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「野村の流儀」という本は、プロ野球の元東北楽天ゴールデンイーグルス監督で、現役時代は歴代1位の3017試合出場を誇る「のむさん」こと野村克也さんが著者で、その人生の教えとなる「のむさん語録」257を掲載したものです。
8年前に出版された本ではありますが、本書は以下の観点でまとめられていて、プロ野球だけでなく、仕事や人生で役立つ言葉ばかりで、より良い人生のためのヒントがたくさん書かれていると思いましたね。
どれもぜひ実践したいと思います♪
・プロとは何か
・リーダーとはどうあるべきか
・愛するということ
・勝負の執念とは
・組織のあり方
・思いやりこそ、捕手の仕事
・こだわりの哲学
・人生をいかに生きるか
本書の中でも特に良いと感じたものを以下の通り紹介したいと思います♪
「野村の流儀(野村克也)」という本は、人生の教えとなる言葉がたくさん書かれていて、とてもオススメです!
・プロとは積み重ねを大切にすること、意識することこそ、プロとしての基本理念である
・手抜きしないことこそ、一流選手への条件
・自分のセールスポイントは何か、その裏側にある欠点は何か。それを自覚しなければ、一流への道は歩けない
・未熟者にスランプはない
・自分はなぜ成功したのか、失敗したケースでは何が原因だったのか、それを考えないと「一流」への道は開けない
・プロセス重視なくして、真のプロは生まれない
・一流と二流の差は何かと言えば、私は頭脳と感覚の違いだと思うのです(二流に終わる選手は鈍感である)
・一流は常に不安と自信が背中合わせにある
・「敵に勝つより、もっと大事なことを忘れてはいけない」と言い続けてきた。それは「常に自分をレベルアップすることを忘れるな」ということ。
・伸び悩んでいる者には、変わる勇気を持たせる
・リーダーは夢づくりの名人たれ
・人間の才能なんて、どこに隠されているか分からない。相手の話を聴いてみる。それが第一歩。そこから組織の活性化が始まる。
・仕事としての野球を、自分の人生、社会とどう連動しているかを認識し、それを伝えなければ、真のリーダーにはなれない。
・選手の力を引き出すために必要なものは、「時間」「知識の導入」「情報収集」「適材適所」
・組織はリーダーの力量以上には伸びない
・好かれなくても良いから、信頼はされなければならない。嫌われることを恐れている人に、真のリーダーシップは取れない
・叱り方が信頼を生む
・部下を「信じる」というのは、リーダーの重要な資質
・ナポレオンは「人間を動かす2つのテコがある。それは恐怖と利益である」と言った。私はこの2つに「尊敬」を加えたい。リーダーは「利益と尊敬と、少しの恐怖」で組織を動かしていくべきで、その潤滑油が「笑い(ユーモア)」だ
・小さな失敗ほど、厳しくチェックする
・コーチの第一義は、自信を無くしている、目標を失っている選手に、いかに意欲を出させるか、ということ。日本一の理論を持っていても、その使い方を間違えれば、選手は動かない
・重荷があるからこそ、人は努力するのである。重荷があるからこそ、大地にしっかりと足をつけて歩いていける
・どうやったらライバルとの競争に勝てるか考えたとき、1日24時間の使い方の問題だ、と思った
・大事なのは予測能力。「読み」である。私に言わせると、「読み」は①見る②知る③疑う④決める⑤謀るの5つの段階から成り立っている。この能力を身につけられるかどうかは、「他人よりいかに多く感じる力に優れているか」にかかっている(野村は「感性」の力を信じている。それを磨くためにあらゆる本を読み、さまざまな人の話を聴きに行く。)
・どんな戦いでも武だけでは勝てない。「文武を兼ね備えてこそ無敵」なのである
・ベンチで笑いを提供する選手には、たとえ試合に出場しなくても、それなりのプラスの点が与えられた。代打で一安打するのと同じくらいの価値があった
・感謝の心が向上心を育み、信頼や絆につながっていく
・人間は、どんなときにも手を抜いてはいけないんだ。どこで誰が評価してくれているか分からないぞ(野村の人生訓。講演のときにいつも話すこと。「見ている人は見ているもんや」。「見てくれない人(批判する人・無視する人)が1000人いれば、見ている人(評価している人・気にかけてくれる人)も1000人いるものや」
・行動には常に「動機づけ」と「目的」が必要になる
・「自分は運が悪いなあ」と嘆くのは簡単。しかし不運(良い結果が出ない)には必ず、それなりの理由がある。そして幸運にも、それ相当の過程がある(負けに不思議の負けはない)
・先入観は罪。固定観念は悪
・その人間の価値や存在感は、他人が決めるのである。人間は人の評価で生きている。自分の評価より、他人が下した評価の方が正しいのである
・不器用な人間は苦労するけど、徹してやれば器用な人間より不器用な方が、最後は勝つよ
・一で始まって、一で終わる。一を大事にせよ(何事においてもはじめの一、第一歩を大事にせよ、の意味。野村は開幕戦や日本シリーズの第1戦など「はじめの一歩」の戦いを重要だと考えている。「一年の計は、初戦にある。なぜなら横一線上位下位の関係がないから、チームの能力、監督の采配の傾向などが、はっきりと表れるから」「日本シリーズ、シーズン開幕戦、”初戦”がすべてを決める」とも話した
・本当の強さとは、どん底を見て、そこからはい上がってきた人間が持ってるもんや(真の強さとは、失敗から育まれる。)
・慣れに埋没する恐ろしさは、経験したものでないと分からない
・自分なりの人生観を持たなければ、いい仕事はできない
・良い仕事をするには、「己を知ること」が大切。そのうえで、さらに相手を圧倒する何かを考えることが大事
・人間の才能が花開くには、さまざまなタイミングがすべてピタリと合わなくてはならない。能力、環境、方法、時期、状況などだ
・他人の目を無条件で信じてはいけない。情報は自分の目で確認しなければならない
・努力は大切である。が、それだけでは大きな成果が得られるとは限らない。肝心なのは、正しい努力をしているかどうかだ
・うまくいっているときは、周りに人がたくさん集まる。だが、一番大切なのは、どん底のとき、誰がそばにいてくれたかや
・人間が最低限、持っていなければならない要素は①節度を持て②他人の痛みを知れ③問題意識を持て
・仕事をする上で必要な3つの能力がある。「問題分析能力」「人間関係能力」、そして最後のひとつが「未来想像能力」である
・金を失うは小なり、名誉を失うは大なり。勇気を失うはすべてを失うなり
・人間には三つの坂がある。ひとつは、上り坂。もうひとつは下り坂。あとひとつは・・・マサカや(小泉純一郎元総理大臣もよく使う言葉)
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