繁忙期が終わりに近づき少し時間ができたので、昨日久しぶりにスタッフで、
三原山を歩いてきました。
カルデラの中はちょうどススキの穂が少しずつ開き、
カジイチゴの葉が秋色に染まり始めていました。
歩き出してすぐに、嶋田がルリタテハの幼虫を見つけました。
寒くなる前に早く成虫になって、冬越しの体力をつけようとしているのでしょうか?
ずいぶん派手に葉をかじっています。
なぜかハエがルリタテハに寄ってきて、幼虫の棘を舐めるようなしぐさをします。
追い払ってもすぐまた戻ってきますが、一体何をしに来ていたのでしょう??
しばらくずっと同じ場所にとどまって経過を観察したい衝動に駆られましたが、
それでは、1歩も進めないので今回は観察をあきらめました。(残念~・笑)
少し歩くと今度は、ハチジョウイヌツゲに小さなカタツムリの赤ちゃんが付いていました。
しかも殻が左巻きです!
数少ないヒダリマキマイマイの極小サイズ(3~4mm)。
と~っても可愛かったです!
同じ木ではカメムシの幼虫も数匹、チョロチョロしていました。
葉陰からこちらの様子をうかがっていて、その姿がなかなかユーモラスです。
込み入った模様のカメムシ幼虫ですが、名前は調べきれませんでした。
(どなたかご存知ありませんか?)
ところで、私が今日一番感動したのは、一昨日の鴻池の日記でも報告されていた
シュスランの花です。
葉だけの時は周囲の緑に溶け込んで見つけにくかったのですが、
花が咲いたら、かなりな数が、道の周辺に生えているのがわかりました。
森の中のものより花が少し小さめなような気がしますが、それでも立派なシュスランです。
カジイチゴやオオバヤシャブシ、ハチジョウイタドリ、といった、荒地にいち早く侵入する
逞しいパイオニア植物たちの足元で、見事に花を開いていました。
一体何年ぐらい前から、この場所で生き始めたのでしょうか?
この可憐な花が、風の弱い、木漏れ日の入る森の中から、ホコリのように小さな種を風に乗せ
強風、日照り、貧栄養という全く違う環境に降り立って、その場所で花をつけるまでになる…
それってどれほど大変な事でしょう。
自分自身がこの1年半、吹きつける風や日照り、雨や雪、という悪条件の中を歩いてきただけに、
ここで生きることが、木々に囲まれた森の中で生きるよりもどれほど厳しいか、
良くわかるような気がするのです。
次の世代に命をつなぐため、小さな花を目いっぱい広げるシュスランの花。
何だか神々しいような美しさで、しばらく見とれてしまいました。
火口周辺ではアシタバが花盛りでした。
大島では、降り積もった溶岩礫上の、ハチジョウイタドリとススキの根元に侵入するアシタバ。
普段は日陰にヒッソリ生えている感じですが、この日は目いっぱい背伸びして、
花を開いていました。
天気が良ければ、花の背景に海と伊豆半島が見えたことでしょう。
何度同じ場所を歩いても、毎回違う三原山。
次の山歩きも本当~に、楽しみです。
(カナ)
三原山を歩いてきました。
カルデラの中はちょうどススキの穂が少しずつ開き、
カジイチゴの葉が秋色に染まり始めていました。
歩き出してすぐに、嶋田がルリタテハの幼虫を見つけました。
寒くなる前に早く成虫になって、冬越しの体力をつけようとしているのでしょうか?
ずいぶん派手に葉をかじっています。
なぜかハエがルリタテハに寄ってきて、幼虫の棘を舐めるようなしぐさをします。
追い払ってもすぐまた戻ってきますが、一体何をしに来ていたのでしょう??
しばらくずっと同じ場所にとどまって経過を観察したい衝動に駆られましたが、
それでは、1歩も進めないので今回は観察をあきらめました。(残念~・笑)
少し歩くと今度は、ハチジョウイヌツゲに小さなカタツムリの赤ちゃんが付いていました。
しかも殻が左巻きです!
数少ないヒダリマキマイマイの極小サイズ(3~4mm)。
と~っても可愛かったです!
同じ木ではカメムシの幼虫も数匹、チョロチョロしていました。
葉陰からこちらの様子をうかがっていて、その姿がなかなかユーモラスです。
込み入った模様のカメムシ幼虫ですが、名前は調べきれませんでした。
(どなたかご存知ありませんか?)
ところで、私が今日一番感動したのは、一昨日の鴻池の日記でも報告されていた
シュスランの花です。
葉だけの時は周囲の緑に溶け込んで見つけにくかったのですが、
花が咲いたら、かなりな数が、道の周辺に生えているのがわかりました。
森の中のものより花が少し小さめなような気がしますが、それでも立派なシュスランです。
カジイチゴやオオバヤシャブシ、ハチジョウイタドリ、といった、荒地にいち早く侵入する
逞しいパイオニア植物たちの足元で、見事に花を開いていました。
一体何年ぐらい前から、この場所で生き始めたのでしょうか?
この可憐な花が、風の弱い、木漏れ日の入る森の中から、ホコリのように小さな種を風に乗せ
強風、日照り、貧栄養という全く違う環境に降り立って、その場所で花をつけるまでになる…
それってどれほど大変な事でしょう。
自分自身がこの1年半、吹きつける風や日照り、雨や雪、という悪条件の中を歩いてきただけに、
ここで生きることが、木々に囲まれた森の中で生きるよりもどれほど厳しいか、
良くわかるような気がするのです。
次の世代に命をつなぐため、小さな花を目いっぱい広げるシュスランの花。
何だか神々しいような美しさで、しばらく見とれてしまいました。
火口周辺ではアシタバが花盛りでした。
大島では、降り積もった溶岩礫上の、ハチジョウイタドリとススキの根元に侵入するアシタバ。
普段は日陰にヒッソリ生えている感じですが、この日は目いっぱい背伸びして、
花を開いていました。
天気が良ければ、花の背景に海と伊豆半島が見えたことでしょう。
何度同じ場所を歩いても、毎回違う三原山。
次の山歩きも本当~に、楽しみです。
(カナ)