グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

夏の思い出 ウミガメ

2010年09月13日 | 哺乳類、爬虫類、他
今年の夏、大島の砂の浜では3頭のアカウミガメが産卵してくれて、その子たちも無事海に旅立ってくれました。



優しく掘り起こすと小ガメ達も必死で掘り掘り(この夜あたりに自力脱出できそうでしたが)
小ガメにしたらあんなに深い砂の中、這い出してくるのは大変!


生まれたての小ガメは海の中に潜ることができないそうです。


箱入り、後で数えますから。(この時は掘り上げが早かったのでこんなにいました)



小さなカメさんはしっかり海まで歩いていきます(歩かせなければいけないそうです。何でも先回りしてやってあげる事は人間でもカメでもいけないのですね)


みんなで見守っています。
元気でね。又、ここに戻って来てね~。


めでたし、めでたし。と行きたいところ しかし、

残った巣の中にはこんな子達も…

もう少しで孵化出来そうだったのに


もう少し前のもの


未授精だったのでしょうか?


左側は脱出した亀の殻、右側の丸いのはは孵化出来なかった卵。白手袋の心やさしい亀の保護さん達


砂浜の減少で産卵場所も少なくなり、産卵しても気温の変化(今年は特に高温でしたし)台風・降雨など自然環境で。生まれても捕食者にさらされて生き残るのはわずかですが、最大限に守ってあげたいですね。しかし、一般の人がウミガメの捕獲や飼育はもちろん産卵した場所を掘ったりすることは禁止されています。今回の人達もちゃんと許可されている方達です。夏場は海岸の見回りをしたりして亀の産卵が無いか、気温や雨で産卵場所が高温・低温にならないか、台風で産卵場所が流されないか、日夜行動しています。

私達も行動したいものです。大げさなことでなくても
※1つでも2つでもゴミを拾う。(捨てないのはもちろんですが)
※環境について考える。(家の下水は海に繋がっていますし)  

  来年も又こんな子亀さんに会いたいものです        (しま)
コメント (1)
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