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「40歳の教科書 「16歳の教科書」番外編」という本はオススメ!

2012年05月04日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

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 この「40歳の教科書 「16歳の教科書」番外編」という本は、子を持つ親のために、子供の教育について特別講義としてまとめたものです。
 テーマは次の4つで、その講師は実際に教育現場で活躍している大学教授、企業経営者、メンタルトレーナー、人気漫画家、プロ野球選手などです。

 (1)英語はいつから学び始めるべきか?
 (2)中高一貫校は幸せへのプラチナチケットか? 
 (3)「お金」と「仕事」をどう教えるか?
 (4)挫折や失敗し子どもにどう接するか?

どれもなるほどと思う内容で、特に以下については共感しました。
 ・英語よりもまず母国語である日本語を重点的に学ぶ必要がある
 ・中高一貫校のデメリットとしては、中だるみが生じ誘惑に流される可能性がある、親離れ・子離れが難しくなることがある
 ・もう少しがんばれば手が届きそうな目標を見つけて、一歩ずつ前に進むこと
 ・会社が倒産するのは社会に貢献できなくなったから
 ・挫折や失敗をしたのなら思う存分落ち込めばいい。そして「もうダメだ!」と思ったときには誰かの助けを借りること
 ・考える力を子供時代から少しずつ培うこと

とてもオススメな本です!
以下はこの本のポイントなどです。

・子供の英語力というのは、「バーター(物々交換)」だということです。人間が生きていくための様々な基盤は、豊かな感受性と柔軟な思考力に富んだ子供時代につくられます。ところが、子供時代は、長い人生にあってあまりにも短い。その限られた時間の中に「英語漬け」が割り込んだとしたら、犠牲になる能力が必ずあります。その最たるものは母国語。日本語です。

・日本人が英語を苦手としているのは、教育制度や勉強法に問題があるわけではありません。ただ単純に、「機会」の問題なのです。使う機会がないから、真剣に覚えようとしない。使う機会がないから、すぐに忘れてしまう。使う機会がないから、モチベーションを保てない。それだけの話で、小学校英語なんて的外れもいいところなんですね。その証拠に、海外赴任などで「どうしても使わざるをえない状況」に追い込まれたら、誰でもそれなりの英語をしゃべるようになります。

・そうやって単語を拾っていくコツさえ覚えたら、ビジネス英語は半年から1年で一定レベルまでいけます。少なくとも、上司からなにを指示されたのかわからない、というような絶望的状況には陥らずにすむようになる。まず覚えるのは商品名、ビジネス用語、経済用語、業界用語ぐらいでしょうか。そのへんを頭に叩き込んでおけば、あとは上司の顔つきやその場の雰囲気で「ああ、売り上げが下がってるって言ってるんだな」「経費を削減しろって言っているんだな」と察することができるし、実際それで十分なんです。

・順番的には半年から1年でビジネス英語、2~3年で日常英語、5年でパーティー英語ときて、ようやく10年目に字幕なしの映画が理解できるようになった感じです。よく「ハリウッド映画で英語を学ぼう」みたいな話を耳にするけど、かなり無謀なチャレンジだと思いますよ。日常会話に不自由しないレベルであっても、映画は相当ハードルが高い。

・特にアメリカの企業は、日本以上のゴマスリ社会。世間知らずなペーペーならともかく、ボスに花束を贈らない部下なんてどこにもいない。ボスの奥さんの誕生日までしっかり覚えて、豪華な花束を贈る。上司の権限が強い分、日本では考えられないくらい露骨な”ゴマスリ合戦”になるんですよ。

・ともかく、小学校で英語を教える必要などありません。しかし、中高生になってから英語を勉強することには意味があると思っています。なぜなら、「日本語と違った言語体系」を知ること自体に意味があるからです。きっと自分の使っている日本語を見つめ直すきっかけにもなるし、英語ならではの表現や論理展開を知ることもおもしろいでしょう。

・僕が日本語を覚えるときに気をつけていのは、とにかく「覚えた言葉はすぐに使ってみる」ということ。覚えたけど使わないままじゃ、ペーパードライバーといっしょです。せっかく苦労して免許を取ったのに、いつの間にか忘れちゃって運転できなくなる。だか、覚えた言葉はその日のうちに使ってみる、というくらいの意識じゃないと、なかなか自分のものにならないと思います。それから「あとでやろう」も絶対にダメ。本を読んでいて知らない言葉があったら、その場で辞書を引くこと。「あとでやろう」と言った人が、実際にあとでやった姿なんて見たことないでしょ?そして最後に、同じ英語の勉強でも、自分が興味を持てる分野を探すこと。僕が赤塚不二夫さんの漫画から日本語の世界に入ったように、好奇心さえあれば勉強は苦にならないものです。自分の興味が強ければ強いほど、その思いが原動力になって習得も早くなります。

・よく耳にする「言語の習得には臨界期があり、10歳くらいまでに身につけないと、そのあとでは遅すぎる」という話は、母国語と外国語を混同させた俗説です。確かに、母国語の習得にあたっては10歳ぐらいまでの教育が重要で、たとえば大人になってから読み書きを覚えようとしてもかなり苦労します。一方、外国語の習得については、10歳をすぎてからでも十分に間に合うし、むしろ母国語の基礎をしっかり固めたうえで外国語に取り組んだほうが学習の成果もあがるのです。

・自分自身は英語が苦手であっても、けっして学校に任せきりにせず、むしろお子さんといっしょに勉強していくというくらいの意識を持ってほしいと思います。だって臨界期などは存在せず、英語への取り組みは何歳になってからでも間に合うのですから。

・難関中学受験はひとえに「親の受験」であり、極言するなら、「母親の力が9割」だということを知っておくべきでしょう。難関校を目指す塾は、授業のレベルが非常に高く、親のサポート抜きでは毎日の宿題さえ満足にこなせません。そのため、毎晩遅い時間まで母親が子供の隣に座って、ときには一緒に夜食を食べながら、一問ずつ懇切丁寧に教えていく必要があります。こんな地道な作業を何年も続けられる熱意と忍耐力を持った母親だけが、わが子を難関校へと導くことができるのです。さらに、中高一貫校に入って大学まで推薦で進むようだと、受験という社会からの厳しいジャッジを自分一人で経験しないまま、社会に放り出されることになります。そして中学受験当時の親子関係から抜け出せないまま、心理学で言う「共依存」という状態に陥って、親離れ・子離れが難しくなってしまうことも考えられるのです。本人の自立を促したければ、親がべったりとサポートしながら中高一貫校に入れるよりも、普通に高校・大学受験をさせたほうがよいでしょう。

・誰だって自分の人生を振り返ってみればわかるように人はむしろ、居心地の悪い困難な環境でこそ成長するものです。たとえば、公立校の異質な集団の中で揉まれていくうちに、多様な価値観を知り、自分と異なる価値観を広く受け入れ、精神的にも強くなっていく、という側面があるのは事実でしょう。そして意外と知られていないことですが、中高一貫校ではどうしても「中だるみ」が出てしまいます。なにかと誘惑の多い14~15歳のときに、高校受験という大きなハードルを課せられることは、子供たちが自らを律したり軌道修正するうえで非常に大きな意味を持っています。しかし、中高一貫校に通っているとその機会も得られないまま、ずるずると誘惑に流されていく。そうした例は数多く見受けられます。大切なのは、このとき親が頑として子供に「NO」と言えるか。話し合って納得させるとかではなく、「NOはNOだ」と言い切れるか。

・こうした地域との結びつきを強化する動きは全国的にも広がっていて、文部科学省も2008年から、「学校支援地域本部事業」として動き始めています。これは、単なる教育の改革というだけではなく、地域社会と地域経済を再生させようとするプランです。地域間格差の問題が深刻化して以降、いかにして地域を活性化させるかは重要な課題となっていました。でも、さびれた商店街にいくらお金を落としたところで地域の再生にはつながらない。そこで、学校を地域の「核」と位置づけることによって、もう一度地域コミュニティや地域社会を再生させようという動きが進行しているのです。おそらく今後5年間で、公立校を取り巻く環境は激変するでしょう。

・受験やその他、「人生の課題」に立ち向かうとき、どうすればその刺激を「好ましいものだ」と評価できるようになるのでしょうか?とくに、受験の直接的な当事者ではない親は、子供に対してどんなサポートができるのでしょうか?そこでぜひ覚えていただきたいのが、スポーツ心理学のジム・テイラー博士が提唱する「ポジティブ・プッシング」と呼ばれる次の8カ条です。
 第1条「わたしは愛されている!」(自己親愛感)
 第2条「わたしはできる!」(自己効力感)
 第3条「大事なのは挑戦すること!」(チャレンジ精神)
 第4条「自分の行いに責任を持つ!」(自己責任感)
 第5条「失敗しても大丈夫!」(失敗受容感)
 第6条「間違っても修正できる!」(逆境対処能力)
 第7条「自分のやっていることが楽しい!」(自己幸福感)
 第8条「わたしは変わることができる!」(自己変容感)
 親が常にこの8つを意識しながら子供と接し、子供がこの感覚を持てるよう導いていくこと。そうすれば、受験や人生の課題に対して過度にストレスを感じることはありません。

・わたしはよく保護者の方から「子供のやる気を引き出すには、どうしたらいいですか?」と訊かれるのですが、本来、やる気とは自発的なものであって、誰かに言われて出るものではありません。ただ、親にできることがひとつだけあるとすれば、子供に「やる気を出すとこんなに楽しい」という姿を見せることです。自らが率先して趣味や勉強に取り組む。もちろん、仕事でもかまいません。そして「なにかに熱中すると、毎日がこれほどにも楽しくなるんだ!」という姿を見せてやるのです。これは親だけでなく、社会の大人全体が考えるべき問題でしょう。

・お受験や中学校受験を考える前に、お子さんとの対話を通じて、もっとよく子供のことを知りましょう。自分の子供がどんなことに興味を持ち、どんなことを考え、どんな問題を抱えているのか、もっと真剣に考えましょう。隣のお子さんが塾に通い始めたとか、親戚の子供が一貫校に通っているとか、周囲の動向や意見い流されてはいけません。子供と誰よりも長く接し、誰よりも深く子供のことを知っているのは、あなた自身なのです。自分の子供に合ったペースで、自分の子供に合った教育を考えてください。そして繰り返しになりますが、決して勉強で子供を叱らないようにしましょう。勉強しないからと罰を与えても、子供はますます勉強が嫌いになるだけです。私の教授仲間(で優秀だと思う人)に話を聞いても、小さい頃に「勉強しなさい」と言われて育った人間はあまりいません。そもそも勉強なんて、目標と達成感の報酬系システムがうまく働けば、自分から進んでやるようになるものです。子供の「できないこと」に罰を設けず、「できたこと」を見逃さず、しっかりほめてやること。たくさんコミュニケーションをとって、もっと子供を理解すること。そして、わが子を信じて我慢強く待ってあげること。わたしたち親にできることは、それだけではないでしょうか。

・大切なのは、もう少しがんばれば手が届きそうな目標を見つけて、一歩ずつ前に進むこと。目標を見失わずに働けば、お金は必ずついてきます。

・自分一人であれこれ考える前に、つまんないプライドやこだわりを捨てて、なんでも挑戦したらいいと思う。失敗したら失敗したで、その分野は自分に向いてないってだけのことだから。

・会社が倒産するのは、業績が悪いからでも景気が悪いからでもありません。社会に貢献できなくなったから、倒産する。理由はそれだけです。どんな業種であれ、モノが売れないということは社会に貢献できていない証拠なんですよ。そして社会から必要とされないような会社を続けるくらいなら、倒産したほうがよっぽど社会貢献だ、というのが僕の考えでる。だから僕は、いつも「儲けるんじゃない、儲かるんだ」と言っています。儲けを先に考えたら、必ず失敗する。まずはお客さんが喜ぶことを第一に考えて、喜んでもらえるための努力を精一杯やる。そうすれば、結果として儲かる。似たような言葉だけど、「儲ける」と「儲かる」は、まったく意味が違うんです。

・たとえば、家計簿をオープンにして子供といっしょにつけるだけでも、おこづかいに対する不満はなくなるだろうし、自分のおこづかいやお年玉の使い方について、もっと真剣に考えるようになるでしょう。

・確かに業者さんを買いたたけば利益は出ます。でも、絶対に長続きしない。業者さんがギブアップして逃げていったり、仕入れる品物の質が下がっていったり。お客さんに喜んでほしいからといって、業者さんを不幸にしたら元も子もないんです。もし継続可能なシステムがあるとしたら、ただただ自分たちのムダを減らすこと。ギリギリまでムダを削っていけば、業者さんをいじめることなく値段を下げることができる。質もよく、値段も手頃な「値打ちのある商品」を提供できる。お客さんは喜んでくれるし、業者さんも喜ぶ。もちろん、僕らも業績が上がるし、みんなが幸せになれる。こうなるとね、ムダを削っていく作業が楽しくてたまらなくなるんですよ。

・僕があのとき確信したのは、「アメリカ人が豊かなのは、たくさん稼いでいるからじゃない。モノが安いから豊かなんだ」ということ。そこで僕は日本に帰ってからあらゆる価格を3分の1に引き下げ、日本にアメリカ並の豊かさを実現させようと決意しました。日本人全員の収入を3倍にすることはできないけれど、自分の売る商品の価格を3分の1にすることはできるはずだ、そうすれば日本はもっと豊かになるんだ、とね。

・感情に流されることなくお金を扱うための心構えを、簡潔に7カ条として考えましたので列挙しておきます。
 【お金と投資の7カ条】
 第1条 自分でわからないものに手を出すな
 第2条 他人の判断に頼るべからず
 第3条 金融商品は「相手の儲け」から考えよ
 第4条 うまい話など存在しない、と心得よ
 第5条 投資に「初心者向け」はない、と心得よ
 第6条 感情に流されるべからず
 第7条 正しいリスク分散を学べ
 いずれもテクニック以前の、基礎の基礎にある考えですが、お金や投資だけでなく社会を生き抜く知恵としても大切なものです。ぜひ、ご家庭でお子さんとお金の話をするときなどに参考にしてみてください。

・東大時代、精神科の先生といろいろ話し合った結果、挫折や失敗に思い悩んで自ら命を絶ってしまう学生は、大きく2つのタイプに分かれるということがわかりました。ひとつは「統合失調症」で、もうひとつが「うつ病」です。統合失調症の場合、これはすぐにでも専門家のところに連れていって、医学的な治療が必要になります。一方のうつ病では、親や教師が「負荷」を外してやることが有効だと教わりました。そもそも、受験や卒論は自分に対して徹底的に負荷をかける行為です。ある程度の負荷は成長に欠かせないものでもあり、それ自体が悪いとは思いません。高校生や大学生にもなれば、自ら望んで負荷をかけていくものです。しかし、傍で見ていて「これ以上は難しいな」と判断したら、その負荷を外してやらねばなりません。これは、親や教育者の仕事でしょう。僕自身、見ていて「もうそろそろ限界だな」と思った学生に対しては、卒論のテーマを変えるように指示するなど、さまざまな対応をとってきました。

・いま君たちが過ごしている中学・高校時代の風景は、時間が経つとまったく違った姿に変貌するんだ。倍も生きれば全然違うようになるし、ましてや僕みたいに4倍も生きてみればすっかり変わっちゃう。失敗も苦しい体験も、悔しい思いも、みんなひっくり返って、すばらしい経験として命を吹き返す。だから、悩むときには徹底的に悩んでほしい。どん底で、もがき苦しめばいいさ。苦しいときには時間の力を信じることだ。長い人生には、時間だけにしか解決できないものってあるんだよ。挫折や失敗をしたのなら、思う存分落ち込めばいい。そして、「もうダメだ!」と思ったときには、ためらうことなく誰かの助けを借りること。人の助けを借りるのは、なんら恥ずかしいことじゃない。君にはたくさんの仲間がいるし、最高の親がいるんだからね。

・考える力は、大人になってから急に身に付くものではありません。子供時代から少しずつ培っていくものです。だから、親が過保護になりすぎて、なんでもフォローしてあげたり、すぐに「答え」を教えてあげたり、あるいは失敗そのものから遠ざけたりしているようだと、考える力が身につかなくなると思います。

・どんなに丈夫な選手でも、怪我や故障のない選手はいません。長く現役をやっていると、必ずどこかに異常が出てくるものです。そして多くの選手は、怪我をしてみてはじめて、自分のトレーニング方法を見つめ直します。どうもこのままじゃいけないようだ、もっといい方法があるかもしれないーとね。つまり怪我や故障は、それまでの自分を変える大チャンスでもあるわけです。これはたぶん、人生全般においても同じで、挫折や失敗はとても苦しいことだけれど、同時に自分を変えるチャンスでもあるんですよ。

・スポーツであれ、学校の勉強であれ、ただやらされるのでは本当の力になりません。自分で「なぜそれをやるのか?」と疑い、考え抜くことが重要なのです。もし浪人したとしても、結果的に「自分は将来なにをやりたいんだろう?どんな道に進みたいんだろう?そのためにどんな大学に進むべきなんだろう?」と自分の人生を考える時間が1年も増えるわけでしょ?長いスパンで考えたら、そこでの1年はとてつもなく貴重な経験になるはずですよ。子供に考える時間を与えて、本人が自分なの答えを出すまで待つ。なにかをしてあげるのではなく、「待つ」という接し方を大事にしてほしいですね。

<目次>
開講の辞 ナビゲーター 桜木建二
1時限目 英語はいつから学び始めるべきか
 まずは日本語の土台を固めよう
 大西泰斗 言語学者
  「英語漬け」は望ましいのか
  なぜ「時間をかけない」は可能か
  ブランド化した英語
  日本人にとっての英語は災厄?
  コラム1 英語文の背後に流れる「ハート」とは?
  コラム2 イメージによる効率化
  コラム3 「形への意識」による効率化

 9割の日本人に英語は要らない
 成毛 眞 株式会社インスパイア取締役ファウンダー/元・マイクロソフト株式会社(日本法人)代表取締役社長
  英語ができないのは英語が要らないから
  ビジネス英語は1年でマスターできる
  学校では教えてくれない「ニュアンス」とは
  英語ができても就職には関係ない
  日本の翻訳文化に目を向けよう
  英語を学ぶ意味を考える

 子どもをカタカナ英語に染めないで
 デーブ・スペクター タレント/テレビプロデューサー
  日本人は世界一英語が苦手?
  カタカナ英語のメリットを活かそう
  デーブ式・外国語上達の秘訣とは?
  ネイティブの「音」に耳を澄まそう

 変えるべきは「学校」より「親の意識」
 鳥飼玖美子 立教大学教授
  英語の早期教育論は幻想にすぎない/あまりにずさんな小学校英語の姿/最大の問題は親の英語コンプレックス/なぜ英語だけ過度に期待をかけるのか/学校に任せず、子どもといっしょに勉強する姿勢を

2時限目 中高一貫校は幸せへのプラチナチケットか
 有名私立中学への進学は人生の「保険」ではない
 藤原和博 元・杉並区立和田中学校校長
  加熱する一方の一貫校受験ブーム
  難関中学受験は親の力が9割
  子どもの「居心地のよさ」を優先しないこt
  学力低下より深刻な「雇われる力」の低下とは?
  公立校の強みはこれから生きてくる
  公教育に「参戦」せよ!

 受験ストレスから逃げず、成長する機会と考える
 田中ウルヴェ京 メンタルトレーナー
  受験は本当にストレスなのか?
  目標は合格ではない
  ポジティブ・プッシングの8カ条
  「やる気」を引き出す唯一の方法とは?

 焦らず叱らず比較せず、子どもの成長を待つこと
 開 一夫 東京大学教授
  子どもにとって「早すぎる課題」とは?
  子どもの発達段階を見極めること
  環境の変化は自分を変えるきっかけになる
  ほめて育てるか、叱って育てるか
  「できないこと」より「できたこと」に注目する

3時限目 「お金」と「仕事」をどう教えるか
 人が人であるために仕事とお金がある
 西原理恵子 漫画家
  わたしが「カネ」の話をする理由
  「自由」と「責任」は有料である
  子どもを「戦場」に送り込まない
  お金の稼ぎ方、夢のかなえ方
  怠け者ほど仕事がストレスになる
  働くことは生きること、生きることは働くこと

 ビジネスの原点は利他の精神にある
 正垣泰彦 株式会社サイゼリヤ代表取締役会長
  すべての仕事は社会貢献である
  会社から給料をもらっていると思うな
  もっとお金をオープン化しよう
  ビジネスとボランティアの違いとは?

 本当の豊かさは安さで実現される
 似鳥昭雄 株式会社ニトリ代表取締役社長
  アメリカで見た「豊かさ」の衝撃
  目標に順位をつけない
  後始末より先始末、の意識を
  落ちこぼれでも夢はかなう

 感情を切り離して真実を見抜く力を
 山崎 元 経済評論家
  お金の価値を考える
  お金の先生は数学教師であるべき
  お金ほど感情と絡みやすいものはない
  仕事選びのポイントは「お金と自由」のバランス

4時限目 挫折や失敗をした子どもにどう接するか
 失敗をワクチンと考え、正解を押しつけない
 畑村洋太郎 工学院大学教授/東京大学名誉教授
  失敗という名のワクチンを接種しよう
  失敗を創造に変える「省察」の作業
  正解主義の負荷を外してやること
  時間の力を信じて悩み尽くせ

 自分の頭で考えてこそ、本物の答えが見つかる
 工藤公康 埼玉西武ライオンズ
  「失敗してもいい」というメッセージを
  自分の頭で考えてこそ成長がある
  怪我で潰れる選手に足りないもの
  「なぜ?」の気持ちが人を育てる

 対等な立場からの勇気づけの言葉を
 岸見一郎 哲学者・日本アドラー心理学会顧問
  子どもを対等な存在と見ること
  育児と教育の目標とは?
  勉強は子どもの課題で、親は介入してはいけない
  過去のせいでも他人のせいでもない
  減点法の評価をやめて加点法で考える 

面白かった本まとめ(2011年下半期)

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