午前6時の気温はマイナス2度。デッキには10センチほどの雪が積もってます。
雪はときおり深々と降り積もったり、ぴたりと止んだり。そんなことを繰り返しております。
って書いておったら、つい先ほどから、ジャンジャン、どんどん降ってきた。
とうとう来ました!! そんなことで、さっそくデッキの除雪をしてまいりました。
きのう日中は最高気温がプラス8度にもなって、おととい降った雪はすっかり融けたのですが、再びどこをみてもすっかり雪景色でござる。
そんなことで、除雪機のメンテナンスをきょうにもお願いすることにいたします。
なにせ去年は「初雪が結果として根雪」だもんねぇ。のんびりしてるわけにはいかないのでござる。
さて、
政府が減反廃止の方針を出したそうな。
まことにけっこうでござる。
ニッポン農業が瀕死の状態になったのも、この減反政策のおかげもあるのです。
やる気もない農家にずるずるダラダラとカネをばらまいて延命させ、やる気のある農家の意欲を削いできたのがこの政策。
企業に参入してもらい、やる気のある農家が頑張って、農家が自由にコメや野菜を売ることのできる環境を整えれば、ニッポン農業はたいした魅力的な産業になるとおぢは思っておる。
我が家では今年からブランド米の産地、お近くにある蘭越町の農家三浦さんちのおコメを食べております。
これまでは同じ蘭越町のお米屋さんから買っておりました。
値段は三浦さんちのゆめぴりかが5キロ2500円と数百円高いのですけど、旨い上に安心なのでござる。
お米屋さんのコメが不味いわけではありませんが、同じらんこし米とはいえ、当然のことながら、あっちの農家のコメととこっちの農家のコメをブレンドしておる。
同じ蘭越町内でも、場所によって、美味しかったり、美味しくなかったりということがあるそうだ。
だからブレンドする。
だけど、いまは三浦さんがつくったおコメです。パッケージには奥さんの写真が載っておったりして、出所がはっきりしておるだけに安心なのでござる。
これだけで美味しい気がしちゃう。
少なくとも、我が家が食しておるおコメには「誤表示」という名の偽装はありません。
安心安全のおコメなのです。
っていっても、まだ三浦さんがどのあたりで、どうお米をつくっておるのか見たことがありませんので、来年は三浦さんを訪ねてみようと思います。
ことほど左様で、消費者と農家の信頼関係がしっかり構築されると、いくら安いおコメが入ってこようと、ニッポンの賢い農家の経営は揺るぎません。
農協抜きで販売しておるから利幅も大きい。
ところが、これまで減反政策におんぶにだっこして、手抜き農業でコメを生産し、休耕して補助金を貰い、農協に作物を卸すだけだった農家はピンチを迎えます。
農業の「農」に関する知識は豊富でも、「業」(なりわい)、つまりは経営感覚のない農家の先行きはなくなる、ともいえるのです。
そこへもってきてTPPでござる。チョー安いけど、誤表示も偽装もありそうな輸入食品、輸入食材がドンドコ入ってくる。
アメリカ産トウモロコシは、88%が遺伝子組み換えだそうな。
しかも我がニッポン国、トウモロコシの世界最大の輸入国だっていうから、クラクラいたします。
主に家畜の飼料や食用油、コーンスターチなどの加工食品に使われておるのだそうな。
遺伝子組み換え食品、有無を言わさず国民の口に入っておるのです。
さらに今回の問題で明らかになったように、ホテルや一流レストランだって、多少怪しい食材でも「安けりゃいい」ってことで使われる可能性もある。
そんなことで、この先外食はお店の選別、選択をしないと何を食べさせられるか分からない、さらに怪しい時代に突入するのです。
世界に誇る「和食」も危機を迎えておると思うのはおぢだけか???
なにが「お・も・て・な・し」かよくわかりませんです。
おぢに出来ることといえば、値段は少々高くてもガンバル農家を応援することぐらい。
幼いお子さんがいる家庭では、少々値段が高くても子どものために安全な食材を食べさせてほしいけど、アメリカ産の怪しい牛肉のハンバーガーなんかを有名ファストフードの店で食べさせてる母親見ると、なんだかなぁ、と思ったりもするのです。
「貧すれば鈍す」ってことで、国民がもっと豊かにならんとヤバいなぁと思う雪の朝なのでござる。