おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

泥舟から逃げ出す夕張市職員

2007年01月10日 | Weblog


夕張市職員の早期退職希望者が130人を超えたそうな。
これって、職員の約半分が退職することになるのだという。
部長・次長職は全員辞める。

課長職は32人中29人、主幹職は12人中9人、係長・主査職は76人中45人、一般職が166人中46人だそうだ。

再建計画では、今年度は定年を含む83人の削減を見込んでいたという。
でその後に、段階的に削減して、2010年度に全国最低レベルの71人以下とする計画だったそうな。

ところが、今年3月末の退職者が110人に達することがわかり、月末までにさらに40人余りが希望退職を申し出たという。
なもんだから、一部業務に支障が出そうだという。

公務員の皆々様は、我先に沈没船から逃げ出すネズミだったというわけじゃ。
そりゃ生活もあるかしらん。
とはいえ、市役所職員の皆さんにあられては、公僕(パブリック・サーバントの直訳じゃ)の意味をわかっておらんようじゃ。

いいかい、市民の皆さまの「下僕」が公務員なのじゃよ。
それが市民を見捨ててトットと逃げ出すのだという。
世間は許しても、おぢは許さんね。

黒澤明の名作「生きる」をご存知か。
志村喬(たかし)が、末期がんに侵された役場職員を熱演しておった。
余命を市民のための小さな公園づくりに奔走し、出来上がった公園で「ゴンドラの歌」をしみじみ歌うラストじゃった。

「♪いのち短し、恋せよ乙女…」ってね。
夕張市役所職員の皆々様は、この映画でも見て、公務員の何たるかを考えていただきたいもんじゃ。
まぁこの際は、市役所に残られた皆さんにエールを送ろうかねぇ。