アメリカのウォールストリート・ジャーナルが、「1930年代の大恐慌以来という住宅価格の下落」が起きる可能性があると報じている。
今朝のTV東京・モーニングサテライトで放送しておった。
理由はと言うと、例のサブプライムローンの焦げ付き問題が深刻化したため、だとか。
サブプライムローンってのは、過日も書いたけど、低所得者層向けの住宅ローン。
とにかくデタラメな審査で住宅ローンを貸しちゃう、トンでもないローンらしい。
これがかなり焦げ付いて、自己破産やら何やらが続出状態なのだそうだ。
ようはアメリカの不動産バブルの崩壊じゃ。
今回の問題は、「大恐慌以来の住宅価格下落」というところに尽きる。
つまり、80年近くも上がりっぱなしだったアメリカの不動産価格が、下がったわけ。
おぢが時々お邪魔しておる「グッチーさんのお金持ちまっしぐら」でも指摘しておる。
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/
ただ、ニッポンのバブル崩壊ように深刻にならない理由について、グッチーさんはこう述べておりますです。
「唯一の違いはあっというまに不良債権の処理が進むことでしょうか。2年くらい停滞するかもしれませんが、回復が早いというのがアメリカの特徴です。」
ニッポンと違って、不良債権処理がトットと、どんどこ進むってことのようです。
それでもサブプライムローン問題は、要警戒だとと思いますです。
なんせ80年も続いた神話が崩壊するってことで、アメリカ人の心理的な影響だって排除できませんです。
逆な見方をすると、土地が80年も上がり続けたってことは、なんだか永遠に土地が上昇する気分にアメリカ人がなっていたとしても不思議はない。
この問題については、日銀の福井総裁は、米経済の先行きについては「住宅市場を中心に調整過程にあるが想定の範囲内」と、軟着陸に向かうとの見方を、G7で記者団に示したというけれど、そんなに楽観していいんだべかねぇ~
ニッポンの最果て住むおぢにはよく分かりませんですぅ。
何ごともなく、日米ともにめでたく株価が上がってくれるのが、とってもいいんだけどさ。
そんなに甘くないとは思うけど…