午前7時の気温は、プラス18度。きょうは暑くなりそうでござる。おぢは昨日の疲れが取れませぬ。ぐやしいけど、歳ですなぁ。
ここんとこ、日経新聞で、東電を擁護する論調が目立っておりましたです。「毒まんじゅう」を食らった記者やら会社らが、東電の株主総会を前に、盛んにアドバルーンを上げておった。早く原発動かさないと、やれ、「電気代が上がる」とか「企業がニッポンから出ていく」とか。
電力会社の社長や会長がトップを務める地方の経済界や中央の経済界も、こぞって電力会社擁護でござる。なんかおかしくないかぁ? そもそも、韓国の電気代の3倍、世界一の電気料金という、とんでもない高コスト体質が我がニッポンの電力会社じゃ。
そもそもそこに問題があるのじゃないか??? なのに、原発を動かさないと、さらに電気料金が上がるという。おバカなことを言ってはいけませぬ。まずは電力会社の高コスト体質を見直してからじゃろう。手っ取り早いのは「発送電分離」だとは思うけど…
地域独占企業で、ようは競争相手のまるでいない電力会社が、なんで広告宣伝費を湯水のようにじゃんじゃん使うかといえば、その総額の3%が電力会社の利益になるという、不可思議な制度、法律があるからじゃ。おかげさんで、中央も地方もTV、新聞は、すっかり「毒まんじゅう」にやられて、正しいことが言えないことになっておる。
最近、TBS、TV朝日は奮闘してますけど、日テレ、読売テレビはホンにどもこもならん。企業ぐるみで毒まんじゅうまみれなのじゃ。鵜呑みにしていたらエライことになりまする。
話は戻って、電力会社じゃ。電力会社では、その他の経費も同様に、その総額の3%が利益。だからコストを上げれば上げるほど、利益が増えるという、とんでもない構造でござる。一般企業がコスト削減で、汲々としておるこの時代に、金を使えば使うほど、会社の利益が増えるというどもこもならん体質が、世界一高い電気料金、韓国の3倍という電気料金を実現しておる。
なのに経済界は、電力会社擁護じゃ。そりゃ、原発からなかにから経費は湯水のごとく使う会社じゃ。その方が儲かるんだから、経費に糸目はつけませぬ。おかげさんで、ゼネコン等々、建設関連会社にとっては、まことにありがたいスポンサー。足を向けては寝られませぬ。
だから電力会社の擁護ってわけ。ニッポン企業が国際競争力をなくしかねない元凶は、そもそも電気料金が高いからではないのかねぇ。それをさらに上げるってどういうことよ??? これぞまさに本末転倒でござる。
こういう体質をしっかり明らかにして、国民に問いかけるのが、経産省ではないのかね。電力会社の走狗と化してどたばた擁護に走る官僚さまは、日本国を滅ぼす気かね。ホンに頭にきますです。自分の所属する党の党員にも見放されるカン総理にも呆れますけど、その話はまたあしたのココロだぁ!!