おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

北電は「値上げ」、他社は「値下げ」の不思議

2013年11月01日 | Weblog

 

 午前6時の気温は零度。

段々寒さにも慣れてきたのでしょうか、外に出てもさほど寒さを感じません。

そういえば、隣りにある旧友別荘に、沖縄の一家が冬の間、しばらく宿泊しておったことがありました。

沖縄に帰るという日だったでしょうか? とても寒い日でした。

子どもふたりが、外で寒そうにしていたところへ「きょうは寒いねぇ、マイナス20度だ!!」とおぢが言ったとたんです。

子どもたち、ワンワン泣き出した。

「マイナス20度」に反応したのです。それまでは、なんちゅうことなかったのにねぇ。

気持ちの持ち様というか、気分の問題というか、なんなのでしょう。

冬は日中の気温が20度程度と知ってる沖縄の子どもにとって、マイナス20度は衝撃だったか?

人の心の中というのは、なかなか推し量ることができないものです。

園遊会で天皇に手紙を渡した山本太郎の気持ちも、よくわかりません。

おぢの大嫌いな小泉純一郎ですが、どうやら脱原発を国民運動にしようと企んでおるらしい。

おぢにはこっちの方がシクッっとくる。

山本太郎の行動、脱原発に水を差さすことにならないとよいのですが、と心配にもなるのでした。

 さて、

きのうの新聞によれば、電力6社は12月に電気料金を値下げするそうな。

石炭とLNGの価格が下がったためだという。

まことにけっこうなことでござる。

ところがギッチョン、我が北海道電力と北陸電力はというと、料金の値上げだそうな。

他の電力会社が「比較的安い天然ガス」による発電も併用しておるのに対し、北電は原発に頼りきり。

火力発電は石油と石炭で、LNGや天然ガスによる発電施設がさっぱりないために、こうなった。

「安定供給」が最も大切な使命であるはずの電力会社にとって、発電システムを多様化するのは、リスク回避の基本ではないのかね?

石炭、LNG、水力など多様化した燃料で発電するのが当たり前田のクラッカーじゃん。

自身の経営の怠慢を放置しておいて、値上げするとはなんじゃらほい!!

「泊原発が動かないから更なる値上げ」だと言われても、そりゃ「あんた方の経営努力が足りなかったため」じゃんか。

電力会社が「地域独占企業」だからこうなる。

ローソンの近くにセブンイレブンや、セイコーマートがあるから、サービスが良くなり、不当な価格にもならんのです。

競合する電力会社が近くにあったなら、安易に値上げなんかできませんってば!!

世間の会社が常に経費をどう削減するか、汲々としておるというのに、電力会社は総括原価方式はなもんだから、「経費の増加は利益の増加」という、まことに妙なことになっておる。

だから業者から購入するあれやこれやの品物や設備は、一般価格の2割増しのいわば「言い値」。

取引しておる会社にとって電力会社は、どこもお得意様。

お得意様の悪口なんかけっして言いませんから、脱原発どころか、原発推進となる。

カネと票をくれるから自民党も民主党も、電力会社にべったりじゃ。

これを支えるのが、総括原価方式で作り上げた「合法的な裏金」だから余計に腹が立つ。

そうやって、電力会社にひれ伏す業者や議員を増やしてきた。

総括原価方式を止めるだけで、電気料金はすんなり2割下がる。

って、こりゃ法律の改正が必要か!!

北電は、まず「ガス発電設備」を整えるべきではないのかね。

ロシアからパイプラインで天然ガスを輸入する計画もある。

「泊が止まっているから値上げ」では理屈が通りません!!

経営の怠慢が招いた赤字なのです、消費者が負担を強いられるって、どうよこれ???