おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

言葉の軽さだけは天下一品の総理

2011年06月09日 | Weblog

午前7時の気温はプラス15度。初夏だなぁ。どうにもこうにも初夏でござる。英国なんかでは春のそよ風を「スプリング・ブリーズ」などと呼んで、爽やかな感じだけれど、初夏のこういう清々しいそよ風、どう言うんだろ? 

そんなこんなの今日この頃、おぢとハニーさんはきのう、草刈りに追われましたです。今年初めての草刈りなのじゃ。ってことで、ボウボウに伸び放題。雑草は、一丁一石にはいかない長さになっておって、この夏一番という暑さの中、作業はさっぱり進みませんのでした。

ということで、きょう午前中も草刈正雄の続きでござる。で、今月中には、薪を取り込んで、煙突の掃除して… あれやこれや、冬の準備なのでござる。初夏なのに冬の準備、山暮らしとはそんなもんでござります、ハイ。

そんな折も折、札幌の旧友Iが今夜泊まりに来るそうな。2度目の東北ボランティアの旅から帰ってきたそうで、ようは報告会なのじゃ。というか、それを名目にした単なる呑み会なのじゃ。気のおけない友人と酒を酌み交わすわけ。ただ酒呑むだけなんだけど、なんだか元気が出るなぁ。

論語でいうところの「有朋自遠方来 不亦楽 」。「朋有り、遠方より来たる。亦た楽しからずや」ってことでござります。そんな遠くないところから来るけどね…

さて、カンが総理になって1年だそうな。毎日新聞は、「就任直後の参院選で公約した消費税率引き上げのように、思いつきで打ち上げては言いっ放しに終わった発言も多く、首相の言葉の軽さが短命政権を象徴している。」そうな。まことにごもっともじゃ。

所信表明演説では「有言実行内閣」「熟議の国会」を掲げ。代表選後の内閣改造では、民主党の国会議員全員の参加で「412人内閣」をぶち上げた。だけど、さっぱり!! いまでは、小沢グループと確執がのっぴきならならないところまできて、党は分裂含みじゃ。言葉だけなのよ、この男。

政務三役の一人は、「東電本店に乗り込んで(福島第1原発からの)撤退を阻止したことは唯一の功績」とのたまったそうな。ついでながら、思いつきで大成功したのは、浜岡原発の停止でござろうか。後先も、内部の根回しも、政治的な手続きも、丸きり、なんにもなくて、唐突な停止でござった。総理失格だけど、結果オーライでござる。

市民運動家なら、ここは、「国内の原発はすべて順次停止する」ぐらいは言ってほしかったけど、なにせ能力不足ゆえ、何もかにもが中途半端でござった。もう2度と、アホウに総理などさせては、いけませぬ。

8日に都内で講演した、古川貞二郎元官房副長官は、菅直人首相について「この時期に、もっともふさわしくない方を総理に選ばざるをえなかったのは日本の不幸」と厳しく批判したそうな。ありゃりゃなことで。

尖閣諸島沖で昨年9月に発生した中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事件も、口あんぐりの決着でござったねぇ。あれやこれやの事件に大震災に原発事故。よりによって、ここまでアホウな総理の時に起きなくてもいいのにねぇ。ニッポン国が地に落ちた1年でござった。ああ、情けない、情けない。