鵜飼観覧船乗り場
鵜飼船乗り場から西へ続く古い町並みの川原町
長良川左岸の川原町に「十八楼」という旅館がある。
1688年(江戸時代前期)芭蕉がこの宿に招かれ、
美しい自然と幽玄な鵜飼、町並みの風情に感銘を受け、
『十八楼の記』を記したそう。
その中に、
『中国の名勝洞庭湖周辺の八景と西湖十景も、
すがすがしいこの景色のなかにあるように思われる。
この水楼に名前を付けるなら十八楼とでも言いたいものだ』
と記されていたそう。
十八楼の前身は「山本屋」 という名前で
かつて芭蕉が名付けた「十八楼」の遺跡が、
時を経て風化し、名句も忘れ去られてしまったことを嘆き、
当時の当主が、宿の名を「山本屋」から
「十八楼」へと改称したのだそう。
左下の写真は十八楼の駐車場にあった、
そのいわれの立札と、芭蕉の像。
愛知県に来て40数年になるけど、
鵜飼を見たことがない。
「十八楼」に泊って・・・・というか、
「じゅうろく長良川保養所」も惹かれる。
川端康成の初恋を巡る旅・小説「篝火」の舞台
是非一度、鵜飼を見てみたい。