瑞浪市陶磁資料館
の屋外にも登り窯(老朽化のため見学休止中)や
千本杵搗水車などが展示されている。
東濃地域は「美濃焼」と呼ばれる日本有数の窯業地帯で、
古代(7世紀)から焼き物が作られてきた。
江戸時代の文化・文政年間(1804~1830年)になると、
東濃地域にも磁器の製造技術が伝わり、
長石や珪石などの窯業原料を粉砕した
「石粉」の使用が始まり、
天保年間(1830~1843年)になると、
磁器の生産が一般化し、石粉も大量に必要となった。
人の手で石粉を作ることは重労働で、効率が悪く、
需要をみたせなかったので、
その打開策として、人力から水力(水車)の利用に代わったと。
水車1基で複数の杵を動かす千本杵搗水車
この千本杵搗水車が東濃の一帯に広がって
美濃焼の発展を支えたのだそう。
東濃地域には水車が多かったと聞いたことがあるが、
こういうことだったのかと、合点がいった。
この他に、釉すり機水車や
トロンミル水車といった水車が展示してあった。
瑞浪市陶磁資料館、入場料200円払って、
この屋外展示を見るだけでも価値はあると思う。
近くにはサイエンスワールド、化石博物館、
化石のトンネルなどもあり、是非一緒にどうぞ。
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