当館とは岐阜県博物館
竹中大工道具館 | 1- 墨をつける道具 (dougukan.jp)より拝借
これは大工さんが木材などの表面に、
長い直線を引くのに使う道具だそう。
スミレの語源は、スミレの蜜だまり(距)の形が
菫(すみれ)と墨入れの関係 « 工房通信 悠悠 (koubou-yuh.com)
さんから写真拝借
大工道具の「墨入れ」の墨壺(池)に似ているからとする
牧野富太郎の説があるようだ。
スミレは万葉集にも出てくる花だけど、
『春の野に すみれつみにと 来し吾そ 野をなつかしみ 一夜ねにける 』
山部赤人
その頃から、「墨入れ」の道具として存在していたのかとか、
当時もこの形だったのかと疑問視もされているようだ。
ちなみに、万葉集のすみれの漢字は「須美禮」だそう。
ところで、スミレといえば私は松尾芭蕉の
『山路来て 何やらゆかし すみれ草』を思い出す。