おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

もう会話もできません

2007年02月12日 | Weblog


今朝はいい雪がタップリ降りました。
いつもなら、「さぁ行くぞぉ!!」と思うところでしたが、ババのことが気になって、どうにもそんな気分にはなれませなんだ。
なもんだから昼前、ハニーと共にババの病院へトットと向かいましたです。

いつものように寝てはいました。
声をかけたけど、2度ほど目を開けただけで、何も喋りません。
先週の木曜までは弱々しい声ではあったけれど、会話ができたのに…
いまは話をすることさえ、もうままならない状態でした。

わずか4日間で、急に衰えてしまったのです。
正直ショックでした。
問いかけても反応がないわけで、これはいくらバカ息子でも辛いもんです。
こういう時、男は何の役にも立ちません、なす術がないのです。

ハニーはというと、優しく足をマッサージしました。
足の爪も切って綺麗にしてあげました。
おぢはハニーに感謝の気持ちでいっぱいです。
ババも感謝しておるに違いありません。

これからはいよいよカウントダウンとなります。
あれこれ想像すると、ひとりなら、かなりしんどいわけですが、優しい彼女となら何とか乗り切れそうでおます。
良い人と出会えたとしみじみした一日でした。

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2 コメント

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おぢさま、しっかり・・・ね (あとむくん)
2007-02-13 15:42:46
おぢさま、このブログを読んで泣きました。身につまされ涙が止まりません。

私も以前母を看取った時、闘病中の母に「頑張ってね」と何度も声を掛けました。それに答え母は「頑張るね」と言い、頑張りました。病状が快復したり、危篤になったりを繰り返し、ジェットコースターのような10ヶ月でした。そして、どうやっても病状が好転しない時、母は私が言った「頑張ってね」という言葉に、初めて「こんなに頑張っているのにこれ以上何を頑張るの」と言いました。返す言葉がありませんでした。
それから私は「頑張ってね」と言わなくなりました。
それからしばらくして、どうにもならない状況が分った時、病室で母と抱き合って泣きました。声を押し殺して泣きました。それしか成す術はありませんでした。

ですから、おぢさまに「頑張ってね」と言えません。
だって、おぢさま頑張ってますから、お母様を支えてベストを尽くしていますから。
だから、苦しい時は吼えましょう、悲しい時は泣きましょう、私は、胸が張り裂け気が狂いそうになり、夜中に飛び起きて叫びました、泣きました、夜中中公園を歩き回りました・・・・・。

おぢさまが書いているように、ハニー様が居るので本当に良かったですね。一人では辛すぎます。
心優しい素敵な人と出合って良かったですね。
お母様も喜んでいらっしゃいますよ。心から。
ハニー様に頼って、少しでも何分の幾つかでも救われてください。
だから、おぢさま、「しっかり・・・ね」とだけ申し上げます。

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Unknown (おぢ)
2007-02-14 21:03:39
あとむくんさん、こんばんわ。
返事が遅れてごめんなさい。

>初めて「こんなに頑張っているのにこれ以上何を頑>張るの」と言いました。

これって切ないですね。
うちのババの場合は、一切治療をしませんでした。
本人もガンとは知りませんでした。
何も頑張りませんでした。

それはそれでよかったと思っています。
東京の旧友Tの奥さんの場合は、若かっただけに治療もしながら、明日への可能性を探りました。
当然です。

奥さんは頑張りました。
本人も親族もきっと辛かったと思います。
心中察して余りあります。

ババの場合は、QOLだけを考えました。
静かに、穏やかに、です。
それはどうやらなんとか…と思っています。
ほとんど辛くない、痛くない時間を過ごせたのが救いです。

お気遣い、ありがとうございます。


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