おぢのニセコ山暮らし

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原発事故で「政治責任を取る」、枝野ドアホウ発言の笑止千万

2012年04月11日 | Weblog

午前7時の気温は、プラス5度。曇り空で、いまにも雨が降りそうな空模様でござる。

きょうこれからの雨で、雪解けは一気に進むのでしょうな。

なにせきのう段階で、この冬豪雪で大騒ぎした岩見沢市の積雪は96センチ。我が倶知安町は135センチでござる。

岩見沢に勝っておる、参ったか。誰も参りませんね、スマンこってす。

さて、きのう大阪府市統合本部は、関電を呼びつけて府市エネルギー会議を開いたそうな。

ここでの関電の発言、聞きましたぁ、びっくり仰天、驚きましたです。

「電力が足りる足りないにかかわらず、全ての原発を動かしたい」のだそうな。フクシマの反省もないままになんちゅうデタラメ発言か。

TV見ておったら「国のエネルギー政策を考えた場合…」と一地方の電力会社が、国のエネルギー政策まで口を出す高慢ちきぶりじゃ。

呆れてモノがいえませぬ。それよりなにより、ひっくり返ったのは「ただちに健康被害はない」と何遍も三遍も言いおって、福島県民を大量被ばくさせたことの責任を、なんら取っていない枝野経産大臣じゃ。

きのうの会見で「福島第一原発の事故を超える規模の地震や津波が起きた場合の対応が 不十分ではないかという声」にこう述べた。

「我々が今持っている知見では把握しきれない、予想を超えるもの(地震・津波)があり得る。 じゃ、どこまで対応するのかと。おそらく100メートルを超える津波が来れば、 日本中の原発が全部水かぶって全電源が止まる。それを全部想定するのか」

こういうのを居直りと世間ではいいます。おバカでござる。「想定外を想定する」と外国で言ったのは、野田どじょうではないのか。

さらに「政府が今後、大飯原発の再稼働を決めた後で、 その判断がもとで大きな事故が起きた場合には、政治が責任を負う」と述べておる。

「ただちに健康被害はない」と述べた責任も取らんで、なにが事故が起きた場合の責任じゃ。

第一、大飯原発が事故を起こしてしまったとしたら、政治はどう責任を取れるというのかね。大飯原発から東は、すべて放射能まみれでござる。

政治が、放射能汚染を完全除染できるのか。笑止千万とはこのことじゃ。

野田内閣は、今回の「新基準」で再稼働するといっておるけれど、85項目の基準のうち、33項目は先送りでござる。

3分の1近くの項目を先送りって、フクシマの反省がどこにある???

防潮堤のかさ上げは先送り。チェルノブイリ事故によりヨーロッパすべての原発についているというベントのフィルターも先送り。

あれもこれも先送りで、もし3連動地震が明日起きたらどうするのかね? 責任なんか取れるものではござりません。

ニッポン経済がアジャパーになる可能性があるのが、大地震が迫っておる中での再稼働なのじゃ。

復興のめども立たない福島県民の血と涙、どうしてくれる!!