グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

雨の日の過ごし方

2011年06月02日 | 今日の大島
平年より12日も早い梅雨入りで、このところパッとしない天気が続いています。
今日もシトシト雨の1日でした。

こんな日は虫たちの行動を見るのが楽しみです。
両脇が藪になった細い道を歩いていると、結構虫が飛び交います。

右の藪から左の藪へ、そして左から右へ。
パタパタパタ…と、大急ぎで飛んで草に降り立ち、すぐに裏に回ります。

まるで私たちが雨の日に、傘をささずに道路を横断する時みたいです。
やっぱり雨にぬれたくないのですねぇ。

これは、珍しく葉裏に回らずに、表面に止まっていたモンキクロノメイガ。

でもこういうのは珍しくて、やはり雨宿り組が多いようです。

ススキの葉の間に潜んでいたのは…ダニに取りつかれて迷惑そうな(?)サビキコリ。

「ジッと我慢だ。」byサビキコリ。

もちろん雨など意に介さず、興奮状態で動いているものもいます。
クロナガアリが、誰かの卵を襲っているようでした(^_^;)

「ウメ~!雨なんて気にしないぜ!」byクロナガアリ。

おやおや、これは大変…。
雨粒が大きな塊になって、全身に水がかぶさっています。

「重くて動けないよ~」byコアオハナムグリ。

あ、無人(?)のクモの巣があります。

クモは巣を捨てて、避難したのでしょうか?

すぐ横のススキの葉裏に、オオシロカネグモが潜んでいました。

何だか雨粒が、かかなり邪魔そうです。

大小様々な雨粒が付いています。

「チクショー、わずらわしいぜ!」byオオシロカネグモ。

ちなみに今日の虫たちの言葉は全部私の想像ですが(笑)、傘も持たず、屋根つきの家もない虫たちにとって、雨の強さや量って、もしかしたらかなり大きな問題なのかもしれませんね。

今度は大雨の日に彼らの姿を観察しに行かなければ。

(カナ)
コメント
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