午前8時の気温は、零度。じゃんじゃか雪が降っておりまする。昨夜は屋根を叩き付ける豪雨。
でもって、冬の汚れもすっかり流された。と思っておったら、つい先ほどから雪と風でござる。ニッポン国中、春の嵐が吹き荒れておる。
いつも「行きつ戻りつ」などと書いておるけど、なんだかすっかり冬に逆戻りしたような朝でございます。4月にもなると、どうにもこうにも、春が待ち遠しいのよねぇ。
写真はいつもの薪小屋じゃ。昨夜の雨で雪解けは進んだようで屋根がだんだん見えてきた…
さて、大飯原発再稼働を巡って、きのう初の閣僚会議が行われたそうな。メンバーは、野田どじょうにスポークスマン藤村、不倫イケメン細野、それに赤い幹事長といわれた仙石じゃ。
で、会議の冒頭、野田どじょうは「4人でしっかり政治判断したい」とのたまった。当初から野田内閣は再稼働に「前のめり」だったのでござる。
大飯原発を巡っては、地元福井県知事はもとより、隣接する滋賀県や京都府の知事も反対しておる。これまで滋賀県や京都府は蚊帳の外。
しかし、今回のフクシマ事故でわかったように、これまでいうところの「地元」の範囲では、どもこもならんです。
大飯原発の東側にある滋賀県など、事故があればもろに放射能汚染に晒される。しかも琵琶湖は遠く大阪府までの水源でござる。
これが放射能汚染されたなら、関西では水が飲めませぬ。加えて我がニッポン国は、「地震の巣」状態。
「大飯原発周辺の3つの断層が仮に連動して動いても、安全性は保たれる」とした関電の判断を、原子力安全・保安院は「妥当と評価」しておるって、どうよ?
再稼働したくてたまらん関電の判断をうのみだもなぁ。客観性ってもんが丸きりござりませんです。
事実、大飯原発にはフクシマ第一原発のような「免震棟」もない。この重要免震棟がなければ、作業員からなにから放射能に汚染されて、事故の収束どころではありませぬ。
深刻な事故が起きた時、どこで現場の指揮を取るというのかね。それで再稼動って、事故の時はどうするのよ?
さらに、1次のストレステストが妥当だとしても、深刻な事故が起きた場合にどう対応するかを問う、第2次ストレステストがどうか、ここがフクシマ以降の最重要課題ではないのかね。
「水素爆発は想定外」はもう通りませぬ。水素爆発をしないためにどうするか、爆発したらどうするか。ここらをしっかり確認し出来ないようでは、再稼働などあり得ないのではないのかね。
経産省の官僚さま主導による原発再稼働、この際は「亡国のシナリオ」と申しておきましょう。