NHKのTV番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
農薬を使わずりんごを実らせるという、
りんご農家・木村秋則さんのことが紹介され、
私は見てないのですが・・・・・
無農薬でりんごを育てるのは
「絶対不可能」と言われていたそうです。
それを覆した木村秋則さんの記録の本。
奥さんが農薬に過敏な体質だったことと、
本屋で書棚の最上段にある目当ての本を棒で取ろうとし、
その隣の本を落とし、カドが潰れてしまい、
しょうがなく買ったその本が、
偶然にも「自然農法」という本だったことから・・・・・
1980年代半ば過ぎから
無農薬への挑戦が始まるのだけど、
農薬を使わないので、
りんごの木は病害で8年にも及び収穫がない。
家計は火の車。
米は粥にして食い延ばし、
その粥でさえ育ち盛りの子供たちに食べさせ、
畑の雑草を味噌汁の具にしたり・・・・・
死のうとして登った岩木山で偶然に、
のびのびと枝を伸ばし、
そのすべての枝にみっしりと葉を繁らせた
りんごの木の幻覚を見る。
実際はドングリの木だったが、
なぜ農薬をかけていないのに、
この木はこんなに葉をつけているのか・・・・・・
落葉と枯れた草が何年も積み重なり、
それを虫や微生物が分解して土ができる。
これをきっかけに、
自分は今まで、りんごの木の見える部分だけ、
地上のことだけを考えて、
目に見えないりんごの木の根のことを忘れていたことに気付き、
土作りがはじまる。6年目のこと。
「自然の中に、孤立して生きている命はないと
りんごの木は、りんごの木だけで生きているわけではない。
周りの自然の中で、生かされている生き物なわけだ。
人間もそうなんだよ。人間はそのことを忘れてしまって、
自分独りで生きていると思っている。」
「農薬を撒くということは、りんごの木を
周りの自然から切り離して育てるということなんだ」と
9年ぶりにりんごの花が咲き、りんごの木が頑張ったと・・・・
「ひとつのものに狂えば、いつか答えに巡り合う」と木村さんは言う。
木村秋則さんのりんごを食べてみたいけど、
あまりにも有名になってしまって、
生産量が注文に追いつかない状態だそう。
「奇跡のリンゴ」
著 者:石川拓治
出版社:幻冬舎
この映画の紹介
「80歳で生まれ、若返っていく
数奇な人生を生きた、ある男の物語」と紹介してあります。
この映画は、
1920年代に書かれた
フィッツジェラルドという人の
ファンタジー短編小説が基らしい。
彼自身は作家マーク・トウェインの
「もし、人が80歳で生まれ、ゆっくりと18歳に近づいていけたなら、
人生は限りなく幸福なものになるだろう」という言葉に
インスピレーションを受けたのだそうです。
現実ではありえない話だけど、
自分の身に起こったら、幸福どころか恐ろしい!
普通の人生が一番いいと思うけど、
普通の人生では面白くないと思う自分もいる。
どんな人生が「普通」なんだろう・・・・・・・?
パンフレットの帯に書いてあった、
「一瞬、一瞬を大切に生きていますか・・・・・?
すべての出逢いを、胸に刻んでいますか・・・・・・?」
数奇な人生を歩んでも、彼の人生は、
一瞬、一瞬を大切に生き、出逢いを深く胸に刻み、
人生を豊かに生きたと思う。
それにしても、ブラピファンの私としては、
老人から若返っていくブラビがたまらなく素敵!
ところで、
フィッツジェラルドはロバート・レッドフォード主演の
「華麗なるギャツビー」の映画の基になった
「グレート・ギャツビー」を書いた人でもあるのだそうです。
映画の題名は聞いたことがありますが、見たことないので、
是非、DVD借りて見ようと思います。
昨日、セミナーが終わって、
「お茶しょう」と言う事になって、
金山の駅前(ホテルグランコート側)の桂新堂で。
桂新堂は、慶應2年(翌年坂本竜馬が亡くなっている)に創業された、
えびせんべいの老舗だそう。
長年、愛知県に住んでいますが、初めて知りました。
地下が「百福庵」というえび料理のお食事どころ。
3階がお茶室「夢心庵」
2階がお抹茶をいただいた「活創庵」
1階の売店で目に留まって、
思わず買ったえびせんべい雛。
季節の商品ということで、こんなえびせんも
桂新堂のホームページより
季節感を大切に、四季折々、趣向を凝らした
季節の商品があるようです。
えびせんべいを芸術の域にまで飛躍させようというのが、
桂新堂のこころざすところだそうです。
技に感動!
桂新堂
http://www.keishindo.co.jp