グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

伊東市からの“伊豆大島ジオパークを学ぶツアー”

2011年06月26日 | ツアー
昨日、まちこん伊東主催「伊豆大島ジオパークを学ぶ」というテーマのツアーを嶋田と二人、案内しました。

“まちこん伊東”さんは、伊東市にある“市民本位の住みよい町づくり”を目指すNPO法人です。
http://www.machikon.org/
日帰りで大島のジオサイトを回る今回のツアーは大人気だったそうで、キャンセル待ちをの方も大勢いらっしゃったそうです。

50名以上の伊東市民の皆さんに大島をお訪ねいただいて、雄大な火山をご紹介したかったのですが…
しか~し!山は“霧”でした(^_^;)。

しかもすごく濃い霧で、山頂の駐車場に止まったバスを降りたら周囲は真っ白…
バス停もトイレも見えませんでした(^_^;)

本当は火口をリクエストされていたのですが、展望が望めないために予定を変更。
三原山から流れ下った1986年の溶岩流先端で引き返し、霧の樹海を楽しむことにしました。

カルデラの中では溶岩流の上に育った、大島らしい植物を観察しながら、ゆっくり歩きました。
皆さんからは、次々に質問が出て、濃霧をものともせずに身近な風景や生き物の観察を楽しまれていました!

霧の中、江戸時代の溶岩流が観察できるエリアへ…。
234年前の出来事を、みんなで想像しながら意見交換中。

この後、1986年に遊歩道をふさいでしまったトゲトゲ、ゴツゴツの溶岩を観察して昼食。

午後は樹海、地層第切断面とまわりました。

樹海は道のない所を1列になって歩くので、人数が多くなると列も長くなり、説明を全員に聞いていただくことはできません。
バスの中で出来る限り、見どころや注意点をお話ししました。
皆さんに、溶岩流の上に再生する逞しい植物たちの景色から、何かを感じていただけていたら嬉しいのですが…。

ツアー中は、本当に様々な方から色々な質問があって、伊東市の皆さんが積極的に今回のツアーに参加されているのが伝わってきました。

大島も頑張らなければ(^^)v

いつも目にしている対岸の風景(大島からは大室山の野焼きや、花火が見えるのです!)
今度伊豆半島の景色を眺めるときは、以前よりもっと親しい存在に感じられるような気がしました(^^)v

ところで昨日はガイドに夢中になりすぎて、すっかり写真を撮るのを忘れていました。
なので今回の写真は“まちこん伊東”さんからお貸しいただきました。

ありがとうございました!

今回のツアーをきっかけに伊東市の皆さんと今後も情報を交換していけたら、とても嬉しいです。

(カナ)



コメント (8)
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