おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

北海道新幹線

2007年04月20日 | Weblog
ここんとこ、多少体調がよろしくなくて、昨日もブログお休みいたしました。
おぢの場合、天候と体調が密接に関係しておるようで、どうにも困ったもんでござります。
年取るってのは、こういうことかいなぁ~。

宮崎県でアジサイが咲いたり、山梨県でボタンが咲いたり、四国の香川県では茶摘が始まったり、北海道を除いたニッポン国は初夏の趣。
それにひきかえ4月、5月の北海道はまだまだ寒い。
道産子だって時々嫌になっちゃいまぁ~す。

そんなわけで、気候や習慣だけみれば、北海道はニッポンではござりませぬ。
こちらに移住希望のお方はそこんとこ踏まえておいてくださいね。
4月、5月の寒い北海道が気に入らないお方に、移住はお薦めできませぬ。

さて、そんな北海道には新幹線というものがござりません。
昨年、新青森-新函館間の工事が着工したそうで、とりあえず新幹線は北海道に上陸することになりましたです。
で、問題はこれから先、札幌へ伸ばすかどうか。

地元経済会も国会議員も札幌へ伸ばすことにチョー熱心でございます。
反対するお方はごく少数派でござりましょう。
悪いけどおぢはそのチョー少数派じゃ。

んなわけで、飛行機と新幹線を比較してみましたです。
東京⇔札幌間は、まず自宅から新千歳空港までなんだかんだで1時間、飛行時間が1時間半、羽田から東京都内の目的地までおおまかに30分程度、でトータル約3時間半でござります。
新幹線が開通すると、東京⇔札幌間は約4時間なのだそうじゃ。

つまり、所要時間で比較すると30分程度、あんまり変わらんということじゃ。
これだけみれば、新幹線建設する意味あるんかい、となる。
ただ経済界は、この程度の所要時間の違いだと、飛行機利用者の半分が新幹線に流れるのだという。

試算によると、東京⇔大阪間の場合は、新幹線と飛行機の所要時間はほぼ同じ。
そこで新幹線の利用率は80%以上だそうだ。
一方、新幹線の方が約二時間長くなる東京⇔福岡だとこれがわずか9%に留まっちゃうそうな。
東京⇔福岡でいえば、圧倒的に飛行機が有利ってことのようだ。

そこで東京⇔札幌間だけど、時間差がわずか30分だから半分は新幹線に流れるという論理。
なるほどねぇ~。

この新幹線ルートはすでに決っておって、函館からニセコ、小樽を経由して札幌へ行くのじゃ。
ということは、おぢの小屋のご近所にある無人駅・比羅夫駅は、廃止になる。
新幹線が通ると在来線は廃止されることになっておるためじゃ。
何が困るってこれが困る。

これからぢぢぃがさらに進化するってのに、駅がなくなるのはとっても困る。

しかしじゃ、新幹線建設に伴う費用は1兆800億円。
ぜんぶ税金じゃ。
ってことで、いまのニッポン国では財源の見通しは立つわけもないのじゃ。
いがったぁ~
おまけに、「北海道民は新幹線誘致にあまり熱心ではない」、というのが中央の見方のようじゃ。

建設される新幹線は、函館から札幌までの75%がトンネルになるのだそう。
確かにそのほうが雪害もないし、早いことは早いけど、ほぼ真っ暗闇の中を突っ走るという、なんだかなぁ状態。
在来線さえ残してくれるんなら、お好きにしていただいていいんだけど…