米バージニア工科大学で乱射事件があり、32人が殺されたという。
いやはやアメリカという国は、怖くて怖くて…
とっても旅行などする気になれませぬ。
タダならしかたがない、行ってやるかも知らんけどね。
それにしても乱射事件がこんなにも頻発しちゃう国って、どっからどうみてもおかしなことになっておる、と思う。
いっぺんに32人を殺しちゃうってのは、もう虐殺レベル。
99年に起きたコロンバイン高校の事件は、大変な事件だと思ったけど死者は13人。
「ボーリングフォーコロンバイン」ってドキュメント映画になったのも記憶に新しい。
でも今回はこれを大幅に上回り、一気に3倍近い大量虐殺じゃ。
猿ブッシュはこの事件に関する声明を発表し「惨劇の犠牲者と家族に哀悼の意をささげ」たそうな。
これに付け加えて、「人々には銃を保有する権利があると信じる」とのたまった。
こんなこと付け加えなくてもよさそうなもんだけど、実はそれなりに理由がある。
アメリカ議会は一昨年、乱射事件が発生しても、「武器メーカーの責任を問わない法律」を成立させておるのだそうだ。
武器メーカーは「銃で何人死んでもわたしら関係ありません!!」というのじゃ。
この法案成立に政治的な圧力をかけたのは「全米ライフル協会」。
米保守派と結託した全米ライフル協会の、政治的な影響力は絶大じゃ。
「無理が通れば道理が引っ込む」ってこと。
イラク戦争で大勢の米国人が死んでおるけど、儲かっておるのは武器メーカー。
なんてったって、武器は消耗品。
戦争は消耗品を生み出して、米経済にとってはまことにけっこうってことじゃ。
そんな戦争に乗っかっておって、ニッポンにメリットなんてあるんかい?
さて、かのお国では、熱いコーヒーをこぼしてババが火傷し、これが訴訟になって、マクドナルドかなんかが莫大な慰謝料払っておる。
ほかにも「電子レンジで猫を乾かして」殺しちゃったアホウが、訴訟を起こし、でもって勝訴。
そんなお国柄というのに、こんなに人を殺しても武器メーカーには何の責任もないってんだから、大笑いじゃ。
笑えない事件だけどね。
アメリカに生まれなくてよかったなぁ、としみじみ思いますです、ハイ。