾロアスター教 2009-3-9
私が記事にしたのが2009年4月でそれより約1ヶ月前のもののようですが、
今回ヒットしてよんだもので以前は知りませんでした。
伊藤 義教 著 「ペルシア文化渡来考」についても触れられてます。
京都大学名誉教授だったイラン学者さんです。
日本画家ユネスコ親善大使平山郁夫氏
火と水のさきわう国
司馬遼太郎 街道をゆく24 近江散歩・奈良散歩
最後の方に修二会(しゅにえ)について詳しく書かれてあります。
他の検索では知りえないことがたくさんあり興味深かったです。
関西では暑さ寒さも彼岸まで、お水取りすむまでは云々と言われます。
東大寺二月堂の修二会の映像は毎年テレビニュースで見ます。
お水取りと言ってるのに、水を触っているシーンは見たことなくて、
お松明(たいまつ)が赤々と燃えるシーンばかりが写されます。
これって火の祭り?
お水取りとはこれいかに、今更ながら気がつきました。
この法会は本来女人禁止だそうですが、最近は観光的に外から眺める人が急増しているが女性が多いらしい。
これすらも見たことがないのです。
エライ人ごみで暗くなるまえから場所取りして、待機してる間はトイレ行くのも大変と聞いているからです。
福井県小浜市に「鵜の瀬」というところがあります。
東大寺建立に尽力した僧侶の良弁さんがこちらの出身だとか。
この良弁さん、どこかで聞いたことがあると思ったら、
石山寺でした
→
2010-11-28 石山寺の如意輪観音と比良明神
東大寺二月堂の「若狭井」という井戸まで秘密の地下水脈を通って、流れ着くとのいわれがあるのだそうです。
その若返りの霊泉と呼ばれる「鵜の瀬」の霊水を、
二月堂の本尊「十一面観音」に備える霊水としてお水取りがなされています。
遠敷川(おにゅうかわ)の鵜の瀬ほとりに鵜のお堂があるそうだ。
若狭彦、若狭姫の神が祀られていて、
この二神を、白石明神、または遠敷明神(おにゅうみょうじん)と呼ぶ。
良弁さんは東大寺創建にあたり、弟子の実忠を用いた。
実忠が十一面悔過法要中に、全国の神の名前を唱えて勧請した時に、遠敷明神の神だけが遠敷川で釣りしていて遅れてしまった。
そのお詫びに、毎年「お水取り」の際に必ず遠敷川からお水を送るという約束をしたといういわれがあるのだそうです。
『石山寺縁起』でも、比良明神は石の上で釣りをしていた…
白石明神、遠敷明神、比良明神、
新羅と関係の深い、新羅由来の神であるらしい。
新羅は中央アジアとはシルクロードの道の経由でもあり、
特別ペルシャと関係が深かったようで、ローマギリシャ時代の出土品もでているそうだ。
この部分は、
レイラインの秘密より
お水取り(修二会)の正しい名称は、十一面悔過(けか)の法会
一般人がしるメインイベントお水取りやお松明の他にもいろいろあります。
知れば知るほどすごいなぁと思いました。
修二会の最中に過去帳を延々と読み上げる、というのがあるそうです。
長くなるので、次回に続きます。