<金曜は本の紹介>
「生きて死ぬ智慧(柳澤桂子)」の購入はコチラ
般若心経(はんにゃしんぎょう)とは大乗仏教の空・般若思想を説いた経典の1つで、僅か300字足らずの本文に大乗仏教の心髄が説かれているとされ、一部の宗派を除き僧侶・在家を問わず、読誦経典の1つとして、永く依用されています。
特に、色即是空、空即是色が有名で、その意味は、「一切の形あるものが、そのままでありながら、何もない。何もないことが、そのまま形あるものを現出している。」とのことです。
この本は、柳澤桂子さんが、その般若心経を柳澤桂子さんなりに解釈して訳した本です。その解釈した文章の下には、その般若心経の原文(漢字)が書かれていて分かりやすくなっています。
それから、般若心経全文と読み方があり、そして般若心経の意味と英訳文もあります。
私たちは、自分と他など二元的な考え方に深入りしているため、執着が生まれ、欲の原因になっているようです。
しかし、一元的にものを見たらどうでしょう?
一元的な世界こそが真理で、このような真実に目覚めた人は、物事に執着するということがなくなり、何事も淡々と受け入れることができるようになるとのことです。
般若心経に初めて接する人には、とてもオススメな本だと思います。特に、全文とその読み方、意味とえ英訳もあり親しみやすいと思います。
以下は、その般若心経をこの本を参考に、私なりに訳したものです。参考になればと思います。
観音様が、彼岸に至る智慧を深く修行したとき、この世に存在するものはみな「空」だとひらめき、一切の苦しみと災いから解き放たれた。
弟子よ!
形あるもの、この世の森羅万象は、何もないことと一緒だ。
何もないからこそ、形あるもの・物質的現象も起こり得る。
一切の形あるものが、そのままでありながら、何もない。
何もないことが、そのまま、形あるものを現出している。
受けること・想うこと・行うこと・認識することも、形あるものと同じで、実体はない。
弟子よ!
すべてのものは、空であって、生じることなく、なくなることもなく、汚れているのでもなく、きれいということもなく、増えるということもなく、減るということもない。
それ故に、実体がないという立場においては、形あるものもなく、受けること・想うこと・行うこと・認識することもなく、見ること・聞くこと・匂うこと・味わうこと・触れること等もなく、見るもの・声・香り・味・触れるもの等もなく、眼に見えるもので成り立つ世界もなく、また意識で構成されているような世界もない。
無智もなく、無智がなくなるということもない。
また老死もなく、老死がなくなるということもない。
人生の苦しみやその原因もなく、悟りを得る智慧というものもなく、悟りもない。
得るべきことは何もないのであるから、悟りを求めて修行する者は、彼岸に至る智慧によって、心にこだわりはない。
こだわりがないために、何も恐れることはない。
あらゆる本末転倒している夢想を遠ざけて、絶対的な心の安らぎの境地を極めつくすことができる。
過去・現在・未来の仏は、彼岸に至る智慧によって、この上ない正しい悟りを得るだろう。
ゆえに知るべし、彼岸に至る智慧は、偉大にして神聖なる真言で、偉大にして智慧ある真言で、この上ない真言で、比べる物のない最上の真言で、一切の苦をよく除き、真実にして虚ではない。
ゆえに彼岸に至る智慧の真言を説かん。
すなわち、真言とは次の通り。
行く者よ、行く者よ、彼岸に行く者よ、彼岸に完全に行く者よ、悟りよ、幸いあれ!
面白かった本まとめ(2007年)
面白かった本まとめ(2006年)
面白かった本まとめ(~2006年)
<今日の独り言>
3歳9ヶ月の息子は、最近公園で小学3年生の男の子と仲良く遊ぶようになりました。どうもその男の子とは相性が良いようで、いつも遊んでくれて助かります^_^)
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般若心経(はんにゃしんぎょう)とは大乗仏教の空・般若思想を説いた経典の1つで、僅か300字足らずの本文に大乗仏教の心髄が説かれているとされ、一部の宗派を除き僧侶・在家を問わず、読誦経典の1つとして、永く依用されています。
特に、色即是空、空即是色が有名で、その意味は、「一切の形あるものが、そのままでありながら、何もない。何もないことが、そのまま形あるものを現出している。」とのことです。
この本は、柳澤桂子さんが、その般若心経を柳澤桂子さんなりに解釈して訳した本です。その解釈した文章の下には、その般若心経の原文(漢字)が書かれていて分かりやすくなっています。
それから、般若心経全文と読み方があり、そして般若心経の意味と英訳文もあります。
私たちは、自分と他など二元的な考え方に深入りしているため、執着が生まれ、欲の原因になっているようです。
しかし、一元的にものを見たらどうでしょう?
一元的な世界こそが真理で、このような真実に目覚めた人は、物事に執着するということがなくなり、何事も淡々と受け入れることができるようになるとのことです。
般若心経に初めて接する人には、とてもオススメな本だと思います。特に、全文とその読み方、意味とえ英訳もあり親しみやすいと思います。
以下は、その般若心経をこの本を参考に、私なりに訳したものです。参考になればと思います。
観音様が、彼岸に至る智慧を深く修行したとき、この世に存在するものはみな「空」だとひらめき、一切の苦しみと災いから解き放たれた。
弟子よ!
形あるもの、この世の森羅万象は、何もないことと一緒だ。
何もないからこそ、形あるもの・物質的現象も起こり得る。
一切の形あるものが、そのままでありながら、何もない。
何もないことが、そのまま、形あるものを現出している。
受けること・想うこと・行うこと・認識することも、形あるものと同じで、実体はない。
弟子よ!
すべてのものは、空であって、生じることなく、なくなることもなく、汚れているのでもなく、きれいということもなく、増えるということもなく、減るということもない。
それ故に、実体がないという立場においては、形あるものもなく、受けること・想うこと・行うこと・認識することもなく、見ること・聞くこと・匂うこと・味わうこと・触れること等もなく、見るもの・声・香り・味・触れるもの等もなく、眼に見えるもので成り立つ世界もなく、また意識で構成されているような世界もない。
無智もなく、無智がなくなるということもない。
また老死もなく、老死がなくなるということもない。
人生の苦しみやその原因もなく、悟りを得る智慧というものもなく、悟りもない。
得るべきことは何もないのであるから、悟りを求めて修行する者は、彼岸に至る智慧によって、心にこだわりはない。
こだわりがないために、何も恐れることはない。
あらゆる本末転倒している夢想を遠ざけて、絶対的な心の安らぎの境地を極めつくすことができる。
過去・現在・未来の仏は、彼岸に至る智慧によって、この上ない正しい悟りを得るだろう。
ゆえに知るべし、彼岸に至る智慧は、偉大にして神聖なる真言で、偉大にして智慧ある真言で、この上ない真言で、比べる物のない最上の真言で、一切の苦をよく除き、真実にして虚ではない。
ゆえに彼岸に至る智慧の真言を説かん。
すなわち、真言とは次の通り。
行く者よ、行く者よ、彼岸に行く者よ、彼岸に完全に行く者よ、悟りよ、幸いあれ!
面白かった本まとめ(2007年)
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<今日の独り言>
3歳9ヶ月の息子は、最近公園で小学3年生の男の子と仲良く遊ぶようになりました。どうもその男の子とは相性が良いようで、いつも遊んでくれて助かります^_^)