喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

ミニ涅槃像に再会

2024-11-29 | 美術館・博物館

ミニ涅槃像をもう一度見たくて、

この特別展に展示されていると教えていただいて、
土、日用事があって行けないので、
急きょ、行って来た。



ケースには入っているけど、
近くで見れ、とても満足。
思わず、何度も足を運んだ。

私の手のひらに乗るくらいの大きさなんだけど、
細工がとても細かい。

快慶の後期の作風に近いということから、
快慶の作ではないかと。

不謹慎だけど、
思わず、着せ替え人形みたい!
と思った・・・・・・私だけ???

滋賀県大津市の新知恩院の所蔵らしいから、
特別展が終わったら、そこにもどるのかな。
寺宝も沢山あるみたいで、
一度、新知恩院に行ってみたい。

また、特別展で目にとまったのが、
縦横4mの綴織の大曼陀羅。

「法然と極楽浄土」展で東京初公開の国宝「綴織當麻曼陀羅」(奈良・當麻寺蔵)…どう織り上げた? 何が描かれている? 5月5日、6日に生解説します! – 美術展ナビ

8世紀に制作されたものらしいけど、
タテ糸を張ったところに、絵柄に合わせた色の横糸を通して、
爪の先でかき寄せるようにする織り方だそう。

当時、物を作り出すって、そう簡単にはいかなかったと思うけど、
作った人々の迫力や思いが伝わってくる。

もしタイムスリップで昔に戻れるなら、
そうした人々の工房?をのぞいてみたい。

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Re-食器

2024-11-28 | 手作り及び市販の雑貨

Re-食器とは、回収した不要食器を砕き、
もう一度土に混ぜて新しい製品に再生利用した
リサイクル食器のこと。

陶磁器の食器をつくる土は
限りある枯渇性資源のひとつ。
現在、日本の焼き物産地では
土や原料の枯渇化が問題になっているそう。


また、陶磁器は1300℃前後の高温で焼いて作るため、

これまでリサイクルは難しいと考えられていて、
不要になった陶磁器はゴミとして捨てられ
埋め立てる事で処分され、
埋め立てゴミの大きな比率をしめているのが陶磁器だそう。

この問題に取り組む為、
1997年、岐阜県の美濃焼産地で、
美濃焼をはじめとする各地の“つくり手”や“売り手”、
全国の食器の“使い手”、
それに行政などが手を取り合い、
陶磁器の資源循環を目的とした
「グリーンライフ・プロジェクト21」
を発足。
研究を開始し、
1999年には初のリサイクル食器
「Re-食器」が生まれたのだそう。

その食器を使った、



美濃Re(みのり)ランチを、
国際陶磁器フェスティバル美濃の最終日にいただいた。



27年も前から、Re-食器に取り組んでこられ、
さすが焼き物の町だね。

これからお店で食器を見る時、
Re-食器も意識して見てみよう。






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レンチンパン

2024-11-27 | 手料理・家ご飯・お菓子作り

先日、私学共済の保健事業で
空きが出たからと、連絡がきて
同僚と参加した。

その帰り、栄の地下を歩いていて、
雑貨の店で見つけた。



スウェーデンのシナモンロールをイメージして作られたのだそう。
ちなみに、シナモンロール発祥の地は、スウェーデン。
スウェーデンではシナモンロールのことを、
カネルブッレというらしい。



シナモン香って、美味しかった。
カルダモンパウダーも入っいて、
後味が少し口の中がピリ。

洗い物も混ぜるスプーンだけですむし、
材料も水だけだから、
540円だけど、安いかな。

常備しておいて、ティータイムにいいかも。


名古屋の会社の製品
パン | INIC MARKET

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荒川豊蔵資料館

2024-11-24 | 美術館・博物館

国際陶磁器フェスティバル美濃’24、
17日までで、もう終わったけど、
7館入場セット券をいただいて、
瑞浪市陶磁資料館





可児市久々利にある「荒川豊蔵資料館」へ。

魯山人との交流もあり、
鎌倉の魯山人が立ち上げた料亭で使う
食器を作るために建てられた窯で
やき物長として働き、
魯山人が所有する数多くの古陶磁をもとに、
作陶の技術を磨き見識を深めていったそう。

当時、桃山時代の陶器がすべて
瀬戸で焼かれていたと思われていた。
魯山人と一緒に名古屋を訪れた時、
茶碗の底にある高台についた赤土から、
瀬戸で焼かれたという説に疑問を持ち、
美濃の古窯を調査した結果、
久々利の古窯跡から志野筍絵の陶片を発見し、
志野、黄瀬戸、瀬戸黒といった
桃山時代のやきものが
美濃産であることを実証し、
陶磁器の歴史を塗り替えたのだそう。

そこに移住し、窯を築いて
桃山の志野と志野黒の再現に生涯を費やし、
人間国宝にも認定された、
昭和を代表する陶芸家の一人。

ちなみに、豊蔵さんは多治見の出身。
今年は生誕130年だそう。


追記
資料館の近くには
東風谷という
豆腐料理のお店があるので、
是非、ここと合わせていらしてください。





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千本杵搗水車

2024-11-16 | 美術館・博物館

瑞浪市陶磁資料館


の屋外にも登り窯(老朽化のため見学休止中)や
千本杵搗水車などが展示されている。

東濃地域は「美濃焼」と呼ばれる日本有数の窯業地帯で、
古代(7世紀)から焼き物が作られてきた。

江戸時代の文化・文政年間(1804~1830年)になると、
東濃地域にも磁器の製造技術が伝わり、
長石や珪石などの窯業原料を粉砕した
「石粉」の使用が始まり、
天保年間(1830~1843年)になると、
磁器の生産が一般化し、石粉も大量に必要となった。
人の手で石粉を作ることは重労働で、効率が悪く、
需要をみたせなかったので、
その打開策として、人力から
水力水車)の利用に代わったと。


水車1基で複数の杵を動かす千本杵搗水車

この千本杵搗水車が東濃の一帯に広がって
美濃焼の発展を支えたのだそう。

東濃地域には水車が多かったと聞いたことがあるが、
こういうことだったのかと、合点がいった。

この他に、釉すり機水車や
トロンミル水車といった水車が展示してあった。

瑞浪市陶磁資料館、入場料200円払って、
この屋外展示を見るだけでも価値はあると思う。

近くにはサイエンスワールド、化石博物館、
化石のトンネルなどもあり、是非一緒にどうぞ。

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