おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

アレキサンダーさんが亡くなりました

2007年03月27日 | Weblog

アレキサンダーさんが亡くなったと、おぢ御用達の焼き鳥屋「福鳥」で聞きました。
ショックでした。
アレキサンダーさんは、白系ロシア人ですが、心はニッポン人、いやニッポン人以上にニッポン人らしいお方でした。

ロシア革命のとき、父母がニッポンに亡命しました。
名横綱として知られる大鵬関と同じパターンです。
たぶん、生まれも育ちもニッポン。
三男がおぢの中学の同級生でした。

ですからアレキサンダーさんは、中学校の先輩。
見た目は、どっからどうみてもロシア人、っていうか美形の西洋人でした。
時代背景もあって、差別もあったかもしれません。
だけどもそんなことは一言も言わない「義理と人情」「先輩、後輩を大事にする」人でした。
目は青いけど、ホントのニッポン人でした。

三男が二十代で亡くなったから、時おり福鳥でお会いすると、ご馳走していただきました。
弟の昔話、中学校の思い出などなどあれやこれやお話いたしました。
弟の死に関しては、無念の心情が溢れていて、言葉もありませなんだ。

あるときは、札幌の有名すし店「まる寿司」でご馳走になりました。
食べて1万5千円のお店、札幌では高級店の一つです。
で、さらには円山公園近くの御用達のお店にも連れて行っていただきました。
気持ちは、亡き弟と飲んでる気分だったかもしれません。
ちょっと寂しげでもありました。

母親が亡くなって、通夜も葬儀も涙が出なかったおぢでしたが、アレキサンダーさんの訃報には涙してしまいました。
近しい人が亡くなるってのは、心底しんどいです。