東京でさくらが開花したそうですね。
1990年と並び過去3位タイだそうです。
しかも全国一番乗りとか。
花のお江戸は温暖化に加え、ヒートアイランドってこともあるんでしょうか。
一方、札幌は雪がちらついていましたです。
三寒四温ってことのようで、行きつ戻りつ北国にも遅い春がやって来ます。
そんな中、18日積丹岳で雪崩が発生、スノーモービルに分乗していた4人が死亡いたしました。
亡くなった方には心からお悔やみを申し上げますが、今回の事故、ちょっと無謀でした。
おぢたち山スキーヤーはかねてからスノーモービルの傍若無人さにほとほと手を焼いておったのです。
山の暴走族と呼ぶ方もおりますです。
ある意味、起きるべくして起きた事故といえましょう。
山スキーヤーや山ボーダーは、現在地や高度を測定するGPSを所持しています。
多くの方は雪崩にあったときのために、埋まった人を探す折りたたみ式の細い金属棒のソンデ棒、いち早く埋まった人を発見するためのビーコンを常備していますです。
そんでもって、雪崩を誘発させないよう、気遣いながら登ります。
場合によっては雪崩が起きないかどうか、弱層試験も行うのでございます。
ところが、スノーモービルの皆さんがそうした装備や試験やらをしているという話は聞いたことがござりません。
ただただ、山の中を高速で走り回るのです。
中には山中で雪にはまって動けなくなり、そのまま放置されるスノーモービルもあちこちにあるやに聞きます。
数百キロもの重さがあるので、どにもこうにもならんというのです。
今回の事故を教訓にスノーモービルの皆さんに、も少しお山の厳しさ、危険を知っていただきたいもんです。
それにしても4人もの犠牲者が出るなんて、むごい事故でした。
今回、雪崩を誘発した1台のスノーモービル。
運転していた方の心情を思うと、やりきれませんね。