大阪市立美術館は天王寺公園の中にあります。
なんと公園をとりまく塀ができ入場料が必要になってて驚いた。
美術館や天王寺動物園に行く人はその入場券で入れます。
ただ公園へ入るだけなら150円です。
2000年にフェルメール展を見た時以来の訪問だった。
当時はそんな囲いなかったよ。
たぶん2008年の北京オリンピックの時大阪も立候補してたから、
ホームレス対策とかで入場料を取ることにしたのかもしれない。
中に入って、すぐに水上ステージがあり、奥に通天閣がきれいに見えました。
左手が動物園、ここはそのうちエソラと一緒に行きたいな。
右手に美術館
さらにその奥に慶沢園(けいたくえん)という日本庭園がある。
明治以降は住友家邸宅の敷地の一部となっていて、大正14年に大阪市に寄付された立派な庭園だった。
昔は入場料が必要だったけど、今は無料。
美術館左手に河底池
788年、和気清麻呂が旧大和川の流れを変えるため切り開いたそうだ。
少し前に堀越神社前の道がV字に凹んでいるのは、和気清麻呂掘削の後と知った。
なんとこの河底池も、茶臼山古墳の濠を利用して上町台地を開削しようとして失敗した跡地だったと伝わる。
茶臼山が天王寺公園の中にあるのは知ってた。
天王寺がターミナルとなる阪和線の沿線に友人の一人の家があり、
よく天王寺で会って、ただで座れる公園に何度も行ったものだった。
しかしこの年になるまで茶臼山近辺には近づいたこともなかった。
橋の先に見えるこんもりとしたお山が茶臼山です。
標高26メートル!
茶臼山は大阪市内の「3大前方後円古墳」の1つとされてきたが、
近年発掘調査などにより円墳若しくは自然丘陵ではないかと疑問視されてるようだ。
2009年の発掘調査で水銀朱を塗られた石室らしきものが発掘されるも、被葬者は不明。
橋を渡り右に廻ると頂上に向う階段があり、右手に『史跡 茶臼山及河底池』の石碑が建っています。
茶臼山の戦いの陣形の看板が立てられていた。
1614年大坂冬の陣で徳川家康が本陣を置き、翌年の大坂夏の陣では真田幸村が陣をしいた。
この夏の陣で幸村は奮戦むなしく、ここから少し離れた安居神社の境内で戦死したと伝わる。
茶臼山の頂上
頂上を示す標識は何もなく、ただ木が立ってるだけ。
私よりは年上らしきおっちゃん二人が手持ち無沙汰にウロウロしてた。
おばちゃんが長居するところではないと
この木だけ撮影してすぐに立ち去りました。
その近辺には他にもおっちゃんグループが居た。
大阪夏の陣は1615年5月7日と書かれてあったので、真田幸村ファンの集いとかで何かを偲んでいたんだろうか…