A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

モーサム・トーンベンダー/オレンジレンジ@渋谷クラブクアトロ 2012.12.26 (wed)

2012年12月28日 00時47分47秒 | ロッケンロール万歳!


<縁舞 -vol.6->
ORANGE RANGE/MO'SOME TONEBENDER

ORANGE RANGE 主催の対バン企画ライブ<縁舞>の第 6 弾となる<縁舞 –vol.6->を、12月26 日(水)に渋谷 CLUB QUATTRO にて開催する事を発表した。
今回の対バンアーティストには、今夏、各地フェスに出演後、ニューアルバム『Strange Utopia Crazy Kitchen』を携えて行ったツアー「Strange Utopia Crazy Kitchen Tour」を終えたばかりの福岡発 3 ピースロックバンド「MO'SOME TONEBENDER」をゲストに招いて開催される。
ORANGE RANGE OFFICIAL WEB SITE 縁舞特設ページより)

前日に新代田FEVERで開催されたモーサム・トーンベンダーの自主企画イベント「no evil silent night」に行くつもりだったが都合で行けなかったので翌日のオレンジレンジとの対バンイベントに参戦。レンジは数年前に大ヒットして聴いたことはあったがライヴは初めてなので楽しみでもあった。

仕事で開演30分遅れでクアトロに着くとステージでは武井と藤田がサイリウム(蛍光ライト)を持って踊っていた。客席からも何本かライトが輝きアイドルヲタ芸がフラッシュバックする。打ち込みテクノビートはもろデジロック。次の曲では武井が電飾衣装でライトセーバー・ダンス。元々アッパーなロケンローバンドだがこの日は今まで以上にアゲアゲ。武井がベースを構えたと思ったら今度は百々がギターを置いてマイクアピール。定番のフリクションのカヴァー「Big-S」では武井がネオンプレート付ヘルメットを被り「モーサム絶賛演奏中......今年のギグ納め.....ORANGE RANGE 呼んでくれてありがとう.....みなさん良いお年を...」といった文字が流れる。これじゃ変態色物バンドじゃん、と思ったが年忘れライヴなのでまあいいか。

最後は「We are Lucky Friends」。5年前初めてこの曲を聴いた時モーサムにしてはポップな曲調とのんびりした歌詞に軽い違和感を覚え、さらに日比谷野音のレコ発ライヴで着ぐるみ動物と一緒にこの曲をやったのに唖然としたが、以来エンディングの定番になりモーサムの代表曲に収まった。思えば2007年の10thアルバム「SUPER NICE」からモーサムの躁状態が始まった気がする。現在ではJ-Rock界最高にハイパーでイケイケなロケンローバンドという確固たる地位を築いた。



ライヴ中妙に見晴らしがいいなと思っていた。満員なので入口付近で観たのだが遮るものがなくステージがよく見える。観客の背が低いのだ。モーサムにしては女性客が多くね?と感じたが、演奏が終わり客電が点いたら何と!女子率が異常に高い。ってか観客の9割が女子。ジャニーズか???女子校の学園祭に迷い込んだような場違いなアウェイ感にいたたまれずロビーに退避。オレンジレンジってアイドルバンドなのか....?。

数十年間様々なライヴに通ってきて、観客のノリに衝撃を受けたことが3度ある。20年前のスラッシュメタル・バンド、ニュークリア・アソルトの来日公演で津波のようなダイヴの嵐に驚愕、初アーバンギャルドでアーバンギャル&ギャルソンの一糸乱れぬ旗振りに唖然、でんぱ組.incでは間近で観るヲタ芸に愕然。そして今回のオレンジレンジ。黄色い歓声が飛び交う中、演奏が始まると最前列から最後尾まで女子全員が一丸になってジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!。数少ない男子は一緒にノルか腕組みして見守るか、いずれにせよ爆発する女子パワーに完全にお手上げ状態。まさにヲタ芸の女子版である。80年代終わりにクラブチッタ川崎がオープンした当時客のジャンプの振動で周辺が地震状態になり問題になったことがあるが、800人の女子が一斉にジャンプする様は驚きを通り越した異次元空間だった。もの凄いものを見てしまった。男子禁制の秘密の花園.....。




Twitterででんぱ組.inc出演イベントがあることを発見。"レンジショック"にクラクラする頭を抱えて渋谷タワレコへ向かう。



TOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA レギュラー番組
第2回「南波一海のアイドル三十六房」
南波一海 嶺脇育夫 相沢梨紗 最上もが、夢眠ねむ(でんぱ組.inc)リル・クミン

タワーレコードとドミューンが、タワーレコード渋谷店を拠点にオリジナル番組の配信や“SHIBUYA!カルチャー”の情報発信を行う新しいカルチャー・プラットフォーム「TOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA(タワーレコードミューン シブヤ/以下TRDS)」にて、アイドル応援&紹介番組「南波一海のアイドル三十六房」をレギュラー配信。音楽ライター南波一海氏が総合司会を務め、アイドルの魅力を多彩な角度から伝えるトーク番組。タワーレコード代表取締役の嶺脇育夫社長も番組企画に完全コミット、準レギュラーとして出演。また、地方アイドルやまだあまり知られていないインディーアイドルの中から、南波一海と嶺脇社長がその耳で選んだオススメアイドルグループも出演、ミニライブを行う。
(Musicman-NETニュースより)

この番組の第1回はスマイレージ和田彩花が出演したとのこと。今回の第2回目は私のアイドル筆おろし体験のお相手でんぱ組.inc。彼女たちがライヴをするのかと思ったらトーク出演のみで結成1年目の3人組リル・クミンがミニライヴを行った。 緊張気味の3人を手拍子やコールで温かく迎えるヲタの方々。アウェイからホームへ戻ったかのような居心地の良さを感じる。

トークは主にでんぱ組.incのニューシングル「W.W.D.」の話。"生きる場所なんてどこにもなかった マイナスからのスタート、舐めんな!"とコメントされたこの曲の歌詞には一見華やかそうなアイドルの本当の姿がヴィヴィッドに描かれている。いじめ、引きこもり、ネットゲーム依存、メイドカフェ通いなどが語られる歌詞はすべて実話だという。トークで3人の暗い生い立ちが明らかになる。売れっ子アイドルも数々の苦労や悩みを抱えて生きる普通の少女だということを実感、思わずもらい泣き(嘘)。

以前でんぱ組.incのことを"アイドル界のスラッシュメタル"と書いたことがあるが、6分近い「W.W.D.」は最初10分のプログレナンバーになる予定だったとのこと。急転直下の目紛しい展開はでんぱ組ならではの切れ味。座ったままでPVやCDに併せてヲタ芸を披露するお客のノリがオレンジレンジの女子ファンと重なる。気がつくと一緒に振りを真似ていた。次第にヲタ化する自分が愛おしい。





ファンならば
やってみようぜ
ヲタ芸を

年末へ向けて翌日から二日連続サイサイのイベント、年明け一発目は最注目のネコ系音響派アイドルいずこねこ。アイドル畑がオレの庭になりつつある。



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